スペードの国のアリス〜Black〜感想

Switch スペードの国のアリス〜Wonderful Black World〜
攻略はコチラです。

スペアリ黒の攻略キャラは駅・黒の領土メンバーとジョーカーの計6名です。

ボリス・グレイ・ハンニバル →初周
エース   →上記のうち2名後
ナイトメア →ボリス・グレイ・エース後
ジョーカー →上記5名クリア後

5名(ボリス・グレイ・ハンニバル・エース・ナイトメア)とのBEST後でないと解放されないルートがハンニバルに含まれます。
5番目の攻略が良いかも知れませんが、チャプターセレクトからの回収もできるので初周からでも手間にはならず…要するにどちらでもお好みで。

以下おすすめの攻略順。
ボリス⇔グレイ→エース→ナイトメア→ハンニバル→ジョーカー

個人的にはグレイの初周プレイは避けた方が良いかと。
世界観の説明が多すぎるので初周非推奨ですが、エースより先のグレイ攻略をおすすめします。
今回のアリスの苦悩に含まれるのが「引っ越し」の問題です。
現に友人達と別れ、または再会し、記憶喪失になり……これから先もどうなるか分からない不安定な世界。
そんな中での恋愛について強く触れているのがグレイルートになります。
乙女ゲームなのに曖昧な関係性って?という不信感が少しは和らぐかと思います。

内容としてはWhiteの後の話です。
白を前編とするならば黒は後編。
スペードの国に残ったは良いものの、アリスとしては記憶を「思い出したい」訳で。
過去の記憶を求めてWhiteの滞在地から新しい滞在地へと転居して物語が展開していきます。
仕事をし、記憶を探し、または記憶探しの手伝いを頼み、催しに参加し、大切なうさぎと邂逅し…

なのでWhiteはプレイしておいた方が良いです。
あとダイミラ。エースとユリウスの複雑な関係性がほんのり程度しか明かされていないので。
若い頃のグレイと昔のナイトメアの話もありますし、ダイミラは是非プレイしていただきたい。
曰く「分からなくても良い」らしいですが。
把握した上でプレイするとまた違った印象になるかと思います。
あとできればハトアリ。あの施設とユリウスが出て来るので。

アリスはといえば。
時間経過で本調子といいますか、アグレッシブに毒舌を吐く彼女が戻ってきました。
クイン曰く『しおらしさはなりをひそめ図太くなった』
エース曰く『卑屈で根暗』おかえりアリス!!!

以下私がプレイした順にキャラの感想など。

まずはハンニバル。筋肉。
困ったちゃんな迷子を抱える損な役回りの上司。
優しいけれど優しくはない人。
他の皆の様に「忘れたままでいい」と言わず、アリスの意志を尊重してくれる。
けれどそれが帰還を意味することを分かっていて望み通りにしてやるつもりなら……
幸せでない場所を望むアリスを手助けするのは……優しさって何だろうと考えさせられます。
恋愛はむず痒くなってしまうような甘酸っぱいものでした。
エリオットみたいだなとも思いつつ……ハンニバルはちゃんとこちらの話を聞いてくれるまともな常識人です。
まとも過ぎるくらいまとも。良い上司で苦労人。
なので武器のCGの迫力ったらないです。
根暗だ何だとは言ってもポーズを取れるならそれも本物では?と個人的には思います。
そしてありがとうキスシーン(*˘-˘人)
ルートのブラッドが完全に当て馬で……
ブラッドがチェスで負けるなんてある訳がないのでその様なシナリオになるんだろうなと思いながら…いやでも…やっぱりブラッドがチェスで負けるなんてある訳がなかったですね。

続いてスキンシップ過剰なボリス。
古株だけあって兎にも角にもこちらの気持ちを汲むのがうますぎる!
ボリスといえばハトアリのエンディングが印象的ですが、今回は穏やかな恋愛模様でした。
ゆるやかに落ちていって、なだめられて。
「帰さない」という確固たる意志は変わりませんが、その上で思い出したいアリスを否定しない。
冷静に一歩引いて物事を見る事ができている。
ちゃんとケジメをつけようとしてくれて、ほんっっとイケメンすぎる猫さんです。
きちんとこちらの事を考えてくれているんだなと実感できます。
好きな所へ行ける彼とだからこそ安定した恋愛ができるというもの。甘々でした。
ところであそこは……侯爵のいなくなった軸を示唆しているみたいで胸が詰まりました。
楽しい電車の旅でした!

続いて荒れまくりのエース。
甘えさせてはくれない人。
ルートに入ってみれば、酷く八つ当たりされる訳でもなく『参っちゃってる』状態で。
感情のない声がとても怖かったです。
彼の言う『忘れられない』は、守れなかった案内人のことなのか、自分の我儘で永遠を背負わせた己の罪のことなのか……それとも両方か。
だから強いハンニバルに安心するんですよね。
客観的に見た事実を、アリスに至極尤もなことを説かれて笑っちゃうくらい参ってるエース。
ダイアリでの小さいエースが役持ちになる事に対し幸せなのかという話しをしていたので、対比としては面白くもあるのですが。
彼が自分を不幸だと思っているかは疑問です、選んだのは彼だから。
幸せではないにしろ不幸ではない現状を理解しているはずで。
記憶喪失だとしても君がそれを言うのかって思いますね、怒っていいよエース。
恋愛ゲームに於いてこの関係性と恋愛観はどうなのかという疑問が残ったので、先にグレイルートで世界観の理解を深めておく方が良いです。
エースルートは相変わらずの辛さです。
いつか来る未来を、アリスがアリスでいる限り辿る道を、代えのきく世界で代えがきかないことを理解しているアリスに現実を突き付ける。
合間のライオンが癒し。
ユリウスが登場した時には懐かしさと嬉しさで思わずユ〜〜〜!!と叫んでおりました。
いつだって気に掛けて助けにまで来てくれる友人。
エースの拠り所はいつだって……BESTが至高。
ブラッドの『馬鹿が』がとても良かったです!
あと安定のエリオットが可愛かった。

続いて子供に弱いと言うグレイ。
過去をあらまし説明してくれるのでグレイについては良心的なシナリオだなと。
恋愛模様はシリーズプレイ者なら予想できる「悪い大人」展開でした。
グレイ!瞬速で悪い部分が出てしまっている!
クイン様はよく分かっていらっしゃいました……全てはグレイの手の内だと。
不安定な世界と体の葛藤も含みますが、心地良い嫉妬と執着、独占欲に浸れます……とても好き。
可愛いもの大好きな陶酔シーンがちょい出しだったので格好いい大人の風体を保てていますし。
綺麗に納まり過ぎていて不安しかない……まさかリストラ…?そんなことありませんよね?
彼のルートでは世界について詳しく教えてくれるので初回攻略は避けた方が良いかも知れません。
時間軸、分岐、汽車の行き先。情報量が多すぎる……
汽車ですよ汽車、やっと詳しく説明が入ったのでダイヤの国で辿り着いた先がどこへも辿り着けない状態だったのだと理解できました。
分岐は選ばなかった君だとナイトメア様は諭しますが。
違う選択をして今に辿り着いていない、異なる経験を持った自分は果たして自分なのでしょうか。
ダイヤの国の彼らは本当に貴女の知る彼らでしたか?
彼らを特別にできるのが余所者で、なら分岐した先の主人公は?代えのきく存在になった主人公には価値はあるのだろうか……などと悶々と考え込んでしまいました。
何はともあれグレイの新衣装も髪型もとても格好良かったです。
通ってきた時間、これからのこと、思い。
今の心は本物でそれもまた真実だと。

続いてナイトメア。
大分杉田さんの内藤さんに寄せてくれてて聴きやすかったです。
ギャグパートなんて本当にそうで情けなさ全開の彼でした。
ともあれ妖しさがどうにも…話す速度が早いせいですかね……
引っ越しで離れてしまってもナイトメアには夢で会えますし、ボリスは迎えに来てくれるのでそこまで深刻でもなく。
そんなことより病気でころっといきそう……
催しが!!とても面白かったです!!
汽車に乗れば、ドアを開けば会いに行けるのなら引っ越しの心配なんてしなくて良いんじゃないかとも思うのですが、ルール違反で。ペナルティって何なんでしょうね。
選ばなかった自分、枝分かれした自分、ナイトメアはそれも自分だと言いながら、この世界に来る前の自分は今の自分とは違うものだと言います。
どっちなの、矛盾してる。違うものが存在しているならやっぱり不気味ではないのかとも思います。
生まれ変わってもういないもの。
今のアリスがそんな風に言われる未来の分岐先もあるのかなと考えてしまいました。
個を薄めてまで延命をするのか、残ったとして大切な人達の記憶から消え失せる遠い未来があるかも知れないのに?
迷う主人公にクインが喝を入れてくれるので泣きそうになりました、厳しさは優しさでもあります。

白ウサギルートは今まで散々言ってきた役持ち案件で説明も入ります。大きくは12と24。
ビバルディ、ペーター、エース、キング
ブラッド、エリオット、ディー、ダム
ユリウス、ボリス、ゴーランド
ナイトメア、グレイ、ピアス
クリスタ、シドニー、ジェリコ、キング
クイン、ルイス、ハンニバル
ハンプティとダンプティ……は数に入れても良いんですかね?2人として含めれば23で新キャラがあと1人出てくるはず……
そもそもディーとダムを2人として数えていいものか……となるとたぶん新キャラが1〜3人残っているはず……
いやでもエースが役持ちになった時に消滅した人もいるとすればまた数が違って……?
ほとんど役を果たせていない、というのはキング達?と疑問しか残りませんが、いつかどこかで説明して欲しいですね。

まさかジョーカーさんと!恋愛できるとは!!
しかも個別ENDとは!!!
救いなんざねぇのが救いというブラックさん、恩赦で夢を見せるホワイトさん。
ENDは言わずもがなそういう感じです。
私はブラックさん派だったのですが……ホワイトさんも好きになりました、優しさに泣いた。
これが一番アリスらしいルートで私はこの結末を見たかったのだと改めて思いました。
記憶喪失になってまで姉の夢を見て、無意識下でも自責の念に駆られて迷うことは必至。
でもだからこそジョーカーさんに惹かれてしまうし。
元の世界の記憶を思い出してしまえば……強く繋ぎ留めてくれる誰かがいなければ、その選択しかできなくなるんですよね。
皆が引き留めるのに意固地なアリス。
アリスがアリスである限りそれは絶対で、帰還を願わないアリスはアリスではないのかも知れません。
それなら罰はジョーカーさんのところで受けたほうが幸せなんじゃなかろうか。
愛してくれる者のいる場所で、全ての記憶を持ったまま自分を責め続ける。
繋ぎ留められる誰かがいない、ジョーカーさんを愛してしまったアリスの末路。
やっぱりこの道しかなくて、けれどもこのジョーカーさんはアリスを愛してくれていて。
まぁでも今回の帰還ENDには救いがあったんじゃないでしょうか。
ところでBAD2はBADなの?という感じですね。
アリスにしてみればBADとしか言えないか……どこまでも優しいユリウス。
黒の領土選択が必須で出すのに手間取りましたよっと。
Whiteでは責任感MAXでないと迎えられないジョーカーENDでしたが、今作はある程度溜まっていればGOで溜まっていなくともGOで。
エースの言う通り選択肢に入る時点で……なんですよね。
記憶を思い出してしまうと駄目なので、次回作があるなら思い出さないまま進んでいくのだなと。
これまでの経験がアリスの中ではなんとなく感じる昔の思いだけで、ほとんどが無かったものになってしまうんだなと少し悲しくなりました。

攻略制限があるということでグレイルートを先に辿らせて「皆誰も教えてくれなかっただろ?」を踏まえての、それでも皆誰も教えてくれない……という現実を突き付けられてしんどいです。
皆本当に思い出してほしくないんですよね。
今作も今作で悩みが尽きません。
帰りたいのか残りたいのか、帰らなければならないのか……元の世界のしがらみを置いてクリアな状態で見た時、本心はどちらを望むのか。それは正しいことなのか。
偽物は本物になり得るか、偽物と本物の違いはなにか、何が真実で今何が大切なのか。
この世界の仕組みを知っても恐れず残ることを選べるのか。
世界の根幹にも度々触れており、分岐が始まりかけていること、時間を掛けて馴染んでいくこと、別軸の自分たちのこと、役持ちへの成り方と消滅のこと、今置かれているアリスの状況と未来を仔細に説明してくれます。
ダイアリとダイミラのアリスでは思考が異なるので、分岐のはじまりだったのかも知れませんね。
推測の答え合わせができる話もてんこ盛りでボリュームが凄かったです。
それはそれとして結局ルイスって何者なんですかね?
次国の示唆もあったので引き続きルイスは出てきそうですが、クイン大好きなのでそちらも引き続きお願いしたいです。
グレイとジョーカーさんも大好きです。
……どうかリストラになりませんように。
さておき。今回の催しがかなり面白かったです!
アリスが加わることでどう変化するのかが見所でしたね!

