Diary攻略

Operetta Diary(公式)


Diary
攻略メモφ(°°*)


【一冊目・青】
レイちゃんは、すごくきれいだね!
騎士役……やっていいよ
ありがとー。気をつける!
他の子は、いらないの?

【二冊目・青】
零、先生にちゃんとごめんなさいしよ?

【三冊目・青】
……わからない

【四冊目・青】

【五冊目・青】
まあ……少しは
初めて零以外の男の子に名前で呼ばれたな……
珍しいじゃん
自信に溢れた人が好き

【六冊目・青】
シルバーはどうでしょう
やっぱり気になる
┌何度も聞くと、逆に言い出し難くなるかな
│⇒End3「壊れた世界」
└……やっぱり今日の零、なんか変だよ

【七冊目・青】
制服が可愛いから

※セーブ※

【八冊目・青】
本人の意思に任せたほうがいいのかな

【九冊目・青】
じゃあ私達も注意しないと……
┌零が言った任務を遂行する
└タイミングを見はからう
 ⇒Bad End

【十冊目・青】
でも……もしかしたら見落としてたのかも
┌声をかける
└誰かに任せる
 ⇒Bad End
┌綺麗なお花がたくさん咲いてるんだね
└大きな犬がいるんだね
 ⇒Bad End

【十一冊目・青】
 ⇒End1「勝利の女神」


※セーブ※をロード

【一冊目・緑】
モデルをやったほうがいいと思う
じゃあ私達も注意しないと……
零が言った任務を遂行する

【二冊目・緑】
私達が二度と起こらないようにしないと
ハンカチで包んでポケットに入れた
声をかける

【三冊目・緑】
 ⇒End2「騎士の鎖」



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猫と桜



桜の開花時期なのに大雨だった。

春の嵐は無残にも桜花をもぎ取ってゆく。

そして雨が降り続く。

立派な桜のじゅうたんもぐしょぐしょで、擦り切れていた。


にゃあん。


猫の声がした方向を見ると、真っ黒な猫がちょこんと佇んでいた。

ぼくに背を向けて。

そおっと近付いてゆき、その猫の視線を辿る。

小さな湖の向こう側、三毛猫がこっちを見ていた。

『あのう』

「はい?」

背後から女性の声がして振り返る。

『うちの猫に用ですか?』

そう言った彼女の視線の先には黒猫。

よく見ると黒い首輪をしていた。

……、……?

もしかしてぼくは、飼い猫を攫おうとでもしている風に見えたのだろうか。


「いえ、ただ視線の先が気になったもので」

ほら、と三毛猫を指し示せば、彼女は安堵の色を浮かべた。

『そうですか、すみません。私てっきり……変な人かと』

「まあ、それは否定しませんが」

『え!?』

驚いた顔の彼女に微笑んで話を続ける。

「可愛らしい黒猫ですね、名前は何と?」

『あ、はい。さくらです』

「桜の時期に、さくらという猫と出会うとは。すごい偶然です」

それはまた不思議な縁があったものだ。

『そうですね、ここはさくらのお散歩コースなのでよく出没しますけど』

「撫でても?」

『どうぞどうぞ』

つやつやした毛並みは、手触りが良かった。

撫でれば気持ちよさそうに目を閉じる。

「さくら」

呼べば、にゃあんと返事をしてくれた。



to be continued.

花園



車窓からはどんどんさびれてゆく景色が見えた。

黒ずんだ建物、ひびの入った家。

下車した駅は無人で、余計に不気味だった。


コツコツとヒールを規則正しく鳴らして歩きながら、目の端に映る浮浪者を視界にとらえる。

パイプ椅子に座り込む白髪頭、地面でいびきをかく男性。

小汚い店から出て来るのは、滑舌の悪い前歯の無い人。

すれ違うのは自動車いすに乗った老人や、ホームレスばかり。

何だ、ここは。

キュッと襟を正して歩みを速める。

ここを真っ直ぐ抜けるだけ、大丈夫だ。

日は高く昇り、空は青い。

近くにスラムが在るらしいが、ここはまだ安全なはずだと聞いた。



to be continued.

