PSP BLACK CODE

攻略はコチラです。

まず、攻略対象は。
ベリアル、アデル、エイレス。
ミカエリス、メタトロン&サンダルフォン。
ベル、ジールです。

アスタロトは対象外。
攻略順については、上記に挙げたミカエリス以降に制限が掛かっているので、好きな順番で良いかと思います。


主人公の名前呼び「ルシエル」が採用されているので、名前変更はお好みで。

主人公の性格については、品行方正、努力家で…割と後ろ向きな面と前向きな面もありますかね。
基本勤勉というか、生真面目というか……とりあえず苦労人です。

出自と自らの体質のせいで、自己犠牲精神も強くあります。
が、きっかけがあれば思い直すこともする。

良く言えば、意固地にならない柔軟な対応ができる。
悪く言えば、我を通さず一本筋が通っていない対応をする。
それも環境と体質から考えれば受け入れられもしますが。

自らの考えを貫き通すことはしないので。
「正しくなくても私は自分の意思で悲しい結末を選び通す」
といった強さが無いのは少し残念でした。


物語は主人公の幼少時代の回想から始まります。

両親を始め、姉以外の周りの人は自分に関わると人が変わったり不幸になっていく。

ヴァーチェという士官学校に通っていて、幹部候補生としての昇格が決定し、SS(国王警護)部隊としてマフィアと関わって行きます。

天使、悪魔、神。
現実と同じにそれらが当たり前に存在はしていない世界。

「あなたは神を信じますか」の問いにYesと答える主人公なので、抵抗のある方は回れ右ですね。

それでなくても前世問題と言うんですか、前世の長い長い記憶が戻ったとして。
周りからは同一視されたりしますが、今の自分はどう受け止めるのか。

自分自身では別の物として受け止めたり、同じ自分として受け入れたり。
ルートによって様々変わります。
人を選ぶ作品ですね。


今回の問題点は3つです。
全て今の自分ではない頃の話なんですが。
人間に転生した原因(理由)が分からないこと。
どうして堕天したのかの記憶が無いこと。
本来12枚である羽が11枚しか無い理由。

転生については5周目に開くベルルートで分かります、美談でした。
真相は、堕天関係の話です。
全キャラクリア後のジールルートで分かります。


というぐらいで感想にいきます。

全体的に、おとぼけ発言やら、ズレた思考回路、大胆な行動といったギャグパートがかなり有ります。
設定が重いので、良い趣向だと思いました。


個別感想は一周組から。

まずはエイレス。
無口な真面目さんで、ちょっとズレたところもある可愛い人です。
どこまでも忠実に主人公に寄り添ってくれます。

彼も孤独と隣り合わせな生活を送って来たので、主人公ともよく分かり合える気がします。
不器用で、優しい。

初恋の様な甘酸っぱさで恋愛が展開していきます。
うぶすぎて……周りに迷惑被るほどに。

魔界エンドが良かったですね。
ずーっと待っていてくれて、アデルに色々吹き込まれて心配性な動物。
どこかの猫さんを思い出します ←


続いてアデル。
色欲の悪魔なので軟派系、女性の心を良く理解しているので、スマートで優しさに溢れた人。
加えてベルに次ぐ常識人ですね。

主人公は彼を苦手なので警戒心たっぷりで接していきます。
アデルはと言えばのらりくらり、時にはもふもふで擦り寄って……可愛い ←

軽薄な面は確かに有りますが、何事も客観視できる様でなかなかの切れ者です。

MajestyEND。
覚醒後、確認して泣くシーンが印象的でした。
彼が見ている先がどこなのか、きちんと心情を語ってくれるところがアデルらしいというか。

イヴENDで、きちんと願いすら叶えてくれるので、もう涙ぼろぼろです。
悪魔ではアデルだけですし、きちんと彼自身の手で終わらせてくれるのって。
いやあ、良い人だった!!