システム面での変更は、バックログとメニューが画面タッチでも開ける様になったことです。
画面の左右上部にボタンができました。
見辛くはなりましたが使いやすいです。
ハンニバルの上着を脱いだ立ち絵だけが残念と言いますか……シュッとしたグレイと並んだ時の違和感が半端なかったです。
マッチョなのは分かるのですがあそこまで胸筋バァン!で首がウってなってて怒り肩なのが解せぬ……

Switchから入ってWhiteプレイしたならBlackプレイでも良いと思うのですが……如何せん情報量が多すぎるので。
ユリウス?誰?エースの忘れられないって何?死にかけって?と疑問まみれになる予感しかありません。
エースの過去の詳しい説明がミラアリに丸投げなので、今作は本当にシリーズプレイ者向けだなと思います。
これは安易におすすめできない作品です。
組織に所属すれば引っ越しで弾かれない気もしていたのですが、そうではない訳で。
ずっと一緒に〜とはいかない未来しかない現実を突き付けられて、シリーズプレイ者にもちょっとおすすめし辛いなという感想です。
いつかの別れが決まっていて確実に再会もできるけれどそれがいつかも分からない世界での恋愛……字面が凄い。
とはいえ攻略対象に好きなキャラがいるなら是非プレイして欲しい作品ではあります。
アリスの行き着く先を最後まで一緒に見届けませんか!?とおすすめしておきます。
個人的にはとても面白かったです、良くも悪くも心を抉られる……それがアリスシリーズですから。

ちょっと心がしんどすぎて特典まで聴けていないので、そちらの感想は追々追記します。
気力があれば。またいつか。

スペードの国のアリス〜White〜感想

Switch スペードの国のアリス〜Wonderful White World〜
攻略はコチラです。

Whiteの攻略キャラは帽子屋屋敷と白の領土メンバーのみです。
ダイヤに引き続き今回も2部構成らしいので、駅と黒の領土はBlackでの攻略となります。

まずは記憶喪失の主人公について。
ハート、クローバー、(ジョーカー)、ダイヤと巡ってきた主人公ではありますが、感覚が残っているだけで何も覚えていません。
ブラッドの顔に見覚えがあるけど誰だっけ?
滞在地?罪?何それ状態の初対面です。
罪悪感を忘れたアリスはうじうじせず、前向きで陽キャ寄りになっていました。
夢だと思っていた頃の思い切りは息を潜め、割と慎重な部分もあります。

デフォルトの「アリス」呼びが実装されていますが、きちんとお嬢さんetcと呼んでくれる部分も多々あるので。
名前変更しても違和感もなく良かったです。
私は名変派です。

関わりのあったメンバーは主人公を覚えているので、イチからではありませんが新しく関係を築き直すお話です。
アリス的にはここが現実だからもう逃げない。
受け入れ辛い、隠されていたことに向き合う。
受け入れる。
優しさに甘んじているだけではなく自分からも歩み寄る。そんなお話でした。
アリスが真っ当で眩しかったです。

ハトアリとジョカアリをやっていた方が解りやすいシナリオでしたが、今作からプレイし始めても充分楽しめると思います。
なんせ記憶喪失で関係再構築ですから!
用語解説付きでめちゃくちゃ理解しやすいのがおすすめポイントです。

以下、話の流れ。
安定の長過ぎるプロローグから始まり。
滞在地を決め生活し、催しに参加してエースの盛大な八つ当たりに遭い。
未だ残る心のわだかまりに触れ、最終的に居場所を決める。

エースの荒れ様が酷かったです。
都度都度ちょっかいを出してきます、それはもうしつこく。
ユリウスが居ない上に迷子仲間のアリスが罪を忘れようとしている。
言葉では言い表せないモヤモヤを抱えてかなり不安定でした。納得ですが。

忘れていても選択で責任感は溜まっていきます。
しかし、責任感0でも攻略可能な訳で。
それは忘れたままでいいという彼らの思いでもあるんですよね。
まあでも上げないと見られないキャラのENDもありますからね。

双子とエリオットの過去話はきちんと回収されていましたが。
食わせ者のブラッドはちょい出し程度で見せてはくれないので。
ブラッドの過去を知るには『ツインワールド』プレイでご確認を。
忘れていた部分もあり、久し振りにPSP起動して回想見直しました。なるほど。

初周攻略キャラは割とガッツリ過去話入りなので結構重いシナリオになっています。
特に初出しの双子。
エリオットは癒しですが。
最初はクインか双子から始めるのが個人的にはおすすめです。
私はエリオットからプレイし、シリアス連発でメンタルがやられました。

従来キャラは昔のアリスを知っているので今と比べられるといいますか。
アリスがこだわってしまう部分もあり。
「今の私」を受け入れてくれるという意味では、今しか知らないクインとルイス、記憶喪失が好都合なブラッドは過去を気にせず付き合えて心労が少なかったです。

ルイスルートの高責任感サブEND(MAXじゃない方)は実質の大団円ENDですかね。
最後に残しておくと気持ち良く終われそうです。
MAXは辛いので先の攻略をオススメします。

キャスト変更については。
私はナイトメアの声を聞いたときのショックが凄かったです。
低音で怪しく心地良い響きこそ夢魔さんだったので残念でなりません。
気取り過ぎて情けなさが足りない……
プレイしていくうちに慣れましたけれども!
双子は是非子供バージョンが聞きたいです。
というかそれが醍醐味では。
ジョーカーさんは……うん、ジョーカーさんでした。
仮面可愛い。ブラックさん優しい。

後は各キャラの感想を。
エリオットは相変わらず主人公大好きで、大好きだから留めておきたい。
空回りしながら(でも間違いでもなくて)丸っと収まるお話でした。
ちゃんとモフモフしてて良かったです。

双子は……つらい。重い。
明かされていなかった昔の時間。
主人公自らの意思で向き合います。
受け入れて、理解する。
区別されたくない理由を知りました。

ブラッド的には、重ねられることなく関係を再構築できて好都合で。
積極的にアピールしてきます。
優しい甘さも健在で落ちるしかないよね感。
チェス大事です。はぁー……甘くて苦かった。
薔薇園のCGがすごく綺麗でした。

クイン、性格はブラッド似でキレモノ……の割にブラッドみたく主人公に甘い訳ではないんですよね。
正しいことしか言わない教祖様。
求めていたものの喪失。迷子の子供の様な印象もありました……腹黒すぎますが。
教団に主人公を引き込む為策を練り、策士策に溺れるってやつですかね。
まさに爽快!主人公の行動力に感心。
クインはまともな部類でした!感動!

ルイスは……ルイスでしたね。
ペーター並にぶっ飛んでいる頭でも恋愛感情を理解し、ペット対応ですが行動は気遣いに溢れていました。
結局昔の話は一切説明されませんし、クインとの関係性も不明なのでBlackで明かされるんでしょうかね。次作に期待。

責任感100のサブENDは有って良かったです。
辛い現実こそ本来は忘れてはいけないもの……という固定概念への疑問。
それが正しいのか正しくないのかはその人次第ですし、そもそも人生に正解なんてありません。
頑張ろうが引き籠もろうが逃げようが向き合おうが、それを自身が心から是とできるなら、それが正しいことなのだと私は思います。
いつも通り答えの出ないことを色々考えさせられる作品で安心しました。
やっぱりアリスシリーズは面白いです。

個人的にはクインとエリオットが好きです。
次いでブラッド、ルートがとても良かった。
心配性のグレイの攻略……待ってる。

双子は単一ルートなので、全5ルート。
シリーズプレイ者としては、ちょっとボリューム不足な気もしますが。今までが多すぎたので妥当なシナリオ量かと思います。
END条件探しつつゆっくりプレイしていたので40時間以上になりましたし。
総評はルイスの過去話の補完に期待というところで★★★★☆
万人受けされる作品ではありませんが、とてもおすすめです。是非に!

あとはシステム面。
ステータスが確認し辛かったです。
ルート入っても個別表示されず、いちいちキャラ画面開く必要があるので攻略作成者としてはかなり面倒でした。
あとスキップ切り換えLボタンを誤押してしまうことも多々あり。
メモってる間にオールスキップで勝手に進む進む。
ボタン配置変えても結局押してしまうので難ありでした。私の扱いに。

良かった機能一覧で締めくくります。
・アイキャッチ
・用語説明
・ボタン配置変更
・バックログからの巻き戻し
・次の選択肢まで飛ばす
・チャプターセレクト(責任感・好感度数決めて始められる)

最後に特典CDの感想。
は、書く元気があれば追記します。
4枚CDあってPCに取り込んだものの、まだ聴いてません。
ではっ!

新装版お菓子な島のピーターパン感想


Vita 新装版お菓子な島のピーターパン

攻略はコチラです。

移植にあたって、後日談と目パチ口パクが追加された感じです。
口パクに違和感はさほどなく、よく出来ていたと思います。

旧作からの機能追加はRoseプレイヤーならお馴染みのものです。
オートスキップ・巻き戻し
選択肢まで飛ばす・戻す
好感度upの表示
主人公の表情ON・OFF
上記の機能の関係でPSP菓子パンとはQS・QRボタンが異なります。

シナリオ追加ですが。
Extra(後日談)とコンプリートシナリオになります。
後日談は子供ができたりだとかですね。
フックのあれは手塚ゾーン的なアレを思い出しました。

コンプリートの方は記念日にまつわるあれやこれや。
主人公が登場するのですが、立ち絵とセリフが無いコンプリート特典仕様で。
特別な記念日だからと、ピーターが誰かを連れてお祝いに来てくれる話になっています。

あとは地の文の加筆修正だとか
表現がおかしかった部分の
差し替えだったり。
蔓でも蔦でも良い気がしますが
フックルートでのシザーの
「君」呼びは修正納得です。

それくらいですかね。


PSP版時、回収が面倒だった差分イベント。
それらがシーン回想に登録されないようになって楽にフルコンプできる様になりました。

ただ、お菓子図鑑が無くなったので少し寂しい気もします。

兄弟については、成長後の立ち絵が追加されています。

そんな感じですかね。
★★★★です。
PSP版プレイ者でも、画質が断然綺麗になるので買って損は無いと思います。
後日談もあることですし。

とすると、FDは出ない感じなんですかね。
結構好きなので残念です。


最後に、予約特典CD。
出演はフック、マイケル、ピーターです。
主人公はウェンディ呼びですね。

主人公が具合が悪くなったのでマイケルが看病しようと、街に食材を買いに行くところ。
フック、ピーターと出会います。

チョコレートおしなフックをよそに、魚を捕まえに行こうということで、入江にピーターが案内します。

退屈な普通の魚がいるとのことで撒き餌をして釣ろうとし。
大きすぎる魚にマイケルは糸が切れ、フックは引っ張られ水ぼちゃ。
フックに群がる魚を見てマイケルは助けに行き。
仕方なくピーターが助けます。

が、魚が釣れず。
結局、ピーターが水に潜って巨大魚をゲット。

得体の知れない巨大魚、食べたくない感じで。
普通の魚を釣って帰宅すると、主人公は夕食以外の家事をこなしていたという話でした。

うーん、いまいちですかね。

キャストコメントもありまして。
そちらの方は面白かったです。
確かに、思います。
ふつうはお粥とかですもんね。

はい。ではまた。

黒雪姫 スノウ・マジック感想


PSP 黒雪姫 スノウ・マジック

遅れました、攻略はコチラです。

まず、攻略キャラについて。
ロレイユとミラーが攻略対象に追加されました。
制限付きなので直ぐにはプレイ出来ないですけれどね。

代わりに、シャマードが対象外でEND無しです。
とはいえ、ルピノルートでイベントが有るので、父親の件について良い所を持って行ってくれます。


さて。
スノウ・ブラックの続編、スノウ・マジック。
マジックと言えば魔法・魔力・不思議な様の事です。

冒頭からルヴィアンが語るのは『黒と白の魔法の物語』
相反する魔力の触れ合いは消滅をもたらし、それによって引き裂かれた者が在ったおとぎ話。

黒の魔女は前作にも出て来ましたが、今作では白の魔法使いが登場します。
彼らの過去、関係性と生き方、それらが真相になります。

物語は、タレンシカの戦争に勝利し、ルヴィアンが行方不明になった後から始まります。
要は黒雪ENDからですね。

ただ、ルヴィアンと恋愛になっていないので。
主人公は林檎と城の意味も、ルヴィアンの正体も黒の魔女との関係も何も知らないままです。

ルヴィアンが居ない平和な日々の中、三国同盟を結んでいるにも関わらず、タレンシカが再び戦争を起こします。
白の魔法使いがタレンシカに付いているという噂、それは真実で魔法によって苦しい戦いを強いられ。

白の魔法使いをどうにかすべく、もしくは対抗すべく行動してゆきます。
ルヴィアンの行方を追い、自らの魔について疑問を持ち、模索する。

前作からのキャラクター達とは、恋人スタートとなっているので。
主人公がルヴィアンを探すことへの嫉妬や、身分の問題が恋愛に絡んでくる感じですかね。

主人公は、心根の優しい頑張り屋さんですが。
意固地、高飛車、意地悪な面もあり……少し嫌なやつにも思えました。

主人公側としては、ルヴィアンを捜すことに自問自答することになり。
国の為に自らの身の振り方を決める覚悟も必要になります。

ラストが前回とは違った終わり方、国を統一しましょではなかったりするので違った未来が見られます。
あと子供が産まれたり。
そんな感じですかね。


攻略順については。
話が分かり易いのは、魔法の物語があるファーレンルートと、昔話のあるファルコルートですかね。
最初は白の魔法使いの意図が読めないので、少しでも知りたい方は先のプレイをお勧めします。

