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ヨノナカオレ(オマエハオレノ)(銀新)

*図らずも続いてるのでまとめておきます*


1.俺以外とLINEしてたら?
2.ダメ、絶対、現実逃避
3.ヤダヤダ、ムリムリ、弱肉強食



そんな風にしてせっかくの遊園地デートが散々なものになった銀新ちゃんなのですが、まあでもそんなラブToLOVEるはいつもの事なのでいいとして(別の作品紛れてる)、銀さんと新八くんが何事もなくデート終えられたら逆に凄いわって事なので置いとくとしまして、後日のお二人からお話を続けます。

何やかんやでガン子さんもあれから立ち直り(開き直ったとも言える)、デートの最後にはとびきりの笑顔を銀さんと新八くんに見せ、

ガン子さん『二人とも今日はありがと!二人のおかげで立ち直れたわ。すっげえ腹立つ事は腹立つけど、あんたらも結構優しいよね。あたし、マジで二人に惚れちゃうかも☆(キラッ)』
銀さん『いや、それは勘弁してもらえますかね。仕事なんでね、こっちもね(即答)』
ガン子さん『死にます(ガタタッ)』(首吊り台再び)
新八くん『おいィィィィィィィ!!だからその流れもうやめませんか!?僕の心臓に悪いわ!(半泣き)』

ってな具合で、万事屋さん達とはとてもフレンドリーな関係になったのです(フレンドリーの定義)。
けどせっかくの遊園地デートをパーにされた埋め合わせを求めてた銀さんに対し(前々回参照)、新八くんが言い放った、

『分かりましたよ!今度埋め合わせしますから!』

を、銀さんがどうして聞き流す筈があろうか?いやいやいや、この銀さんが聞き流す訳はないんです。


だからそこはあれですよ、後日譚として、

「この前の遊園地、さっちゃんさんが途中で現れた時はどうなることかと思いましたけど、最後はガン子さんが立ち直ってくれて良かったですよね」

などと万事屋の居間でお茶を運びつつ優しく言う新八くんに、もうすっかり終わった出来事として後日のまとめ回想に入ろうとしている新八くんに対し、

「あー、まあな。いくらガンタンクだろうと女は女だしよ。やっぱ女が一人で死ぬとかねーだろ。あの手の女はふてぶてしく生きてガキの二、三人でも産んでよォ、失恋なんざ知らねえって顔でけろっとしてんのが似合いだぜ」

銀さんもデスクでジャンプをパラ見しながら鼻ホジで返事をして、

「確かに、涙する女の子は無条件に放っておけないですもんね。でもなんだかんだ言って、銀さんは女の子とか子供に優しいですよね(ふふ)」
「あん?『なんだかんだ』は余計じゃね。俺ァいつも優しいだろ」
「はいはい。あ、お茶どうぞ」(お茶を机に置く)
「おう」

優しく微笑む新八くんの置いてくださった湯呑みを手に取り、ずずずとお茶を啜ってからおもむろに着流しの懐に手を差し入れ、何やら紙のようなものを取り出して新八くんの目の前に翳し、

「つー訳で、ハイこれ。この前お前の言ってた“埋め合わせ”案件な、コレ」
「え?何ですかこれ?何かの利用券?」
「銀さんに埋め合わせする券、お前の為の10枚綴りです(真顔)」

お目目をパチクリする新八くんにね、埋め合わせ券10枚綴り(手書き)を堂々と示してみればいいんじゃないですかね。例を挙げればアレ、お子さんが母の日や父の日に作る『肩叩き券』、これを大人のお楽しみの為に悪用したものです。
こういう時の銀さんはもうマジ堂々としたもんですよ、むしろ誰よりイケメンですよ、こと悪知恵を披露する際の銀さんときたら(注・アラサー)

「安心しろよ、コピーとか出回る事がねェように銀さんの手書きだぞ?これで新八は10回分俺に埋め合わせできるぞ?(ドヤァ)」

と。どうでもいいことには至極ドヤ顔と。そしたら新八くんもね、いくら自分が蒔いた種とは言え、そんな苦し紛れに放った言葉尻をこうも曲解されて後日提示されたことにね、悪用されまくってる事実に「はあああああ?!?!」って。ブチ怒りですから(そうでしょうね)