五人の箱庭



狭い世界の中。

木の葉が風に揺られてサラサラと音を奏でている。

雨上がりで透き通った水色の空は、地面に近づくにつれて白い色彩が増す。

『んーーー』

どうして雨の後の晴れ空は、澄んでいる様に感じるのだろうか。

『でもあっつ〜〜い』

遠くの地面がゆらゆら見える、この暑さと言ったら。

『あ゙ーーー、っぐ』

ゴッと鈍い音がして、脳天チョップを受けたことを理解する。

「うるせえ」

振り返ればじっとり睨む男、幼なじみのムラサキが居た。

『チョップしなくても良いじゃんバカ』

仕返しにとムラサキの頭目掛けて手を振り下ろすも、呆気なく避けられた。

「口に出すなら「寒い」にしとけ、これ重要」

『寒い!寒いっ!さーむーいーーー……』

反応ナシデスカ。

『ツっこめよ!』

「何でだよ、若干涼しい気がし

『ないから!』

それはムラサキの気のせいだ、温度は変わらない。

「帰り道で何やってんのよアンタ達、コント?」

後ろから掛けられた声の主は、友達のミーちゃんだった。

『ミーちゃん!聞いてよ、ムラサキが暑いのに寒いって言えって』

「はいはい知ってるから、大声で言ってたから」

ミーちゃんが、冷たいです。

「気の持ちようだ」

「寒いとか言っても暑い事に変わりは無いわよ、バカなの?」

うっと言葉に詰まるムラサキ。

ざまあみろ。

「ミ〜〜〜ちゃーーーん!!」

ガバッと、このくそ暑いのに走り寄って来た男はミーちゃんに抱き付いた。

「暑い」

「愛しの彼氏、ユキヤだよおおおおおっ

構わず頬をスリスリする。

「ごめんムラサキ、やっぱ気の持ちようだわ。寒いわうちの彼氏。ってか捨てたい」

真顔で言うミーちゃんの目が死んでいた。

「嫌だーーっ!!捨てないでくれよおおおおっ」

(((激しくうぜえ)))

『あ、そこにゴミ箱が』

「はい廃棄ー」

ガバッと頭を鷲掴んでミーちゃんはゴミ箱に近づいてゆく。

「痛い、髪が抜けるよミーちゃんっ!?頭突っ込もうとしないでっ!!」

((どっちがコントだっ))


「やほーサーヤちゃん」

背後からいきなり現れた!?

「ユキヤと一緒に帰ってたの。走って行っちゃうと思ったらカノジョさんね」

ふむふむと納得する彼はユキヤの友達の……誰だっけ?

『お名前をどうぞ?』

「うわひっどい、名前忘れちゃったの?」

こくこく頷くと笑われた。

「ちょっとショーゴ、うちのサーヤにちょっかい出さないでよ」

ミーちゃんが間に入って私を庇う。

「何なのこのボディーガードさんは。自己紹介しようとしてただけなのに」

「は?今更何……、サーヤあんたもう1年経つのにまだ覚えてないの」

相変わらずの無関心というか、ねえと言われる始末。

『のの人』

「の?」

『なんとかなのーって口癖だから、ののくん』

「っ…ふっ、ののくんって超バカっぽい」

「本当ひっどいの」

「「「『あははははは』」」」



to be continued.