ミラーが大体は教えてくれるのですが、三国+ロレイユをプレイしないといけないので、結構道のりは長いです。
ルピノとオムニア、デューンは分かりにくいんじゃないかなと個人的に思うので、参考まで。


では、感想に移りますね。
バレ注意です。

まずはプラチナムの人から。
先に策士で腹黒な王様、ファーレン。

アップルパイへのキラキラっぷりは健在ですが、今回は控え目。
というかオムニアが学習していたのが面白かったです。

ルヴィアンへの恨みを抱えた彼が、ルヴィアンを捜す主人公に一番拘っていました。
国の為の公平な意見で言っているのか、執着して言っているのか強く問われます。

で、ルヴィアンがいい男すぎて……06なんかもう本当涙がでそうでした。
正直、ルヴィアンが居ないとどうにもならないんじゃないかなと思うんですけれどね。

ファーレンの冷静を欠いた姿が印象深かったです。
それと寝顔について周辺。


続いてキラキラのルピノ。
プラチナム騎士団長としての責務と主人公の間で板挟みになったりですかね。

初っ端からのミラーのラブコールっぷりが見ものですね。

敗戦or魔女になるか問われる所がシビアでした。
個人的にキャラとしては苦手なんですけれど、ルートはとても良かったです。

自分で選んだことだから、私は後悔しないし幸せだと。


制限付きのロレイユ。
嫌味全開で始まりますが、主人公の妄想も入ってギャグな出だしになっておりました。
資金繰りに困る主人公の教育係として、暫く仕えてくれます。

ファーレン様の指示で仕方無く始まる関係、優しさと豹変する一面と。
鞭でクリムゾンのあの人を思い出しました……こほん。

魔女の元に彼が行くことになる所が山場ですね、送り出す側と送り出される側と見届けることしか出来ないもどかしさと。
女王としての正しさや、人間としての道徳性についても考えさせられるルートでした。

何より、ネクタイに手をかける眼鏡GJ!
こほん、色々とルピノが巻き込まれているのが面白かったです。
後はそうですね。
主人公自身が、ルヴィアンをと願うのが印象的でした。
自分でというのが良かったです。

追加キャラなので、後日談もきっちりで良い家庭で終わって心があたたかくなりましたね。


では、アパラシオン。
主人公一筋になったデューンから。

ゲーム感覚な発言も未だ有りますが、王としての立場も鑑みます。
そこでオムニアを前線に立たせることへの不安や葛藤があり、弱った一面も見られましたかね。

女慣れした人ですから、ルヴィアンへ執着する主人公にも割と寛大な態度で接してくれます……外面は。
不安なものは不安でしかないんですけれどね。

前作から一貫して、私情とは別の所で判断出来る人ですから。
ファーレンとは対照的でした。

オムニアの被害がより際立っていて面白かったですね。


続いて料理上手なオムニア。
おまけで散々な言われ様でしたが、優しい反面グイグイきてもらわないとーとか思います。

今回はオムニアの手腕が見所ですかね。
貴族嫌いでも柔軟に対応している姿が見られました。

自分は二の次で、いつも誰かの為に行動している。
故に身分差に誰よりも迷い、引き気味のもどかしい恋愛になります。
殆ど何も分からないルートなので、後にプレイするのをお勧め致しますよ。

にしても、交換っていいんですかね、少し微妙でした。
とはいえ、結婚式が!
ルヴィアンの送り出しが泣けました。


では、母国トレゾア。
まずは……というか、トレゾアを選ぶと強制的にファルコが恋人になるので、はい。

分かりますけどね、そもそもファルコが逃がしてくれなければ物語は始まらなかった訳ですから。
一番報われるべき人だと思います。

暗殺者なのでその関係の人達も出て来て大活躍になります。
というか暗殺メイン……アラロスを思い出したり出さなかっ(ry

ルヴィアンの林檎が意味深なのですが、そりゃあ無の精霊である彼からすれば悲しいですよね。
良い計らいではありましたけど。

そよりも子どもが可愛くって!


制限付きのミラー。
個人的に、今作のメインヒーローの立ち位置に見えます。
グリム童話寄りのENDが今回はミラーに有ったので。

無機質な感情に情念が宿ると言いますか、元々感情がきちんと有っても起伏は少なく。
それが恋をして人が変わります、人間らしくなりましたかね。

そういう話をルヴィアンとしたり、ルヴィアンを気遣ったり。
白と黒の問題等もあって、落ち着く所にしか落ち着けないのですけれども。

林檎の生み出し方とか、面白かったです。
後は髪を結んだら印象が変わるので格好良かったです。
そういえばファルコもおろしてましたっけ。

人間らしくなったとはいえ、変人は変人なので死体愛好家の王子様になるのが……あれはあれで良かったんですけど、こ・わ・い。


ラスト、ルヴィアン。
前作があれだったので、今回は主人公の為に色々奔走したり、守ったり、兎に角主人公の幸せの為に復活したりしなかったりで。

感情を理解しようとしてくれてもいるので、人間らしさというのもありました。
失えばいいのよとか言われて、大変な事態になるんですけれどね。
ギャグ的な意味で、でもリアルに困りますよね。

あれだけ非道な事をしておいて、許せるのか。
はたまた許してしまっているのか。
自身に問いながらの恋愛になります。

加えて、魔力の色の問題。
ハッピーエンドの在り方を問われている様に思えました。
無に帰したり、無に帰すのを望んだり。

白と黒を引き合わせる方法が斬新で目を見張りましたね。
理にかなってはいますが、何というか……強硬手段と言うか。

最後のファルコが印象的でしたね、ずっと側に仕えている彼が。
ルヴィアンがルヴィアンすぎて、いやはや。
綺麗にまとまっていました。


好きキャラは、断然ロレイユですけれど。
ミラーとルヴィアンのルートも良かったですよ。

今回はおまけがてんこ盛りです。
しかもギャグ路線、キャラ崩壊スレスレで大変面白かったです。
特に入れ替わりネタ。

ルヴィアンとシャマードが入れ替わって「ばっしゃー」が最高でした。
前作へのツッコミなんかもありましたよ、CGに関するものでした。
笑えましたし納得。



キャラクターが増えているので、ルートはいつもより短めで。
サクサクプレイできる分量でした。

の割に正義と悪とは……?
過去は変えられないから……とか色々とメッセージがあって。
ルートによって大幅に印象が変わりました、個人的にオムニアルートが苦痛……。

思想を納得させるだけの材料が足りていないんですよね、そもそも誰でも分かっているメッセージばかりで飽きもしました。

前作よりは良くなりましたが、やはりイマイチ浅い話で。
追加キャラは文句無しに良い出来でしたので、その辺はお勧め出来ます。物語は★★★.5
あとは、ギャグテイストなおまけが充実していたのでプラスして★★★★です。


最後に予約特典CD。
出演はルピノ、ルヴィアン、ミラーです。
本編をプレイすると、ミラーのルピノ大好きっぷりが分かるので話の展開も読めてきます。

ルピノが美しいらしい。
ルヴィアンが対抗意識を思いっ切りぶつけて、勝負する話です。

ミラー曰わく、この世で一番美しいものは絶望を前提とした絶対的な愛の希求、要は片思い。

ということで。
庭で手鏡(自分)に向かって愛を囁いて下さいというミラーの考えが、そのまま勝負になります。

結局どちらも良かったということで引き分けで。
後日ルピノの元へ主人公から手紙が届きます。

ルヴィアンと友達になってくれてありがとう、でも鏡に写っている自分に愛を囁くのは城の中だけに〜との内容で。

変態認定をもらってショックをうけつつ、笑顔でいてくれればそれでいいと。
終始突っ込んでいたルピノの心情で締めくくられます。

キャストコメントもありました。
いやあ、面白かったです。

ギャグたっぷり増量中ですね。
そういうのをお求めなら、オススメ致しますよ。

はい、次が届いたのでまた後程。

マーメイド・ゴシック感想


PSP マーメイド・ゴシック

遅れましたが攻略はコチラです。

まず、攻略キャラについて。
バジル、ガウェイン、ガリレオ、
弥彦、牡丹、エリアス、ロキが攻略対象になります。

ダンが対象外です。 
ラウラとダンのEndも有りますが、サブなので恋愛にはなりません。

主人公については。
人魚姫なので人間の常識を分かっておらず、天然にも見えますが。
基本はおてんばで明るく真面目。
とはいえ、重大な役目を果たさねばならないので空元気さもあります。


人魚の血を人間に与えれば、不老不死となる……しかしそれは人魚の中では大罪で。
幼い頃に死にかけの王子に血を与えた主人公は、十年間檻に入れられ幽閉されていました。

母が脱出の手助けをしてくれるのですが、王、つまりは父親に見つかってしまい刑として命を下されます。

二年前から海が黒くなり。
また、王子が人魚を捕らえようと懸賞金をかけて船を出しているらしく。
主人公が血を与えた件が人魚捕獲に関わっているのではないか、ならば王子を殺して来ることで罪を許すと。

要は、王子を殺せば幽閉が終わるので殺しに行こう、でも本当にそれでいいのか、黒い海はどうするのか、みたいな話です。

魔法使いであるロキに代償を払って足を貰い、地上に出て。
王子暗殺の算段を立てつつ近付き、恋愛に発展していくという流れです。


本当に王子が海を黒くしたのか。
だとすればそれは何故なのか。
王子が人魚捕獲の船を出すのは何故か。
というのが問題になります。

制限を見れば、関わっているだろう人物が丸分かりなのが仕方無いところですけれども。
その動機が真相ですかね、彼のBestEndです。

もっと言えば弥彦が話す伝説の内容も、ガリレオルートで血を飲ませた結果も、牡丹ルートでのバジルとの関わりも、ダンの過去話も関わってくる話です。

ですので、誰から始めても問題ないかと思いますが。
代償で話せないなら書けば良いのにと思うこと必至ですから、ガリレオを先にプレイするのをお勧めします。

牡丹はバジルの体についても若干含まれているので、バジルでのみ知りたいならバジルを先に攻略どうぞ。
弥彦がバジルに因縁を抱えているので、その辺も念頭に入れつつ。

真相を早く知りたいなら制限のバジルとロキですね、ただロキのHappyEndは制限付きなので、ゆっくり楽しみたい方は最後に回すのをお勧めしますよ。


さて、感想に参ります。
プロローグから変態なお姉さんがテンションMAXでぐいぐい来ますから、掴みが良かったです。

では1周目キャラから順番に。
内容バレ注意ですよ。

まず、忠誠心溢れる真面目で口うるさい王子の側近、ガウェイン。
王子命な人なので、怪しい主人公に敵対心剥き出しです。
ですので、最初は嫌われていて当たりがキツくもあります。

どうやって仲良くなるのか、信用してもらうには、と考えながら恋に落ちます。
が、彼は体に問題があり……死亡Endが多めです。

とはいえ、Merryはとても良かったです。
使命と愛情の狭間で揺れて、貫き通して、主人公は受け入れて。
涙なしには見られません。

主人公が自ら打ち明けるシーンにも感動しました。
強い意思を持って拒む彼にも。
エリアスが良い役回りで、可哀想でもありますけれどね。

食堂でのイベントが印象深いです、友達への第一歩!
後はガーベラ、ですかね。
意外と嫉妬深い?執着心が半端ないので、最後は面白かったです。


続いて、人見知りが激しすぎるマッチョで優しい宮廷医師のガリレオ。
濃いです、仕事は難なくこなすのに仲良くなるのにはこちらも別の意味で一苦労します。

おどおど、びくびく。
正直う(ry
でも、とても生真面目で優しさに溢れ……研究もあって悩みの多い人でもあります。

ガリレオの仕事を手作いながら関係を深めていきます。
商人が怪しすぎて、まあ予想通りの展開になるので。

感動したと言えば、ミレティスに戻った時に会った人魚の兵士の言葉です。
主人公が名乗った時の対応に、ほろりときました。

彼のルートは色々面白かったです、花に猫にガウェインに。
Goodのほっこり具合に和みます。
逆にDeadは、壊れたガリレオの怒号に度肝を抜いたりですね。
ガウェインが良い役回りでもっていきましたね。


続いて、面白いことが好きで豪快かつ野蛮に見えて繊細な海賊の船長、弥彦。
海賊船で共に生活するのですが。
人魚捕獲に勤しんでいるのでバレたら大変なきわどい恋愛です。

お頭なだけあって、頭の回転も早くなかなかの切れ者。
バジルとは因縁があって人魚を強く求めているので、なりふり構わずな面もありますけれどね。

危険なオトコ、というのでGoodは無く、死ぬか囚われるかBestなのかという面白いEndになっています。
牡丹が狂いす(ry
弥彦はスパッといってくれるので好感が持てました。

印象に残ったのは、やはり一般人を捕らえて暴行を加えるシーンです。
海賊らしい吐かせ方に納得。
あとは伝説の話、するということは居るということでの伏線、興味深かったです。