「なっ、なんっ、何ですかそれは!何で10枚綴りだよ、母の日に子供が作る肩叩き券じゃないんですから!ご丁寧に切り取り線まで書いてあるよ!なのにフリーハンドだよ定規くらい使えよ!てか最後の方雑だよ、全然まっすぐ線が引けてないよ、作るんならとことんまでこだわれよォォォォォ!」(ガタッ)」

えええ待って、新八くんの怒りそこォ!?(ガタタッ)そこなの?!それでいいの、切り取り線が適当に引いてある事に怒ってんの?!もっと別の方向に怒っていいと思うよ、あの、マジで。それ悪用されて何かエロいこと要求される未来を懸念してもいいと思うよ、今までもさんざっぱらそんな事があったでしょ?(ほんとに)遊びの延長でさんざっぱら銀さんに弄り回されてきたでしょ君は、その度にハメ……てか新八くん天然なのかよ!?ツッコミなのにどこかしら天然という、そんな奇跡の存在。
控え目に言っても天使か?(お前の主観が)

けれども銀さんはそんな新八くんにニヤリと笑いかけ、まったくのドヤ顔でちっちっちっと指を振り、

「ハイそこ、文句言わないー。オイオイ新八くん、忘れちゃ困るよ。てめえが言ったんだよ?『後で埋め合わせしますから!』ってよォ。遊園地デートが仕事でパーになった埋め合わせだろ、これは」
「うっ……そ、それはまあ、そうですけど。てか何ですかコレ、埋め合わせ券の隅っこに、ちっさく『新八が俺の飯当番を代わる』とも書いてあるんですけど。どさくさに紛れて何でご飯の当番まで僕に押し付けようとしてるんですか!」

って待って、どんだけ銀さんは新八くんの一言をいいように拡大解釈してんの?え、どんだけ自分に都合良く考える大人なの?(本当だよ)何でそうなの、何でもういい大人なのに、あわよくば新八くんに自分の飯当番を擦りつける事に全くためらわないの?自分が楽する為なら何でもするの?待ってそんな銀さんが好き(だからお前の主観が)

「別にいいだろ、飯当番代わるくれェは。埋め合わせの一環でついでにやっとけよ、10回分やっとけよ(しれっ)」
「何で僕だけ毎回こんな扱いィィィィ!?」
「いや何でって新八だから」(←これな)
「てか待ってください、これってそもそも10回分銀さんの言う事聞けってことですか!?」
「え?そうだけど?嫌だなお前、何のための切り取り線だよ。これは10回分を全うするまで許さねえっていう意味合いの切り取り線だよ?(心外そうな顔)」
「おいィィィィ!?何その『信じられない』みたいな顔!信じられないのはこっちだよ!フリーハンドで雑に作ってるただのゴミ同然の紙っ切れに、アンタは何をそこまで重い意味込めてんの!?腹立つ、とことんまで腹立つぅぅぅぅぅぅ!!」


新八くん正論しか言ってないです(分かってる)。まあしかし新八くんがブチ怒ってる時はですね、しかも自分のからかいでブチ怒ってる時なんてね、銀さんはどんどん楽しくなってきちゃうんでしょ?すげーウキウキしちゃって。

「どうしよっかな〜コレどう使おっかな〜。とりあえず3回回ってワンからいってみる?ワンチャンいっちゃう?(チラッ)」
「ワンチャンスか犬かどっちだよ、てかまずやらねえェェェェェェ!!どこのサディスティック星の王子ですか!何!?ドSの儀礼はそこから始まるのが通説なの?!(マジギレ)」

どこかの沖田、もしくはどこかの黒王子こと恭也くんを彷彿とさせる言い草ですよ(答え)。

まあ10回分言うこと聞かせられるからって、銀さんは別にただエロいことだけに使うわけでもないんですよね、ええ。銀さんだもの。まあ4〜5回くらいはエロいことに使うと思うんだけど(おいィィィィ半数)
しかしそんなんやってイチャついておりましたら、言う事聞けだの聞かないだの言ってラブラブしてましたら、不意に新八くんがポツリと溢すのですよ。

「でも……銀さんってそんなんでも、女の子には割とモテますよね」
「あん?何がだよ」
「だって、さっちゃんさんとか……仕事で関わる女の子達にも、何やかんやで最後は好かれてますもん」