人を喰う者



遅れ気味な私の手をそっと包む大きな塊。

それが手だと気付いて、彼を見上げた。

逆光で彼の表情は見えないけれど、微かに笑った気配を感じる。

私はぎゅっと、彼の大きな手を握り込んだ。

『どうして……』

どうして貴方の手はこんなにも。

『どうして、あったかいの?』

私の手は、とても冷たいのに。

「さあ」

繋いでいない方の手も添えられる。

『あったかい』

涙が出そうなくらい、優しさが痛い。

私のもう片方の手まで引っ張って、両手で覆い込んでしまった。

「すぐ暖まる」

私は貴方達の敵なのに。

後ろに付いていた者に視線を送ると、サッと影が消えた。

一度帰還して現在の情報を持ち帰るのだ。

『……私は間者よ?』

「分かってる」

分かっているのに、どうして放っておけないの。

「行こう」

冷えていた手は貴方の温もりで暖かくなった。

『うん』

人を喰らう化け物を、退治する為の弱点を探れと命を下された。

他でもなく彼らが、彼がそうなのだ。

「……っ!危ない!」

彼は私を抱き込み、右半身に強烈な打撃を受ける。

「う、ぐっ……」

彼ごと吹っ飛ばされるが、痛みは全て彼が引き受けてくれていた。

『守らないでよ』

私は、貴方と一緒には居られやしないのに。

「大丈夫だ、俺の回復力を見くびらないでもらおうか」

ああ、どうしてこの人は。

『……皮と、骨まで』

貴方のものになれたら良いのに。

「どうした?」

『何でもない』

そう言って、彼の肩を抱き寄せる。

『痛い?』

「そのうち治るさ」

彼を支えて歩き出す。

前を歩く集団から、遅れてはいけないのだ。

人間より強い彼らが集団行動をとるのは、自らの身を護る為。

仲間意識など通常は持ち合わせていない……目の前の彼だけは別の様だが。

『人間みたい』

「人間の母親から産まれたからな」

強靭な肉体を持つ化け物とは言え、痛いものは痛いし感情も有る、人間と同じだ。

恐れられる原因は、人を喰らうという一点に他ならない。

『どうして人間を食べるの?』

「じゃあ聞くが、何で牛や豚、鶏肉を食べるんだ?」

私達は動物を食べて生きている。

同種を食べない事を前提に、狩っている。

『人は、美味しい?』

「美味い。だけどな、」

ぐりぐりと彼は私の頭を撫でる。

「会話出来るものを、食べたいとは思わない。人間だってそうじゃないのか?」

もし牛や豚や鶏が、人語を話せたら。

人はそれを食べるだろうか。

『私は、食べたくないな……』

「そうだろう?」

ザザっと、草を踏み分ける音がする。

3、4……いや、7か?

「まずいな」

人より回復が早くても、さっきの傷はまだ癒えていない。

それにいくら強くても、多勢に無勢だ。

『……すー……』

大きく息を吸う。

私が戦うべきは、今だ。

『はー……』

息を吐ききって、支えていた彼の体を突き飛ばす。

「っ?!」

私の役目は情報収集と、集団から離脱させる為の餌だ。

一部でも全部でも喰われた上で化け物を連れて来いということだ。

少し喰われて逃げ出せば、私を化け物は追うだろう、そこを大人数で叩く。

『……!』

正面に見える人影へ、真っ先に突っ込んで行く。

私の同業者でも、彼らは私みたいな捨て駒じゃない。

懐に忍ばせたナイフを手繰り寄せ、相手の首に突き立てる。

『いち……』

駆け寄ってきたもう1人に、催涙スプレーを振り掛けて、同じ様にナイフを突き立てた。

『にいっ?!』

ドスっと鈍い音がして、体が宙に浮いている事に気付く。

視界の端に男が見えた、殴られたのだ。

近くの木に左半身を強打して、体勢を立て直す。

燃える様な痛みが走ったが、相手は暗殺者だ、待ってはくれない。

拳銃を取り出して狙いを定め、瞬時に放つ。

『さん』

銃は音が大きい為、使いたくなかったが仕方無い。

くるりと反転して、銃を構えたもう一人も撃ち抜く。

『よん』

そして彼の元へと走る。

左がぬめっている気がするが、構うものか。

「おらあっ!」

彼の周りには2人が倒れていた。

今彼と対峙している男が最後の1人だろう。

『作戦失敗だ!帰還しろ!』

男は私を振り返り、視線を私の左脇腹へと移す。

「殺すまでもない」

そう吐き捨てると瞬時に去って行く。

「大丈夫か!?」

正しいこととは何だろう。

人間を喰らう化け物を殺すこと?

化け物と呼ばれる優しい人を護ること?

『だい、じょーぶ……じゃないかも』

血が出過ぎている。

「今止血するからな」

どこか遠くに音を感じて、私は微笑む。

『良かった、生きてて』

貴方が生きていて良かった。

「ああ、生きてるから死ぬなよ!」

違うんだけどなあ。

『貴方が生きて……良かった』

ああ、涙で前が滲む。

「お前は自分の心配をしろ」

自分……、きっともう助からない。

全身から力が抜けて、頭から血が降りていく。

視界が狭くなる、私は黄泉へと足を踏み入れてしまっている。

『お願い』

彼の手を握る。

このまま死んで、土に返ると言うのなら。

『私を食べて』

「何、言ってるんだ!お前は助かる、俺が助ける!」

分かっているでしょうと、私は首を振る。

『貴方に食べられたい』

無駄になる命なら、貴方の血肉となって一時でも貴方の中で生きたい。



to be continued.
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プロフィール
浦乃皐月さんのプロフィール
性 別 女性
年 齢 27
誕生日 5月16日
地 域 大阪府
系 統 おとなしめ系
職 業 フリーター
血液型 AB型