ダンスも素敵でしたけど、船員達とのやり取りと、牡丹への嫌がらせが和みました。
後は最後でラウラが会いに来るのも面白かったです。


続いて、クールに見えてどこか天然で孤独を抱える弥彦の右腕、牡丹。
堅物で真面目ではあるのですが、何というか……典型的なヤンデレさんでした、そしてウブ。

弥彦が船に乗せたので主人公監視する必要があり。
常識外れな行動を取る主人公を、訝しみながらも丁寧に教えてくれ、気遣ってくれる。

ガウェインよりも当たりは優しめですが、その分彼に気に入られると厄介な恋愛事情にも陥ります。
あなたが分からないから……
ロキが最悪な感じに行動を起こすので持っていかれるEndもあり。

船員達の微笑ましさと、リスを乗せた牡丹に癒やされつつ。
木から落ちるイベントは好きでした。
それよりも普通の服装の牡丹が恰好良すぎてですね。

バジルの悩みがあっさり回収されたり、ロキの狂気が見えたり……しているからか、Bestはがっつりでした。
ただ、牡丹の首の骸骨に花が有るでしょう的なツッコミは……こほん。


続いて、主人公以外に当たりのキツい幼馴染、エリアス。
主人公には笑顔を携え優しく接しますが、他はどうでもいいので温度差が酷く、陰惨なBadもあります。
どこかのストーカーうさぎを思い出します。

尽くすのには理由があって……プレイしていけば想像の範疇内ではありますけれどね。
なんだ、そんなこと。で片付けられることですから。

とはいえ主人公大好きでも、負い目を抱えて接するので自分なんかと思って恋愛が上手くいきません。
代償の件もありますし。
原作の人魚姫が生かされているのは彼でしょうね。

ロキの横槍が結構ありますが、主人公の扱い方が酷いので面白くて。
基本報われない男である彼のルートには必要不可欠ですね。

主人公の意見重視なので良いやつではあるんですけれどね。
完全に壊れるとヤバいですし。


では!制限キャラへ。

まずは、品行方正、利発的でリアリストな王子のバジル。
国政も担っているのでかなりの切れ者でありながら、国民への思いやりと情に溢れ……まさしく王子様な人です。

彼の懐が広いのは不死という理由があるからかも知れませんが、それにしても刺した主人公を許して願いを聞くのですから、良い人すぎます。

城に連れ帰られ、主人公は落とす方向で責めていくのですが。
滑稽すぎて、しかも場慣れしているので効果無しなんですよね。
もうちょっとお近づきになるスマートな方法はなかったのかと思いつつ。

代償が障害になって恋が発展し辛い中の、ダンの爆弾発言ですから、急展開も急展開で。
だからダンEndをバジルに組み換えたんですけれどね。

Goodでのやきもき加減が案外面白かったです。
後は、感謝を伝えてくれるのは嬉しいですよね。
母親のブローチと、婚約者が出しゃばらないのも良かったです。
原作通りだとイラっときますから。


間にダンを挟んでおきます。
幼い姿の情報屋。
見た目は子供中身は……なものを思い出すこと確実だと思います。

真相にもじゃんじゃん首を突っ込んでくるので、はい。
ダンのイベントは兎にも角にも可愛いんですよ!
初々しさもありつつ、大人な面もみせつつ。
過去を語って、経緯を語って、仲良くなっていきます。

ちらっとこちらを見上げる姿がもう、、こほん。癒されました。
バジルの件が有るので、どうにか出来るのではという希望も抱きつつ、続編待ちですよね。


最後に、飄々とした態度の魔法使い、ロキ。
プロローグから酷い扱いの彼ですが、達観しているので恐ろしい人でもあります。
魔法使いなので、かなりやりたい放題で。

いやあ、あの子供姿は可愛くてふてぶてしくて抱きし(ry
私は一番最後にプレイしたのでHappyを先に回収してからBest見たんですよね。
後味の悪さと言ったらもう( p_q)

こほん。
今回も関わるのは家族のことです、安定ですよね。
しかし、以前に海が黒くなったのが先々代の王の時ならば、何年前の話なんですかって話ですよ。
父親はどのタイミングで血を分けたのかが気になるところです。

Bestの教会でのあれやこれやは……駄目でしょうと、個人的に思います、はい。
綺麗な最期でしたけれども。

やはり、バジルルートの主人公が言う様に、私もハッピーエンドが良いです。
悲劇はあくまでもキャラを引き立てるスパイスで……プレイしているこちらは、幸福を求めているのですから。

悲劇と悲恋は同義ではありますが、私は別物だと言い張ります。
悲恋の話にも幸せは確かに在るのだと、私も思いますしね。

まあ、Happyは都合良くいきすぎて違和感があるんですけれども。
ロキには代償があるので、何とも言い難いところですが。
まあ、誰も死なずに解決するので救いがありました。


後悔、幸せ、悲劇の定義。
メッセージ性が非常に強く出ている作品です。

加えてどこか狂っていたり病んでいたりぶっ飛んでいたりと、個性的なキャラも交えつつ。
少し昔の作風に戻ったのかなと思いました。
絵も綺麗ですし★★★★

ガウェインの最後のスチル、主人公の半目がいただけないのと。
バジルと弥彦の肩幅が広いのは微妙かなあと思ったりもしました。
あと「プレゼンテッドバイ〜」の台詞に何故か吉野さんの声があるという、いいんですかあれ仕様ですか ←

ロキは全キャラの制限を付けても良かったんじゃないのかなと思います。
ガリレオの人間不信具合がどうにも苦手でした、後は牡丹がヤンデレになり果てているのがね。

と言っても好きキャラは
ダン>ガウェイン>牡丹>バジル>弥彦>ロキ>ガリレオ>エリアス
ですけれど。


さて、最後に予約特典CD。
出演はダン、ガリレオ、牡丹です。

バレンタイン間近。
女がプレゼントを渡すアルメリアのイベントなのだと、ダンから説明があり。

主人公からプレゼントを貰うには……と、牡丹とガリレオはダンに教えを乞います。
そんなのはダンにも分からないのですが、所詮は子供だと言う牡丹の挑発に乗ってしまい。

好かれる努力をしろ、まずは自分を心身ともに鍛えろと。
マッチョなガリレオは脱いで、鍛えているのに好かれないと訴えたり。

相手を誉めるか口説くかしてみろという話に変わり。
道で偶然会い話しかける設定でガリレオにやらせると。
「俺の子を産んでくれ!」との爆弾発言。

「重いだろ!色んな過程を飛ばしすぎだ!」と激しいダンのツッコミの嵐になります。
ボケるつもりなら喋るなと言えば、黙る2人にまたツッコむという悪循環になり。

結局、ダンが手本を見せることになって「最近綺麗になったよな。でも、俺が一番あ……」と告白しかけ。

綺麗とか可愛いとか言っておけば良いんだと、ヤケになり。

結局、親切にして、それとなくプレゼントが欲しいことを言えば良いということで解散になります。

主人公は皆にプレゼントを用意していたのですが、姉に呼び出されダンが皆に配布することになって話はおしまいです。

ガリレオのキャラが激しくギャグ方面に崩壊していました……欲望に素直すぎる。
あとダンが叫んでツッコミすぎて面白かったです。
牡丹は、牡丹でしたけどね。

キャストコメントもありまして。
いやはや、かなりネタバレを含んでいるので要注意ですよ。
私は先に聴くなんてしないから関係ないんですけど。


はい、ではまた次が来れば取りかかります。

大正鬼譚〜言ノ葉櫻感想


PSP 大正鬼譚〜言ノ葉櫻

大分遅れましたが攻略はコチラです。


まず、攻略キャラについて。
前作のキャラに加え、今作では栗原先生が攻略対象に追加されました。
教員2人は最後にルート解放なので、おあずけ感半端ないですけれど。

西嶋院長については、ちょいちょい出てきます。
死して尚、大人な見解で良いところを持って行く鬼です。

前作が出たのは約一年前ですね。
最近安定のデフォルト呼び、恋人スタート、おまけのシステムボイス設定等が新しく感じる所でしょうか。


さて。
続編ということで、事件を経て恋人になってからの春。
卒業を間近に控えた、もしくは卒業の為に身の振り方を考える、そんな季節。

願いを叶えるという百年櫻。
主人公には叶えたい願いがあり、皆に事情を話して探すのを協力してもらいます。

加えて主人公は個人的な悩みに直面します。
将来やりたいことは?興味のあることって?向いていること?

創立記念休暇に出掛けて、創立記念パーティーの為に奔走し。
パートナーの彼を見て、主人公は何を思い、何を見つけるのか。
百年櫻を見つけて願いは叶えられるのか。

要は百年櫻を探しつつ、卒業に向けて 「夢が無いから見つけよう」「就職先を考えよう」な内容でした。

今回謎なのは、百年櫻についてのあれやこれやです。
百年櫻の誕生から、様々な噂話が飛び交い始めたきっかけ。
教員2人のルートで分かります。


攻略順については、相馬ルートに『椿姫』の話があります。
千寿院・浅ヶ谷内と似通った点があるので、比較しながら進めたい方は先に相馬の攻略をお勧め致します。
椿姫を知っている、または比較より恋を楽しみたい!というなら相馬は後回しの方が良いですね。


という具合で、続いて感想に移ります。

父母が出たり、変わった組み合わせの2人の場面があったりと、新しい一面が見られます。
事件後の穏やかさを感じられ、また八犬伝に似た強いメッセージ性もありつつ、な感じでした。

全体的に後日談がとても充実していました、子どもとか居ますし。
さすがに、シリーズはここで終わりですね。


はい、ではまず人間から。

メインヒーローの千寿院司郎。
初恋の彼との約束、住吉の死の重み、父親の横暴さ、またその父母の心中。

身分の話や家族の扱いが問題になります、浅ヶ谷内が良くも悪くも大活躍ですね。
横槍を入れつつ、浅ヶ谷内ですから味方であることに違いなく。

浅ヶ谷内よりも私は当主である義父の想いが衝撃的すぎて。
可哀相な人に見えました、誰が悪者なのか、時代がそうしたのか。

割と重い話なので、野球があったり和装が見られたり。
特にデートでの主人公のむちゃぶり具合が半端なく、本当に面白かったです。


続いて浅ヶ谷内。
主人公一筋になった彼が、妬くターンです。
浮気疑惑に嫉妬するのが少し嬉し(ry
独りで抱え込む格好悪い浅ヶ谷内も特盛りでした。

千寿院家へ対する劣等感は、浅ヶ谷内家の問題に深く関わります。
当主と父親がですね、ていうか父親が若すぎてイケメン。
椿姫との対比が良かったです。

当主の複雑な心境も詳細に描かれ、千寿院と対象的な話も興味深いと言いますか。

嶽屋の侵食率が高いです、サブとかほぼ嶽屋色……櫻ENDは三人で微笑ましかったですね。
でもやっぱり、ベストの幸せな家庭に嶽屋が居る姿がほっこりします。


続いて鬼、攻略順に書きます。
まずは水鬼の相馬。

甘い物好きはぶれないですね。
前作では、卒業や帰宅が無かったので今作にはありました。
家広い、というかお姉さんすごい似てる、相馬さんもある意味すごい。

謎な彼もまた、主人公と同じにこれといった夢もなく。
色々な葛藤を抱え、また共有しながら一緒に将来について悩む形の恋愛です。

舞台を挟むので、ロミジュリっぽさと言いますか、ハトアリの舞踏会後の甘さと言いますか……その辺りを思い出しました。
相馬さん、やればできる人なんですね ←


続いて火鬼の伊沢。

兄貴分であり、姉が居るので弟でもあり……弟な伊沢さんが新鮮でした。
お姉さん格好良すぎますし。

夢はひとつ、菓子職人と明確な人ですから、主人公の身の振り分けが鍵になります。
また、悩みを抱え込んでしまう彼との契約の誓いがが問題ですね。
守れないとどうなるのかはお菊にどうぞ。

相馬さんと桃華と一緒の話が多くて、仲良しだなと思いながら。
皆でというのが多かったので一番好きなルートでした。
やはり花畑のシーンが好きなんですけれどね。



続いて嶽屋。

ツンデレさんが、少し大人対応できる様になりました。
何だか勿体ない感じもしますが、成長したのだなとも思います。

帰宅エピソードもあり、鬼と人間の絆の在り方について考えさせられます。
それも織り込みつつ、軍人になりたい嶽屋の背中を押すのが主人公の役目でありまして。

死地に向かうかも知れない不安とか、離れがたさとか。
世話焼きの浅ヶ谷内と一悶着あったりですね。

夢を叶えたその先、今は今しかないのだと。
大人なシナリオでした。


続いて制限組、六月一日先生。

音無のエピソードが沢山出て、もやもやする部分もありつつ。
感情をストレートに表現してくれる六月一日先生も見られたり。

前作の事件が未だ尾を引いていて、全員で立ち向かう話でした。
とは言え、暗い話だけでは終わらずで、浅ヶ谷内の「おやまあ」に爆笑してしまいました。

言葉で過去は変えられないですが、過去への思いとか
そういった感情や捉え方を変えることは出来ると、私は思いますけれどね。

院長になっても教師として慕われる六月一日の生き方に、主人公はどう寄り添うのか。
グッドENDが個人的には好きです。


最後に、栗原先生。
聡里さんが居たので、攻略対象に追加されるとは思っていなかったんですよねえ。

初恋の千寿院が良い風に想定内な妨害?をしてきたりとか。
六月一日先生に諭されたり。
忘れられない人が居るのが分かっていての恋愛ですから苦しく。

櫻ENDは怪談シリーズを思い出します、悲しい!
ああでも、人間の何倍もの時間を生きるとはこういうことなんだろうなと納得もしました。
記憶を重ねて、思い出して。
いつか過去のことを笑顔で話せる様に。