続いてベリアル。
怠惰で傲慢で、どこかのボスにそっくりなのですが。
本当に仕事をしないというか、押し付けられる相手がいるから随分と引きこもっています。

で、肝心な恋愛面は……複雑すぎる。
キャストコメントでも仰っていましたが、複雑すぎる。
結局ベリアルが好きなのは前世の自分で、でも今の自分も好きでいてくれる?のか本当に分かり辛く。

魂が同じだと人格も同じだと?
多重人格者は別人では?
とか悶々となります。
その分、リル姉さんが良い具合にギャグパートを作ってくれるので、はい。

誰よりも傍にいて、慈しみ、優しさをくれますが、好感度が足りないとーー……至上主義なベリアルに(ry
なんだかなあ。


続いて2周組。

まずはミカエリスから。
気さくで力持ちなお兄さんなのですが、頭がちょっとおバカさんな感じです。
どこまでも真っ直ぐで、懐の広い人。

天使ですから、神より人間を愛せば堕天してしまう訳で。
とは言え、純粋な人なので最後の方まで真っ白でした。

…愛ってなんぞや。
純粋に好きなら堕天しないのかなとか思ったりします。
ベリアルの堕天理由も愛じゃないですし、どうなんですかね。

ともあれ、天使陣にとって主人公は敵ですから、主人公がどう動くか。
遠い旅路ENDは要注意、狂った行動で悲惨になります。
ベストでもどれにしろ、幸せの代償は重いです。


続いてメタトロン&サンダルフォン。
天使でも裏方で悪魔寄りの思考回路とでもいうのでしょうか。
生まれ方が特殊なことから愛情を欲している可愛い双子です。
と言いつつ鍛錬が多かったですかね。

メタトロンは人懐っこく。
お菓子が好きーとか素直に感情を表に出せる力持ちさん。
サンダルフォンは大人ぶっていて、基本冷静に見せているだけで内心はメタトロンとそんなに変わらない感じです。

「お姉さん」呼びは、やっぱりどこかの双子を思い出しますが。
怖い面があっても話も通じますし、可愛い双子です。
とは言え体はしっかり男性。
なんだあの肉体美、ギャップが印象的でした。

真っ直ぐ慕って、どこまでも追い掛けて来てくれる安心感とでもいうんでしょうか。
こうと決めたら変わり身は早いです。

FDでは個別ENDが欲しい気もします、でも無理かな…セットですし。
アデルが普通とか言ってしまっているので、どうですかね。


続いて5周目のベルベル。
ルートはガラッと変わります。
独走して行っちゃいますからね。
さすが制限つき。

ベルくんは。
仲間思いの苦労人ですかね。
主にベリアルが引き篭もりのせいで、部屋がとんでもな散乱っぷり。

主人公を気にはしていてもそこまでではなく。
お前なんか嫌いだ思考から入りますので、主人公本人に視線が向いている……はず。

どちらかと言うと主人公の方が好きになって、嫌い嫌い言われるのですが。ツンデレかっ。
空中散歩、良かったです。
スチルが可愛すぎました!色白で頬を赤く染めるとかもう ←

印象的だったのは、やはりアルバートとの取引シーンですね。
ベルくんの意図が分かっていない主人公の言葉に号泣。
その後の軽口も良かったです。

ここまでの伏線で主人公を転生させた犯人の目星はついているはずですし。
プレイ者には理解し易い、やっぱりなーな展開になります。

ENDはですねえ、割とうーんな感じになっていました。
大分時間が進んだ場面を描くのは良かったですけど、リスタートと待つのではどちらが幸せなんですかねえ。


最後の制限つき、ジール様。
主人公に祝福を与え、部下として人間として見てくれていた出来た人です。
他ルートで何回もやられては優しい顔を見せていますので、彼の性格を伺い知れると思います。

真面目だから臆病で、なかなか真っ直ぐ進むことが出来ず。
そもそも、愛してしまえば堕天ですからそれを知らされた主人公にも葛藤ができます。

使命と私情の間でぐらぐらしている様な不安定な恋愛ですね。
言い換えればヘタレ……?
ミカエリスがキューピットに見えますが、堕天してもいいのかコノヤローって感じで。