少し拗ねたような口調で溢した新八くんの一言に、銀さんはまあ当然ながら首かしげるわな。は?みたいな。お前唐突に何言ってんのって。

「おーい新八くん。モテるって何が?俺が?アホかお前は。お前の上げた女共は、つーかマトモな女にモテてた試しがあんまねェんだけど、俺。お前の言う女って色物、つか半ば変態クラスばっかなんだけど」(←最後)
「でっ、でも女の子には間違いないでしょ!」(プイッ)

呆れたような口調の銀さんに、新八くんはプイと顔を背ける。でも逸らされた頬は微かに赤い。な〜んか拗ねてる風だし。そしたら銀さんもそんな新八くんの様子にはピンときて、

「何お前、ツンツンしちゃって。あ、アレか?もしかしてヤキモチ?」

って嬉しそうだなオイ。絶対しまりのない顔してんじゃん、つか何このリア充共。待って私ちょっと壁パンしてくる(待って自傷案件)
銀さんったらウキウキに拍車かかっております。だって銀さんアレだからね、新八くんがヤキモチ妬き始めたらもう鬼の首を取ったようになりますから(注・もうアラサーです)(分かってるってば)

でもでも、そりゃ新八くんだって少しは嫉妬もあるんだってば〜!だっていくら仕事とは言え、他の子とデートとかしちゃう銀さんを見たからさ。全く平気なふりしてても実は新八くんのお胸はチクチクしてたの、なぁんかモヤモヤしてたの。

(ひどい事言ったりもするけど、銀さん女の人には結構優しいからな。銀さんのこと好きな女の人っていっぱい居るし……)

とか思ったの。これは仕方ない。だって恋する乙女だから。自分こそ誰よりフェミニストじゃん、新八くんこそ真のフェミ道行ってるじゃん、という事実には気付いてない新八くんなのであった。
まあ銀さんはね、そんな新八くんを目の前にしたら調子に乗るよ〜。

「アレ?やっぱお前妬いてたの?やっべ、全然気付いてなかったわ〜」

ってもう嬉しそうだよ腹立つ(語尾)。新八くんがプンプンしてんのはカワイイから。いつもわきまえてる子だからこそ、銀さん&神楽ちゃんのヤンチャっぷりから一歩引いて見てるとこもある新八くんだからこそ可愛らしい。
でもそんなプンプン新八くんには、銀さんも何か言いたいことはあるようですよ。

「てかお前、俺の事モテるとか言うけど。俺に言わせればアレだよ?お前も結構モテるじゃねーか」
「えっ!?だ、誰に!?僕の過去にそんなスイーツな事ありましたっけ、騙されたとかゲーム以外で?!てかどの娘ですか?!」(ガバッ)

新八くん凄い食いつきだよ!自分が知らないだけで過去にモテた事があったのかと知りたいんだよ、だって仕方ないよ童貞だよ(いや皆まで言うな)。しかしながら、そこはホラ、銀さんの言い分なのであった。

「ほらアレだよ、アレ。どっかの武装警察のクソマヨラーとか。あとは包帯巻いてる方のどっかのクソテロリストとかさァ(ペッ)」(←心底嫌そう)
「って男かいいィィィィ!!!!(ガタタッ)」
「いや男以外にモテんの?お前が?だってお前新八だぞ?」
「え、あの、真顔で即答すんなよ腹立つんですけど。てか何でですか、何でその二人を断定してんの!名前言わずともほぼフルネームで言ってるようなものですよ!だ、だいたい別に僕……土方さんや高杉さんと特別仲良くないし」
「あん?仲良いとか良くねえとか、あんま関係なくね。ガキの言い分じゃねーんだよ、そんなん別に惚れた腫れたに関係ねーから」

少し頬を赤くして言い募る新八くんに、銀さんは懇々と語る。だって別に関係なくない?それこそ高新とか最初の敵味方設定でもつるっと恋に落ちますからね、最初に親愛や敬愛があるところから全ての恋が始まる訳でもなくね?恋は落ちるものだから嫌い同士でも全然始まるでしょ、ことBLですから。好き避けとかケンカップルBLとか、そんなん余裕でしょ(理由)

でも新八くんはまだ人生の経験値がそもそも足りないから、首を捻っている。

「そうでしょうか」
「そうなの。だってお前、俺とすっげえ仲良いとか思うか?」

(いっつもギャーギャー口喧嘩してんだろ?俺らなんて見てみろ、どついたりどつかれたりしてよ、ラブラブしてる時の方が少ねえだろ?な?)