時間軸を現代まで持って来るのは良いんですけれど、追憶でも現代まで持ってくるのは正直どうかと。
輪廻転生、信じるか信じないかで大きく評価が分かれそうですね。


過去を受け入れること、目を背けたい事に向き合うこと。
思いを言葉にすること、未来のことを考えて歩んでゆくこと。

非常に前向きな作品になっていました、★★★★です。
前作より各段に楽しくプレイできたので、興味がありましたらお勧め致しますよ。


好きキャラは変わらず、浅ヶ谷内、六月一日の両名です。
伊沢さんに寄り添いつつ夢を見つけるルートと、千寿院との幼少期の約束が個人的に良かったので二人の株も上がりました。


それでは最後に、予約特典CD。
出演は嶽屋、六月一日、西嶋の三名です。

いきなりテンションのおかしい嶽屋さんから始まります。
「嶽屋宋次が星陵院を紹介しちゃうよ!わお!」……というフィルム。

前説で「ゲーム本編に忠実に作られていて」等とサクッと嘘を吐く院長が面白かったです。
フォローは勿論六月一日先生。

時は事件調査の前。
主の入学志願者が減っている為に、活動写真を撮ろう!
勿論、有声映画は昭和だろという先生の突っ込みが入る訳ですが。
顔が良いので出演してくれと言われ、仕方なく進めていきます。

ばったり会った嶽屋をおだてて連れ行き、院長の台本のもと、撮影の開始です。
キャラ崩壊が良い意味でヒドい。
ノリノリの嶽屋に、燃える院長「魂を込めるんだ!もっと!言霊を!」

結局、院長が投げ渡したフィルムが駄目になって後日撮り直し。
しかし使うことの無かった物、それが目の前の物で、西嶋院長について懐かしむ嶽屋と六月一日。

主人公が嶽屋を呼びに来て、六月一日先生一人になり。
独り言で締めくくられます。
あんたは今年、使うつもりだったのかと。

あんたの作った星陵院はちゃんとここに在ると。
「金色の支配者、金色仮面!影から皆のことを見守っているよ!」とフィルム中の院長の言葉に、見ていてくれよと。

キャストコメントも駆け足ですが有りました。

面白くもあり、院長の心の様でもあり。
ほっとする様な悲しくなる様な、深読みできるお話でした。


はい、ではまた。
次が届いたので順次進めていきます。

里見八犬伝 浜路姫之記感想


PSP 里見八犬伝 浜路姫之記

大分遅れました、攻略はコチラです。


まず、攻略キャラは。
荘助、道節、現八、小文吾、毛野、大角、浜路です。

丶大が対象外なのに驚きました。
個人的にはど(ry

はちと親兵衛は今回もENDはありませんが、大分絡みます。
特に浜路ルートの親兵衛が可愛すぎてもう ←


さて。
八珠之記の続編ということで、物語は安房の義成公に仕える事になった後から始まります。

主人公は皆に性別を明かしていますが、毛野さんは主人公を含めて誰にもまだ打ち明けていません。

ある日、死んだはずの浜路が義成公の五の姫の婚約者として現れます。
しかし主人公達のことは覚えておらず。
その夜に村雨丸と珠が盗まれ。
浜路と五の姫は城から行方をくらましてしまっており。

村雨丸と珠を盗んだのは誰か。
浜路と五の姫の行方は?

ということで、浜路を追う組、村雨丸を探す組と、別れて旅に出ます。あと城に居残り組。
ここで丶大は、姫の行方を一人で追うので対象外という訳です。

原作を知っていれば誰が主犯か、名前で丸分かりですが。
オリジナル要素があって、かなり楽しめました。
人物設定が変わっているんですよね……長くなるので割愛。


今回の真相は5周目以降に解放される浜路ルートです。
でも毛野さんで分かる話の発展系みたいなので、はい。

どうやって村雨丸を盗み、珠を盗み出したのかが浜路ルート。
そもそもどうして荷担したのかは毛野ルートでも分かります。

犯人についてはどのルートでも分かるので割愛。


では、感想に参ります。

浜路の生き返り話なので、主人公は浜路のことばかり考えていて。
全体的に攻略キャラ達は、やきもきして関係を疑ってみたり、嫉妬したりが目立つ感じでした。

あとは正月さん。
明るくて一途で主人公大好きーなので、シリアス面の緩和要員?としての役割は抜群でした。


あとはプレイ順で。

まずは道節。
俺様で態度悪いのは健在です。
今回も孤独エピソード(主に生き返り)がありましたが、それよりは喧嘩が目立つ感じでした。
けれどすごく心配性で、優しい面があって……これぞデレキャラで兎にも角にもからかいがいのある人です。

お姫様抱っこで駆け出すシーンが印象的でした。
あと、花が似合いすぎて。
関東管領が攻めてくるのは原作通りで安心というか、はい。
マブダチ兼恋人の様な関係で好きです。


大角の不幸体質は相変わらずでしたね、公害と言いますか。
主人公の辛い時は、そっと傍に寄って支える。
でも相変わらず誰にでも優しくてやきもきします……女慣れしている感も漂って来るんですけど、気のせいですかね。
キメるとこはキメてくるので(ry

大角さんルートの浜路が!!
男前すぎてもう涙が溢れました!
あと小文吾の悲鳴が見どころですかね、面白かったです。


荘助はですね、我慢の限界?
前作では返事を待ってくれる恋愛でしたが、いきなり意識させられる展開になり。
基本優しいんですけどね、若干引きました。
にしても、信用しているからか浜路様なら〜ばっかりで本当に真面目でしたね。

浜路に詰め寄る荘助は素敵でした、本音を言えと。
意外と浜路の最期のENDが良かったんですが、やっぱり共に生きていく方が良いですよね。


現八は正しく強く在りながら、ずっと悩みを抱えていたというか。
よくよく考えてみれば、本人の意思はどこって話ですもんね。
悩み、迷い、私が強くなればと、琴線に触れる様な話でした。

盗人に間違えられるというのは原作にもありまして、夏行さんは後々も関わってくるんですけど、どうですかね。ダンディーで恰好良かったです。

不器用な愛情?恋愛に不慣れな感じに胸キュンです。
死亡ENDでは現八さんの狂気が見えて好感が持てました。


毛野さんは性別を打ち明けていないので、その辺りの踏ん切りが問題になります。
簡単に信じる事ができないから臆病で、でも腹黒さもあって。
いい味出していましたね……それにしてもモテモテですけど。

舞を舞うシーンもあって、毛野さんにとってどれだけ大切なものなのかというのも確認できます。
女としての彼と男としての彼。
きちんと両方が報われる様に義成公が計らってくれるので、感動というか……感服しました。


小文吾ルートは、心情的に辛い。
房八さんとぬいさんを亡くして、前を向ける彼はとても強くて。
その分小文吾が元気なので、明るくなれますけどね。
大きな犬みたいで、可愛かったです、食べさせたりとか。

姫への説教シーンが小文吾らしくて良かったです。
あとお風呂ネタが強烈すぎて、笑えました。
『新しい日々』が微笑ましくて良かったです、でもやっぱりケダモノ。


浜路はですね。
浜路が浜路に戻る迄が大変ですね、斬ったり斬られたり。
親兵衛が大活躍です、熊を倒すとか……原作では虎を倒すっていうのがありましたけどね。

にしても、正気に戻った途端にとか、思わぬ女性関係……というか床事情?を知ったりだとか。
必死さが伺える割には悲壮感たっぷりで、主人公を怒らせたり。
まるっと解決で終わりますが、毒づいたはちが怖いというか。

『三人の日々』が良かったです!
スチルも幼馴染感たっぷりで好きですね。


好きキャラが
道節>毛野>現八>小文吾>浜路>荘助>大角に変わりました。

シナリオは個人的に、空虚な悩みを抱える現八さんが一番好きでした。


システム的には。
主人公の名前呼びとおまけのシステムボイスは、最近安定ですね。
シナリオは★★★★
主人公が相変わらず鈍感すぎ(ry
音声がフェードアウト?文末が切れている所が多かったのがマイナスです。
でも話の組み変えと、金太郎飴感がほぼないのは評価できるので★★★★ですね。


最後は予約特典CD。
出演は丶大、荘助、浜路です。
内容バレ注意ですよ。

説法をサボりたい丶大。
悩みを抱える荘助と、浜路と出会います。
丶大は、信乃に説教するなら話術が必要だと言い、説法…もとい、説教の伝授を行うお話です。

話は面白くてなんぼ。
キーアイテムは『つぼ』です。
怪しい壷を高値で売りつける練習をします。

お手本として浜路から。
売る相手は40代既婚女性人妻、子供は手を放れ、旦那に構ってもらえない設定。
……貴女の心の隠れ家に、この壷如何ですか。
という、色気。

続いて丶大。
売る相手は20代前半男性、ごろつき。
てめえ、ああん?
金置いて行くか、錫杖で可愛がられるか選ばせてやる。
という、恐喝。

最後に荘助。
押しが足りないから、ぐいぐい行けということで。
売る相手は浜路様。
壷を、買って?お兄ちゃん。
という、弟力。
浜路「ぐはっっ!合格!」

話術が身について来た所で、説法をかますこともできると温泉へと出掛けてしまう丶大。
後日帰って来た丶大は、城下で横行している壺売りの対処に追われ、それは荘助が原因で。

この壺買わねえと通さねえぞ、ああん?
お姉さん、心の隠れ家にどうですか?
という演技力全開の荘助を止めに行きます。

浜路がお兄さんキャラと吐息全開で、キャラがギャグ方面に崩壊していました。
いやあ、面白かったです!

キャストコメントもありまして!
CDは★★★★★

あれですね、最近世の中で求められているのは面白さなんですよね。
こほん、続きがすっごい楽しみなんですけど、出ますかね?

はい、ではまた。

魔女王感想


PSP 魔女王

遅れました、攻略はコチラです。

まず、攻略キャラについては全員です。
メイドのドリスのENDもあります。


さて、主人公についてですが。
基本真面目で、責任感は有るものの力がついていかない&心が追いつかないので優柔不断な所があります。
傾向から言えば割とうじうじしていますかね、と思えば前向きにもなる。

おてんばな幼少時代を送っているので、決めた後の頑固さはあっても、それまでが長いというか。
とりあえず、非情になれない平和主義者です。
あと料理下手。


物語は、暗黒神ナディス様から下された神託を、現魔王である父親が受けて展開してゆきます。

城を出てやらねばならない事が出来たから、魔王代行をしろと。
本来ならもっと後で継ぐはずだった魔王の座を、前倒しで継ぎ魔女王になることになります。

父親不在の中、魔物が凶暴化して人間や魔族を襲ったり。
それを勇者達が魔王の仕業だと疑って魔族の討伐に来たりします。

討伐に来た勇者パーティーの4人の中には、かつての友達が2人。
しかも片方は、主人公の事を完全に覚えておらず酷い憎悪でもって接して来る現実。

帰って来るのか不明な父親と、真の魔王になる為の儀式をしないと魔物を従わせることが出来ない壁に当たります。

儀式には赤い月の晩、高貴な者を殺す必要があるのですが。
生贄として城に居る王子に情が湧き、更に殺せば人間との和解は出来なくなるだろうと儀式を出来ない心境に陥り。

人間のことが好きな主人公は、何度も勇者達に交渉に行ったり。
魔王の仕事をこなしながら、魔物凶暴化の原因を探したりと、人間の国との和解に勤しみます。

という様なお話です。


今回の案件は三点です。
父親が城を出た理由
魔物が凶暴化している原因
アトラスの記憶喪失の原因
という点です。

魔物の凶暴化については、半数以上のルートで分かるので割愛。
父親についてはアトラス・メルヴィンで、真相はメルヴィンルートです。

父親の事情をざっくり知るにはアトラスで、メルヴィンはその補足の様な真相になっています。
なのでアトラスをプレイしてからメルヴィンへ行った方が良いかも知れません。

アトラスの記憶喪失の件は、制限のキャラがいるので言わずもがな、です。

後は……謎めいたメルヴィンについてですね。
メルヴィンの事情は彼のルートでのみ知りたいと言うなら、関わりの少ないサミュエルorドロップをプレイしてからが良いです。
エドガー・王子ルートではモロバレしているので注意。

真相に関しての注意点はそんなところですね。


では、感想に参ります。

まずは勇者パーティーから。
一番理解してくれそうな戦士、エドガー。

幼い頃の思い出話に花を咲かせ、主人公の人柄を再確認して親睦を深めます。

可哀想にも、友達であるアトラスと主人公の間で板挟み状態で。
アトラスは魔族を滅ぼしたい、主人公は人間と和解したい。
考えた末の結論は……ああ、多少のネタバレは注意ですよ。

結論、オレとニゲナイカ。
主人公は真面目ですから、逃げないという結論にしかならず、平行線を辿ります。

というか、めちゃくちゃしつこいですエドガー、あと嫉妬深い?
それが決別の種になり、最後の方まで平行線の恋愛ですかね。
結局のところ、恋情と理想が勝って良いENDになりますが。