ともあれ、イスラフェルが可哀相なルートですね。
ファーザーに、あーあー(´△`)

罪の解釈ENDが個人的には好きです、欲まみれたジール様ってもうジール様じゃない気が ←
でも素敵です、一緒に居られますし。


好きなキャラはですね!順番に
ベル>ジール>アデル>エイレス>フェル>イスラフェル>双子>アスタロト>ベリアル>ミカエリスなんですけど。

シナリオ良かった順は
アデル>双子>ベル>エイレス以下同等なんですよね。

アデル良かったアデル!!
あと双子のENDが良かった、ベルとの逃亡劇が良かった。
ところで。
イスラフェル様、攻略対象になったりしないですかね。
S眼鏡欲しいです。


こほん。
システムは問題無しなのですが、
今回どうして回想・鑑賞リストのキャラクターが名前の順になっているんでしょうか。
普通はNo.2であるベリアルが左端ですよね。
でもきっちり悪魔と天使別になっていて驚きました。

CGはですね、まあまあ綺麗なんですが、アデルのベストのスチルが酷すぎて泣きそうでした。
それ以外は★★★★

シナリオはスクウォ+アリスっぽい雰囲気でしたが★★★★.4
各々の心情の複雑さもなかなか良かったです。
メッセージ性も案外強いですかね。
「泣いていい」って言われるとクリムゾンを思い出してしまうんですけども。

あとおまけ!
システムボイスをキャラに設定できるのは良かったです!(OFFも可)
★★★★.3ですね。
続きはどこから始めるのか、気になりますね。


最後に予約特典CD。
出演は、アデル、ミカエリス、双子です。
数学の問題を解く3人から始まります。

面白くする為にオツムの調整が若干…というかかなり緩くなっているから本来の俺達だと思わないでという前説から本編です。

頭良さそうだから勉強教えてアデルということで、テスト(数式の中のχとуが示す物は何=バッテンな解答のミカエリス)等を見せて勉強を教えてもらいます。
報酬はMajestyの落書き。

道徳、常識問題。
復習問題:世界で一番大きな生き物は?
サン「変身後のエイレス」
メタ「羽を広げた時のジール様」
ミカ「ジールって言うなら俺じゃね?」
手に負えないかもな域。

心が折れる前に2問目。
向こうから腰の曲がったおばあちゃんがやって来ました、大荷物を抱えて大変そうです、さあどうしてあげる?
メタ「お菓子をあげる」
サン「イスラフェルが作った問題だから聖書をあげる、もしくは道を解く」
ミカ「担いで持って行ってやる、ばあちゃんを」

荷物を持って目的地まで連れて行ってあげるが正解、ちなみにさっきの問題はクジラが正解。
うちのヤツらにやらせたらフェル意外は全問正解できる、たぶんとアデル。

理科:水を蒸発させたら何が出るか
サン「お湯が出る(ドヤ顔)」 
ミカ「塩だろ塩、港で漁師に聞いたことある」
それは海水だとアデル。
メタ「白くてふわふわのあったかいやつでしょ、えーっと、忘れちゃった」

答えは蒸気。
とはいえアデルの専門は天文学や幾何学だと語り始め。
メタトロンもミカエリスも眠りに落ちそうになって、結局。

まだ子供だしおバカさんでもご愛嬌というフォローをして。
ミカエリスには投げやりに「ファイト」の一言。
メタ「でもねお兄さん、僕たち人間に直したら軽くピー歳くらいなんだけど」
動物耳は便利だから何も聞こえないと現実逃避。

追試は、ジールが採点でも気力を削られるからという理由で3択に変更。
ファーザーの加護から幸運だということで、コロコロ鉛筆が必勝の鍵となる事を教え。
満点の答案とマジェスティの落書きがアデルに届いて終わります。

キャストコメントもありまして!
面白かったです、ほんと!

是非に!