……と、銀さんは言外に言いたいのです。でも、

(なのに何故かこういう仲になってんだよ?ほらな、人生ってやつは何があるかわかんねーだろ?だからお前は土方と高杉に近付くのは禁止だからな。何があるかわかんねーもんな、君子危うきに近寄らずだよ?だいたい男友達とか?そんなもんはてめえに要らねえ、むしろ俺が絶対ェ許さねえから)

……とも言いたいのです、むしろ銀さんはしたり顔で新八くんを見つつも、言外にはこれだけのセリフを匂わせています。背後にはびっしりと↑のセリフが書き込まれているのです、般若心経の如く(オイ般若心経に謝れ)

でも新八くんは↑の銀さんの内心を知らない訳ですから、至極素直に、聞かれた事にのみ答えるだけです。

「え?ハイ。僕と銀さんって仲良いでしょ?だって僕と銀さんですよ?てかそういうものを超えて、僕らはもう家族みたいなもんじゃないですか(にこっ)」

もうめっちゃ笑顔!銀さんの隠された内心なんて知りもしないから、何の臆面も屈託もなく答えるという。そんなキラキラ新八くんには、銀さんもアレだ、

(うおっ眩しっ!やっべえ目がやられる!汚い大人の感情が浄化されていくぅぅぅ!!)

ってなるって。心の中ではもう一人の自分が目を覆ってるから、もう『目が!目がァァァァァ!!』なムスカ状態だから、もう一人の銀さんは(銀さん忙しい)

「……。……へ、へええ?……ああそう。まあ俺とお前だしなー、仲良いよな、最初からな(棒読み)」
「ええ。銀さんと僕ですから(にこにこ)」

引き続き笑顔で頷く新八くんに、いよいよ銀さんの動揺も激しくならざるを得ない。新八くんにがばと飛びつき、着物の合わせをぐわんぐわんと揺さぶり、

「てかお前何なの、たまに素で男前なのやめてくんない?何かキラキラしたものに当てられて眩しいから、こっちが悪いことしてるような気になるから、大人の階段上りきった側に行っちゃった一抹の寂しさを感じるからァァァァァ!!(ガバッ)」
「え?いや、何かその、ごめんなさい。よく分からないけど、銀さんを焦らせてごめんなさい」(←取りあえず謝る)(日本人)

どんだけ動揺してんだよって言う(ほんとに)。なのに新八くんがとりあえず謝ってくれた途端に、

「てかお前、そんなキラキラで俺の目が誤魔化せると思うなよ?お前がアニメのオリジナル回で土方くんのことカッコいいだの何だの、さんざっぱら褒めてた事実を俺は未だに忘れてねェからな(真顔)」
「別に銀さんの目を誤魔化すような事案は一切ありませんけど!?てか僕も忘れてるような事をまだ根に持ってるんですか!?どんだけだよ!」

即座に本来の自分を取り戻す。そんな銀さんだから。だから面倒臭いって言わないでください、お願いだから(いやお前が)
本調子に戻ったら即座にベラベラ喋り倒すのが銀さんなんだろうねえ。

「あと高杉。何か最近アイツやたらお前に近くね?」
「いえ近くないっスよ、てか別に向こうは僕の事なんて全く気にしてないと思いますよ」(←正論)
「(聞いてない)とりあえずアイツの半径百メートル以内に入んの禁止だから。分かったな」
「え?いやそれはどうやって僕は話すればいいんですか、高杉さんと」   
「高杉とお前?話す事ねーだろ。特に問題ねえな(即答)」
「どんだけ横暴!?僕と高杉さんが話す機会くらいありますよ!(ガタタッ)」
「んー。じゃあアレだ、糸電話とか」
「おいィィィィ!ただ話してるよかその方がよっぽど親密度高いわ!何が悲しくて僕と高杉さんで糸電話しなきゃダメなの!?どんな二人ですか!」
「じゃあ分かった、俺も糸電話に混じるから。お前の後ろから、お前の声にかぶせるようにして話すから。『最近出番多いからって調子乗ってんじゃねーぞ?』とか、『てめえなんざアニメのオープンエンドにだけ出てろ』とか、そんなん喋るからいいだろ。これで解決しただろ」
「何も良くねーよ?!ただ混線するだけでしょうが、サブリミナル効果で真っ黒な事囁いてるだけでしょうが!僕が高杉さんに斬り捨てられるわ!」





*銀新が喋り倒して進まないので一回切ろう*



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