如何せん、声が合ってないというか...( = =)
初聴の衝撃は凄かったです、若干の棒読み加減が気になりましたが、頑張れば終盤で慣れる……はず。
意外とラブシーンの演技が良かったので、違和感は半端無いという程でもありませんでした。


次に勇者アトラス。
色々詰まったルートでした。
父親の問題をはじめ、魔物と記憶の問題ですね、そちらは伏線になっていましたけども。

敵だー殺すーという憎悪持ちなものですから、昔語りをしても縮まらない心の距離。
そんな中、告白は唐突に、です。
はあ?ってなりました、いつ好きになったんだって。

終盤で本人によって心情の吐露があって納得ですけど、にしてもいきなりすぎました。
ギャップが酷い。

記憶喪失の原因も、アトラスルートでは解らないですし。
バッドENDが伏線ですね。
過去に対しての向き合いは出来ていない終わりになるので注意です。

昔とは変わってしまった面と、変わらない面。
どちらを好きなのか、どちらも好きなのか。
そういった悩みなんかも出て、深めな恋愛でしたかね。


次に魔法使いのドロップ。
知識欲と研究心が半端なく、魔王への敵意を凌駕して割と普通に(ある種の熱意を持って)接してくれます。
というか変人(ry

低身長の美少年で、博識。
ツンデレな彼は、魔法使いとして人一倍孤独も抱えています。
魔族も魔法を使うので勇者パーティーで人助けをしてもアウェー感が拭えないと言うか。

本当のことしか言えないという、実直な性格は好印象でしたね。

誰かの役に立って自己を確立したい、生きる意味とは何だろうか的な悩み持ちの繊細な人です。

とにかく可愛い ←
魔法使いなので魔族の魔法にとっても興味があり、最終的には予想通り落ち着きます。


次は、王子レオンハルト。
出会いがとっても面白かったです、特に主人公の対応が。

生きるのに執着しておらず、自分の生をどこか客観的に捉えていて、儚げな人でした。
生贄になる事も全部受け入れて笑っているので、主人公がイライラして怒ったり悲しんだりします。

王子と言えども、境遇に難あり。
人間の醜さを象徴しているルートと言えそうですね。
生贄になると言われても、主人公は殺せないし、殺したくない。
じゃあどうするのか。

同じ所に住んでいるので、早い段階で恋に発展します。
……仕事、させすぎじゃないですか、吐息とリップ音が多い気がしました。

知らぬが仏、見た目ハッピーすぎるエンディングでした。
裏では……ごにょごにょ。
執着して生きる彼は素敵でした、グッドENDが面白かったです。


次に魔王軍、冒頭から毒舌発していた暗黒司祭のサミュエル。
口では何やかんや言っていますが、どのルートでも頑張る主人公を影で支える心の広い忠臣です、嫌味たっぷりですが。

しかし、ルートは初っ端から変態かっ!ってなりました。

あと、もの凄く心配性です。
運命に生き方を縛られ、覆せなかった過去があるのに。
主人公が殺されるとか神託で告げられるので、護るのに必死。
良くも悪くも過保護ですね。

アトラスやドロップ、メルヴィンより先にプレイしたので、お父様どうしたの、ポカーン(゚Д゚)みたいになりました。
はい、先のプレイはお勧めしません。

というか、修羅場を救った力が何なのかとかも説明されていないので、色々不完全燃焼な感じでした。
ドロップのバッドENDと関わりがあるんですかね。

サミュエルだけは、何があっても主人公を尊重してくれる、良き味方で居てくれるんじゃないかと思います。
バッドが、バッドENDが!
ぐっときました、良かったです!


続いて、暗黒騎士で主人公の騎士でもあるマリオン。
魔族不信気味というか、信じたくても信じることのできない過去を持ち合わせています。

全ては魔王としての父親から、人間と友達になった主人公から、主人公を愛したマリオンから始まったというお話しです。

もう一つの真相ルートとでも言いましょうか。
どうしてこうなったのか、誰が悪かったのか、どうすれば良かったのか、全ては過去で、どうしていくべきなのか。

マリオンの主人公に対する執着心の半端なさは、他ルートでも見て取れますが、異常です。
あとロリ(ry

髪が白くて目が赤いので、思わずペーターと重なりました。
鬱陶しいですけどストーカーではないですし、変態発言や妄想癖も無いですが、重い。

狂犬につき注意みたいな、バッドが恐ろしい。
最後に残しておくのはお勧めしません、後味の悪さ的に。
重たい恋愛どんとこい、じゃないと合わなそうなシナリオです。
個人的には割と好きですけど。


最後に、謎の占い師であり商人のメルヴィン。
他ルートで大体把握できてからのルート解放になるので。
主人公のどきまぎが見所というか。

飄々としている女ったらしなので、可愛いトカゲがいたのかなと思います。
「あたためる」と面白かったです。

彼の場合は、謎が4段構えな感じでした。
正体、行動、理由、立場。
最後まで新発見の連続で、よく色々詰め込んだなと感心です。

ただ、真相を見ても他のルートで赤い月が終わったのに父親が(ry
なのは、どういうことなのか不明なんですけど。
こほん、バレしそうなのでこの辺で。

メルヴィンには振り回され、からかわれながら関係していき、恋愛に発展します。
正体不明のまま好きになった主人公の運の尽きですね。

ベスト後に、過去のシーンが入るのでとっても悲しくなりました。
うわぁあああっ、父親のエンディングが欲しい!!!
でもそうすると、人間との和解は無理ですよねえ……はあ。


好きなキャラは順に
サミュエル>ドリス>ドロップ>ヴェルフリート>マリオン>アトラス>レオンハルト>エドガー>メルヴィン
です。

ドリスが、良かったです。
母親がわりでお姉さん気質で、主人公大好きな味方です。

父親は、魔王としての矜持が恰好良く、父親としての愛情が素敵でした。


シナリオは★★★★
よく練られていたと思います。
アラダウやロミジュリっぽい印象でした。
個人的に主人公の性格がイマイ(ry

CGは★★★★.5
主人公が色々と変な気もしますが、今回はかなり美麗でした。
ただ、レオンハルトルートであったCG、耳が尖ってない主人公というのは何故ですかね。

おまけは、前作のブラックコードと同じく選択できるシステムボイスです。
プレイ中はプレイキャラを設定して活用しました★★★★

総評は★★★★.2です。
もっとギャグ要素が欲しかったんですが、シリアスな設定なので無理ですよねえ。
真実が辛い、皆でハッピーにはなれないです。

続編があるなら、父親への待遇が気になるところです。


最後に予約特典CD、ネタバレ注意です。
出演は、アトラス、メルヴィン、マリオンという不安すぎる人選。

流行病にかかったドロップとエドガーの為に、薬草を探しに来た2人と。
主人公の為に薬草を探すところだったマリオンが鉢合わせて展開します。

相性が悪すぎて、険悪。
メルヴィンが仲裁で一緒に薬草を探します、有り得ないですね。
普通なら斬り合いに発展しそう……というか絶対斬り殺しますよね。

マリオンが行こうとしていたダンジョンに入るも、見つからないのでまた口論。
メルヴィンがここに有るのかを占って、更に奥へと進んで行きます。

「求める物は謀略が守る。進む先、目に映る物だけが全てではない。草木が舞い、つぶてが落ちる。それでも求めるならば進み行け」

植えられた薬草を発見するも、魔族が仕掛けた地割れや弓矢等のトラップがたっぷりあり。
地面を凍らせ、地割れの心配を解決して進みます。

滑る氷の道、転びそうになるアトラスに、楽しそうなメルヴィン。
靴の裏に氷を張って悠々と進むマリオンを傍目に、アトラスは剣を突き立てながら進みます。

安全確認の為にマリオンはアトラスを突き飛ばしたりしますが、何事も無く。
何食わぬ顔で居たメルヴィンが落とし穴にはまったりして。

薬草に近付けば、降ってくる花。
お疲れ様という事かと、お茶目な仕掛けで終わります。

……ひたすら喧嘩腰でしたね。
やっぱりこれ、人選間違っ(ry
良い設定の話ではありましたが、面白味は美妙?★★★

キャストコメントが収録されていたので嬉しかったですけど。

ではまた。

ブラック・コード感想


PSP BLACK CODE

攻略はコチラです。

まず、攻略対象は。
ベリアル、アデル、エイレス。
ミカエリス、メタトロン&サンダルフォン。
ベル、ジールです。

アスタロトは対象外。
攻略順については、上記に挙げたミカエリス以降に制限が掛かっているので、好きな順番で良いかと思います。


主人公の名前呼び「ルシエル」が採用されているので、名前変更はお好みで。

主人公の性格については、品行方正、努力家で…割と後ろ向きな面と前向きな面もありますかね。
基本勤勉というか、生真面目というか……とりあえず苦労人です。

出自と自らの体質のせいで、自己犠牲精神も強くあります。
が、きっかけがあれば思い直すこともする。

良く言えば、意固地にならない柔軟な対応ができる。
悪く言えば、我を通さず一本筋が通っていない対応をする。
それも環境と体質から考えれば受け入れられもしますが。

自らの考えを貫き通すことはしないので。
「正しくなくても私は自分の意思で悲しい結末を選び通す」
といった強さが無いのは少し残念でした。


物語は主人公の幼少時代の回想から始まります。

両親を始め、姉以外の周りの人は自分に関わると人が変わったり不幸になっていく。

ヴァーチェという士官学校に通っていて、幹部候補生としての昇格が決定し、SS(国王警護)部隊としてマフィアと関わって行きます。

天使、悪魔、神。
現実と同じにそれらが当たり前に存在はしていない世界。

「あなたは神を信じますか」の問いにYesと答える主人公なので、抵抗のある方は回れ右ですね。

それでなくても前世問題と言うんですか、前世の長い長い記憶が戻ったとして。
周りからは同一視されたりしますが、今の自分はどう受け止めるのか。

自分自身では別の物として受け止めたり、同じ自分として受け入れたり。
ルートによって様々変わります。
人を選ぶ作品ですね。


今回の問題点は3つです。
全て今の自分ではない頃の話なんですが。
人間に転生した原因(理由)が分からないこと。
どうして堕天したのかの記憶が無いこと。
本来12枚である羽が11枚しか無い理由。

転生については5周目に開くベルルートで分かります、美談でした。
真相は、堕天関係の話です。
全キャラクリア後のジールルートで分かります。


というぐらいで感想にいきます。

全体的に、おとぼけ発言やら、ズレた思考回路、大胆な行動といったギャグパートがかなり有ります。
設定が重いので、良い趣向だと思いました。


個別感想は一周組から。

まずはエイレス。
無口な真面目さんで、ちょっとズレたところもある可愛い人です。
どこまでも忠実に主人公に寄り添ってくれます。

彼も孤独と隣り合わせな生活を送って来たので、主人公ともよく分かり合える気がします。
不器用で、優しい。

初恋の様な甘酸っぱさで恋愛が展開していきます。
うぶすぎて……周りに迷惑被るほどに。

魔界エンドが良かったですね。
ずーっと待っていてくれて、アデルに色々吹き込まれて心配性な動物。
どこかの猫さんを思い出します ←


続いてアデル。
色欲の悪魔なので軟派系、女性の心を良く理解しているので、スマートで優しさに溢れた人。
加えてベルに次ぐ常識人ですね。

主人公は彼を苦手なので警戒心たっぷりで接していきます。
アデルはと言えばのらりくらり、時にはもふもふで擦り寄って……可愛い ←

軽薄な面は確かに有りますが、何事も客観視できる様でなかなかの切れ者です。

MajestyEND。
覚醒後、確認して泣くシーンが印象的でした。
彼が見ている先がどこなのか、きちんと心情を語ってくれるところがアデルらしいというか。

イヴENDで、きちんと願いすら叶えてくれるので、もう涙ぼろぼろです。
悪魔ではアデルだけですし、きちんと彼自身の手で終わらせてくれるのって。
いやあ、良い人だった!!


続いてベリアル。
怠惰で傲慢で、どこかのボスにそっくりなのですが。
本当に仕事をしないというか、押し付けられる相手がいるから随分と引きこもっています。

で、肝心な恋愛面は……複雑すぎる。
キャストコメントでも仰っていましたが、複雑すぎる。
結局ベリアルが好きなのは前世の自分で、でも今の自分も好きでいてくれる?のか本当に分かり辛く。

魂が同じだと人格も同じだと?
多重人格者は別人では?
とか悶々となります。
その分、リル姉さんが良い具合にギャグパートを作ってくれるので、はい。

誰よりも傍にいて、慈しみ、優しさをくれますが、好感度が足りないとーー……至上主義なベリアルに(ry
なんだかなあ。


続いて2周組。

まずはミカエリスから。
気さくで力持ちなお兄さんなのですが、頭がちょっとおバカさんな感じです。
どこまでも真っ直ぐで、懐の広い人。

天使ですから、神より人間を愛せば堕天してしまう訳で。
とは言え、純粋な人なので最後の方まで真っ白でした。

…愛ってなんぞや。
純粋に好きなら堕天しないのかなとか思ったりします。
ベリアルの堕天理由も愛じゃないですし、どうなんですかね。

ともあれ、天使陣にとって主人公は敵ですから、主人公がどう動くか。
遠い旅路ENDは要注意、狂った行動で悲惨になります。
ベストでもどれにしろ、幸せの代償は重いです。


続いてメタトロン&サンダルフォン。
天使でも裏方で悪魔寄りの思考回路とでもいうのでしょうか。
生まれ方が特殊なことから愛情を欲している可愛い双子です。
と言いつつ鍛錬が多かったですかね。

メタトロンは人懐っこく。
お菓子が好きーとか素直に感情を表に出せる力持ちさん。
サンダルフォンは大人ぶっていて、基本冷静に見せているだけで内心はメタトロンとそんなに変わらない感じです。

「お姉さん」呼びは、やっぱりどこかの双子を思い出しますが。
怖い面があっても話も通じますし、可愛い双子です。
とは言え体はしっかり男性。
なんだあの肉体美、ギャップが印象的でした。

真っ直ぐ慕って、どこまでも追い掛けて来てくれる安心感とでもいうんでしょうか。
こうと決めたら変わり身は早いです。

FDでは個別ENDが欲しい気もします、でも無理かな…セットですし。
アデルが普通とか言ってしまっているので、どうですかね。


続いて5周目のベルベル。
ルートはガラッと変わります。
独走して行っちゃいますからね。
さすが制限つき。

ベルくんは。
仲間思いの苦労人ですかね。
主にベリアルが引き篭もりのせいで、部屋がとんでもな散乱っぷり。

主人公を気にはしていてもそこまでではなく。
お前なんか嫌いだ思考から入りますので、主人公本人に視線が向いている……はず。

どちらかと言うと主人公の方が好きになって、嫌い嫌い言われるのですが。ツンデレかっ。
空中散歩、良かったです。
スチルが可愛すぎました!色白で頬を赤く染めるとかもう ←

印象的だったのは、やはりアルバートとの取引シーンですね。
ベルくんの意図が分かっていない主人公の言葉に号泣。
その後の軽口も良かったです。

ここまでの伏線で主人公を転生させた犯人の目星はついているはずですし。
プレイ者には理解し易い、やっぱりなーな展開になります。

ENDはですねえ、割とうーんな感じになっていました。
大分時間が進んだ場面を描くのは良かったですけど、リスタートと待つのではどちらが幸せなんですかねえ。


最後の制限つき、ジール様。
主人公に祝福を与え、部下として人間として見てくれていた出来た人です。
他ルートで何回もやられては優しい顔を見せていますので、彼の性格を伺い知れると思います。

真面目だから臆病で、なかなか真っ直ぐ進むことが出来ず。
そもそも、愛してしまえば堕天ですからそれを知らされた主人公にも葛藤ができます。

使命と私情の間でぐらぐらしている様な不安定な恋愛ですね。
言い換えればヘタレ……?
ミカエリスがキューピットに見えますが、堕天してもいいのかコノヤローって感じで。

ともあれ、イスラフェルが可哀相なルートですね。
ファーザーに、あーあー(´△`)

罪の解釈ENDが個人的には好きです、欲まみれたジール様ってもうジール様じゃない気が ←
でも素敵です、一緒に居られますし。


好きなキャラはですね!順番に
ベル>ジール>アデル>エイレス>フェル>イスラフェル>双子>アスタロト>ベリアル>ミカエリスなんですけど。

シナリオ良かった順は
アデル>双子>ベル>エイレス以下同等なんですよね。

アデル良かったアデル!!
あと双子のENDが良かった、ベルとの逃亡劇が良かった。
ところで。
イスラフェル様、攻略対象になったりしないですかね。
S眼鏡欲しいです。


こほん。
システムは問題無しなのですが、
今回どうして回想・鑑賞リストのキャラクターが名前の順になっているんでしょうか。
普通はNo.2であるベリアルが左端ですよね。
でもきっちり悪魔と天使別になっていて驚きました。

CGはですね、まあまあ綺麗なんですが、アデルのベストのスチルが酷すぎて泣きそうでした。
それ以外は★★★★

シナリオはスクウォ+アリスっぽい雰囲気でしたが★★★★.4
各々の心情の複雑さもなかなか良かったです。
メッセージ性も案外強いですかね。
「泣いていい」って言われるとクリムゾンを思い出してしまうんですけども。

あとおまけ!
システムボイスをキャラに設定できるのは良かったです!(OFFも可)
★★★★.3ですね。
続きはどこから始めるのか、気になりますね。


最後に予約特典CD。
出演は、アデル、ミカエリス、双子です。
数学の問題を解く3人から始まります。

面白くする為にオツムの調整が若干…というかかなり緩くなっているから本来の俺達だと思わないでという前説から本編です。

頭良さそうだから勉強教えてアデルということで、テスト(数式の中のχとуが示す物は何=バッテンな解答のミカエリス)等を見せて勉強を教えてもらいます。
報酬はMajestyの落書き。

道徳、常識問題。
復習問題:世界で一番大きな生き物は?
サン「変身後のエイレス」
メタ「羽を広げた時のジール様」
ミカ「ジールって言うなら俺じゃね?」
手に負えないかもな域。

心が折れる前に2問目。
向こうから腰の曲がったおばあちゃんがやって来ました、大荷物を抱えて大変そうです、さあどうしてあげる?
メタ「お菓子をあげる」
サン「イスラフェルが作った問題だから聖書をあげる、もしくは道を解く」
ミカ「担いで持って行ってやる、ばあちゃんを」

荷物を持って目的地まで連れて行ってあげるが正解、ちなみにさっきの問題はクジラが正解。
うちのヤツらにやらせたらフェル意外は全問正解できる、たぶんとアデル。

理科:水を蒸発させたら何が出るか
サン「お湯が出る(ドヤ顔)」 
ミカ「塩だろ塩、港で漁師に聞いたことある」
それは海水だとアデル。
メタ「白くてふわふわのあったかいやつでしょ、えーっと、忘れちゃった」

答えは蒸気。
とはいえアデルの専門は天文学や幾何学だと語り始め。
メタトロンもミカエリスも眠りに落ちそうになって、結局。

まだ子供だしおバカさんでもご愛嬌というフォローをして。
ミカエリスには投げやりに「ファイト」の一言。
メタ「でもねお兄さん、僕たち人間に直したら軽くピー歳くらいなんだけど」
動物耳は便利だから何も聞こえないと現実逃避。

追試は、ジールが採点でも気力を削られるからという理由で3択に変更。
ファーザーの加護から幸運だということで、コロコロ鉛筆が必勝の鍵となる事を教え。
満点の答案とマジェスティの落書きがアデルに届いて終わります。

キャストコメントもありまして!
面白かったです、ほんと!

是非に!

ハートの国のアリス〜ツインワールド感想


PSP ハートの国のアリス Wonderful twin Would

感想遅れました。攻略はコチラです。

ハートの国のアリスの、続編です。
珍しくベストEND後からのスタートになります。

ハトアリだけをプレイした後でも充分ですが、ダイアリはプレイしていた方が楽しめるかなと思います(主にエース)。


今回のイベント事……
というより災害は、住人の『何か』を狂わせる嵐、クレイジーストームの到来です。

公式のビジュアルでスチルがネタバレしているので要注意です。
エリオットとかボリスとか。

あとはそうですね「アリス」呼びがされていますので、デフォルトのまま楽しみたい方には良いかと。

個人的には本名で楽しみたい方なので微妙なんですけれど、演技は良かったです。


さて。
新キャラクターのハンプティ&ダンプティですが、これまた世界の根幹に関わる様な卵です。

お役人に近いと言いますか……結局のところ最初から最後まで不明なんですけれどね。

ディー&ダムは何故居ないのとか、割った先に有るものは何なのかとか。
『王座』とは何なのか。

個人的にダイアリの黒の玉座と関連しているのかなあと思ったり……
でも住人皆に適用されるので、やっぱりよく分からないままです。

恋愛模様については。
ナルシルトなだけでハンプティは割と正常です。
ダンプティが、より倒錯的と言いますか、やっぱり双子は両方とのENDになるので、はい。


今回明かされる謎……というか過去はですね、ブラッドです。

劇場版ハトアリに出ていたシーン。
子供の頃の姉弟が描かれていただけだったので??状態だったのが解消された感じです。

重い、深い、辛い。
あとすごく驚きました。

ビバルディルートでは、過去にまつわる意味深な言葉があったので。
ビバルディより先にブラッドをプレイする事をお勧め致しますよ。

先にブラッドを攻略して8thをプレイすると、ビバルディの言っている意味がよく理解できます。

他の攻略順については。
「猫くんなら確認しない〜」的なエースの発言があったので。
エースをプレイしてからボリスをプレイする方がいい気がします。

そのボリスですが、手錠というハードなEND後ですから。
よりハードに、重い恋愛でした。
個人的にちょっと(^^;


こほん。
あとは感想ですね。
今回は「すれ違い」という設定が見て取れる感じでしょうか。


ブラッドは結婚後ですから、妻として〜等の言い合いやらで割とごたつきました。

嵐のせいでポーズが保てなくなるといいますか、弱さを見られると言いますか。

薔薇園の様に切り取られた空間というのが、ENDにも関係していますかね。
ブラッドが大変そうですけど。


エリオットは…ウサギっぽくて可愛いから居残ったので、本人はそこが不満である訳で。

脳みそ筋肉なんじゃないかと思うほど、男らしさにこだわって鍛えたり。
試行錯誤で周りに迷惑をかけたり。

なのに、嵐のせいでいっそうウサギっぽくなったりと。
不安で仕方ない心配性なお兄さんでした。
ザ☆体育会系って感じだったので、少し残念でもありますね。


ハンプティ&ダンプティは、誰だこいつ?から始まる訳で。

ハンプティが陶酔して喚くところを楽しそうに見つめるダンプティとか、それに呆れるアリスとか。

基本、卵としての役割以外は比較的良い人の部類ではあります。
色々手助けしてくれたり、逆に引っ掻き回したり(ハンプティが)もしますけれど。

うーん、私はディーダムの方が好きですね。
「お姉さん」呼びに萌えるので ←


ビバルディは、今回ブラッドの過去が明かされるので彼女のチャートにも、しっとり感があります。

王様に対する寂しさとか、ブラッドへの気持ちとか。

勿論一緒に出掛けたり、作ったり、友情パートもありまして。
本当に、今回のシナリオは何だか良かったです。


ペーターは、アリスの感情の機微(嵐に対する不安)を感じ取って色々考えてくれます。

慣れない事を人に頼んだり。
心配性で人の話をあまり聞かないのは相変わらずでしたが、慮って行動が出来ているので理解が深まった気がしました。


エースは、クローバーの様にユリウスが居ない訳ではないのでそこまでの不安定さは無いですが。
ここのユリウスが変わる苛立ちで結構な不安定さを出しています。

自分が本当はそうしたいから、アリスもそうだと決めつけて、文句をつけてくると言うか。
アリスの思考に敏感なのも困りものですね。

ジョカアリを示唆する台詞がENDに掛かっているので、ジョカアリはプレイしておいた方が良いかもです。

にしてもあの動物!
ビジュアルで公開されていたちっちゃいアレが可愛すぎて!


こほん。
ゴーランドは、やばい気がします。
まるっとおさまりすぎていて、以後リストラな気がします!!!!

嵐でおかしく〜…じゃなくて逆に真っ当になったというか。
奇跡的で感動ものです。

遊園地では、嵐をイベント事として扱う歓迎モードなので忙しく。
ショーの練習やらがあります。
イメージ的にはセロ弾きのゴーシュっぽいお芝居で。

その脚本に込めたゴーランドの想いとか、とにかく〆が泣く程良かったんですよ。
ここまで終わりが良かっら、新作に攻略対象として登場できるのか疑問ですね。


ボリスは、パンプティがとんでもない事をやらかしてくれたおかげで酷なことになります。

執着と愛憎と。
趣味ではなかったので割愛。


ユリウスは、あの根暗が!
いやはや、嬉しい変化でした。
しかし、やっぱり自転車に違和感があるんですけれどね。
街があるので有って当然なんですけれど。

似通った思考故にユリウスの気持ちが分かるアリスは、悪い方へ悪い方へと考えてしまって一悶着です。

エースが割り込んで来るので嫉妬したりとあましたが、内縁の妻よろしくな所でまるっとおさまります。


最後にナイトメア。
彼はハートの住人ではないので、嵐の影響は受けない?いや、今回の嵐はより狂っているので受ける?という不明な点。

夢世界での逢瀬を繰り返していた二人が、嵐の影響で実際に会えたりするのだろうか!?
とかいうのが見所ですかね。

良い関係でした。
グレイと領土の話が出るので、クローバーはプレイしていた方が良いかもですね。


シナリオが箱アリに寄ってきた感があったので★★★★。
何だかなあ、自転車に筋肉に卵の謎に監禁?

ブラッドの過去、ビバルディ・ゴーランドルートは文句無しに良かったです!
あとエースですかね、腑に落ちない影響とかありますけど。


最後に予約特典CD。

登場キャラはアリス・エリオット・ボリス・ユリウスです。
アリスが出ているので微妙で(ry

クレイジーストームの後。
ユリウスが時計塔広場で拾った落とし物…の、持ち主を探します。

綺麗にラッピングされた中身は、つたない刺繍入りのタオル。
「お父さんいつもありがとう。仕事頑張ってね」との紙も有り。

刺繍(男性の上半身+力こぶ?)を頼りに持ち主を探せーという事で。

刺繍が力こぶに見えた皆は建築関係を探し回りますが、アリスはお仕事で屋敷に一時帰宅。

3人で手分けして探すも見つからず、合流した時にアリスが戻って来ます。
山形の長い食パンを持って。

エリオットに担がせた姿を刺繍と合わせて、力こぶではなくパンだと解説。
持ち主はパン屋と判明。

渡した後3人はユリウスの作業場で一息入れます。
(この時点でエリオットが居る事が有り得ないので、さすが企画物)

アリスがジュースやらにんじんブレッドやらタオルやらを差し入れて終了です。

……アリスの行動が不満、CDは★★★。

黒雪姫 スノウ・ブラック感想


PSP 黒雪姫 スノウ・ブラック

GWを挟んだので大分遅れました、攻略はコチラです。

まず、攻略キャラは。
ファーレン、ルピノ、デューン、オムニア、シャマード、ファルコ、ルヴィアンの7名になります。

ロレイユとミラーは対象外です、ENDも無し。
ミラーは、ちょいちょいスチルの有るイベントが織り込まれています、主にルヴィアンルート。
ロレイユは……スチルは少ないですが割と喋っています。


さて。
黒雪姫ですが、原作は勿論『白雪姫』です。

七人の小人の小屋に逃げ込み、毒林檎を食べて死亡し、王子の口付けで目覚める。

グリム童話では少し話は違いますが、大体はそんな感じで。

口付けで目覚めるイベントはきちんとファーレンルートに有りました、白雪姫の醍醐味ですね。
期待を裏切らないと言いますか。


ええと物語は。
城に3年、軟禁されているところから始まります。

貧しい生まれの白雪姫が、政略結婚の為にその美貌を買われて王宮へ引き取られ、幸せに暮らして数年。

宰相であるルヴィアンが王族を皆殺しにして女王に君臨し、白雪姫を城に閉じ込めてしまった訳です。

白雪姫はファルコの手引きで城から抜け出し、森の小屋へと辿り着き。
七人の同盟者と出会い、どこに住むかで物語が展開してゆきます。


主人公は最後の王族としてルヴィアンを倒し、国の平和を取り戻すことを目的として動きます。

でも、ルヴィアンは主人公にとって大切な存在、幼い頃の心の支えだった人で……

色々な想いがあり決断を下せず、軟禁されていた為に判断材料となる知識も無く、知識を得てどうするのが一番なのかを考える。

ルヴィアンにとっても主人公は大切なので、主人公が逃げ出して国政がより悪化していき。
何だかんだ言いつつ主人公は何度も城へ帰るという具合です。

主人公は心優しく一般受けしそうな性格ですが、けれども行動に疑問があったりと共感しにくい部類かと思います。


今回の真相は、制限のあるルヴィアンルート。
ルヴィアンの正体、行動理由、黒幕等が明かされます。

ルヴィアンに関しては、デレラプレイ者なら想像の範疇になるかと思うので、心の闇が見えないというか、真っ白と言うか。
あまり期待し過ぎない方が良いです。


攻略順については。

どのキャラも伏線が多く、シンデレラシリーズをプレイした方はすぐ思い当たると思うので、誰から始めても問題無いです。

とはいえ、ファルコはルヴィアンと近しいので先のプレイはお勧めしません。


では、感想に移りますね。

まずはプラチナムの人から。
先に王子様なファーレン。

ごめんなさい、ロミジュリの後なのでどうしてもロミオに見えて……笑。
あのキラキラっぷりとか面白(ry

えーっと、最初から好感はあるものの立場から主人公を信じられず、お留守番の末に原作と同じ事態に陥ってくっつきます。

見目に反して策士で腹黒、女王への恨みも半端無く、打倒を掲げていますがとても優しい人です。

林檎を売りに来たルヴィアンがとっても可愛いくて! ←
こほん。
とにかくまるっと収まります。


続いてルピノ。
プラチナム騎士団副団長として、散り散りになった騎士を集めて再興を望み。

とはいえ、国が酷い状況なので決起する事も叶わず。
そんな中、主人公は城に連れ帰られ、離れ離れの日々ではミラーが重宝されます。

童顔で、眩しいくらいに真っ直ぐな人、正直苦(ry
でも、ルピノの寝顔は可愛いかったです。


続いてシャマード。
妻子を亡くし、反乱軍を率いる鍛冶職人のおっさんです。
……個人的にこういう設定苦手なんですけれども。

反乱軍の人やアパラシオンの2人が様子を見に来てくれたりと、周りに助けられての恋模様になります。

夜空を見上げる姿がとても印象的でしたね。
あとは、片付けが苦手なところが面白かったです。


では、アパラシオン。
中国とかその辺りっぽい雰囲気な感じがします、服装的に。

先に女ったらしのデューンから。
何でもこなせる人故に、世界が大層つまらなくゲーム感覚。

どちらかといえば、女王に好感も持ち合わせる様な。
ともあれ、王子ですから民の事も心配している面もあり。

人を信用せず、軽薄を装い。
けれども誰より白雪姫の心に寄り添っていた気がして好感が持てました。


続いて料理上手なオムニア。
いやあ、一番好きです優しい人。

いつだって主人公をフォローしてくれますが、内通者の可能性を目の前にして厳しく接するギャップが何とも言えず。

自分は二の次で、いつも誰かの為に行動している。
オムニア自身は、貴族であることへの反発からだと言い張りますがね。

優しさは甘さと同じで最良の結果とはなりません。
ファーレンの次にルヴィアンの扱いは良いんですけれどね。


では、母国トレゾア。
まずは狩人のファルコ。
優しいと言えばオムニアですが、また違う優しさがいっぱいです。

ルヴィアン側の人間なのに、主人公を沢山助けてくれて、見逃してくれて、他キャラルートでもお世話になりっぱなしです。

暗殺者なので血塗れで帰って来たりして…マント姿がエースに見えました ←

正常だからルヴィアンに従い。
正常な暗殺者だから、幸せになる事に抵抗があって。
けれど重くもなく。
母親役になったルヴィアンが一役買ってくっつきます。

ある日の『うさぎさん』が、インパクトありすぎて面白かったです。


ラスト、女装のルヴィアン。
全ては白雪姫の為だと思い、それが主人公にとっての幸せになり得ない事すら分かっていない人です。

早い段階から女王姿ではなくなるのでその辺は安心を。
けれども、決戦の時は女王姿なので、女王なルヴィアンとのキススチルも有ります。

モブ死者が多数出ますが、それも戦いだと考えてればなんとか。
全体的には和解エンドとでも言いましょうか。

あれだけ非道な事をしておいて、問題無さすぎて逆に……良いのかって感じですね。

色々書きたいですが真相に触れそうなので割愛。

ルヴィアンのオロオロする姿が面白かったですね。


好きキャラは、オムニアとルヴィアンです。後は順番にすると
ミラー>ファルコ>ロレイユ>ファーレン>デューン>シャマード>ルピノですね。


おまけは特に無いんですが、タイトル画面のコメントの立ち絵が目パチで表情が色々変わります。

ロレイユの対象追加をお待ちしていますよ、クール系キャラ欲しいですクール系。

CGは綺麗ですし、金太郎飴感は皆無ですけど、設定がマンネリというか…デレラか。
女王以外に毒があまり無く。
更にあまり深い話ではないので物足りなさが残りました。

久し振りにプレイが苦痛。
自分がリアル多忙すぎて吐血しそうだったからかとも思いましたが、やはりシナリオが薄いかと。

てな訳で★★★.4です。


さ。最後に予約特典CD。
諸バレ注意です。
出演はデューン、オムニア、シャマードです。

夜遅く、シャマードが『幻のアレ』を持ってデューンの家を訪ねます。
まあただの珍しい酒なんですけれど。

外は満月、月見酒をしよう、温泉に行こうということになり。
断崖絶壁をロッククライミングで山越です。

1人ロープを掴んで余裕そうに登るシャマードに対して、ぜえぜえロッククライミングする2人。
オムニアが落ちかけて、デューンが助けます。
登りきって雑談に入り。

酒にはこだわらないとデューン。
好みの女性のタイプがあるのだと言い張るので聞くと「まずは……女性であることかな」と答え。

呆れた雰囲気の中「僕がしっかりと教育をしておけば……僕の責任です」とオムニア。

デューンは女性の個人の良い所を見出したいと思っていて、攻略しきれない感じがどこまでも追いたくなる、と。

さておき、温泉の気配が無く。
迷っちまったとシャマードが言った後に聞こえる動物のうなり声。
武器を所持していないシャマードとデューンは、オムニアに熊を任せて颯爽と温泉に向かいます。

「頑張れオムニア」
「お前なら出来ると信じている」

シャマードとデューンは走っているうちに道を間違え。
ギシッと嫌な音がする今にも崩れそうな足場でシャマードが落ちかけデューンが助けますが。
支えきれなかったデューンが上から落ちて来てシャマードと共に落下。

熊をなんとか撒いたオムニアは道に迷い、ハイパーアンラッキーデーか何かかと嘆きながら先に進むと温泉を発見。

方向が全く違い、ロッククライミングする必要がなかったと溜め息を吐いていると。
上から降って来るデューンとシャマード。
温泉にバッシャーンとダイブします。

「僕を置き去りにして何を上から降って来ているんですか」
「信用していて見捨てたんですよね、分かります」と拳銃を手に不機嫌全開なオムニア。

酒瓶の無事を確認して、「ただ崖を登って落ちただけになるところだった、不幸中の幸いだ」と喜ぶシャマード。

「僕は崖を登って落ちそうになって、熊に追い掛けられただけになるところでした、良かったですねデューン様」と嫌味たっぷりのオムニア。

グラスを持って来たオムニアに対して「さすがだな」等とおだてて見捨てた事をチャラにしようとして。
けれども嬉しくなるオムニア。

月の綺麗な夜に無粋な話はよそうということになり。


若者とじじいがお友達っていうのも気恥ずかしいと言うシャマードに、俺達は同士だとデューン。
友情パワーがあったとして、どうして僕1人を見捨てたのか疑問は残るとオムニア。

温泉に着けたこと、俺達の友情パワーに乾杯します。

服を着たまま温泉に入った2人は風邪を引いて寝込み、オムニアが看病するというラストです。

「友情パワーとか調子の良いこと言って僕を丸め込もうとするからバチが当たったんです」
と言いつつ放っておけない、損な役回りのオムニアは、まあ悪くないかと思い直し。

「友情パワーで看病してあげますから、早く元気になって下さいね」
「「はぁい」」

で終わりになります。
キャストコメントも有りました。
いやはや、今回はギャグ満載で面白かったです!!
CDは★★★★★

ではまた。

ロミオ&ジュリエット感想


PSP ロミオ&ジュリエット

大分遅れました、攻略はコチラです。


ロミオVSジュリエットの続編に当たります、ロミオ&ジュリエット。

攻略対象にウィリアムとティボルトが追加されました。

物語は融和政策後から始まります。


パリスとの婚約は破談にし、ハンター試験に合格しており、ロミオに誘拐され、マキューシオを救う為血をあげた……という主人公です。

とは言え、今回は全員恋人一歩手前スタートとなっています。
皆ジュリエットに好感を持ち、或いは興味深々であると。


融和政策から間もなく、第三国が前回の急進派の様な事を画策・暗躍している可能性があり。

実際、人間に友好的なヴァンパイアが襲撃されている等の事件を見るに、間違いもなく。

ヴァンパイアと人間の絆を見せ付ける為や、その他諸々の為に、演劇をするに至ります。

その舞台こそ、ウィリアムが困窮しながら書いた戯曲『ロミオとジュリエット』。


舞台の練習、傷害・失踪事件、第三国への偵察、流行病等々の問題が発生。

舞台練習は共通ですが、キャラクター毎に少し異なっているので何度でも楽しめるかと思います。


クリア特典について。
良かったですよ!ベストを迎える度に小話的なギャグシナリオが解放されます。
CGもあったりして、ティボルトとパリスのシナリオが好きですね。

あとおまけ!
美女と野獣等の有名な物語を、皆で配役して演じる訳です。
女装に仮装、色々な衣装が見られます。
特にシンデレラ、あれはもう爆笑ものでした!


さて、感想ですね。
追加キャラから書きます。

まず、ティボルト。
前回の子どもっぽさが薄くなり、成長が見られます。
マキューシオとの仲が見所ですかね。

恋愛は……純愛?
ティボルトが堪えられなくなって思いを告げ。
けれどそこからがまた耐えねばならないというか。

何だかティボルトが頑張って耐えてる感がすごかったです。笑
あと弄られキャラなので色々からかわれていました。

小さい頃のエピソードとかもありまして、愛くるしさ抜群でした!


問題のウィリアムさん。
流行病の対策と、台本の進行状況の確認で仲良くなっていきます。

ただ、彼の主人公に対する興味は研究対象としてのものとも言えるので、恋愛感情とかその辺りで悶着があり。

罪云々は、ベストには関わり無い感じです。
罪についてどうこうあるのは、パリスとエスカラスですね。

薬があるので病み系?のエンドもあったりします。
いやあ、腹黒かったです。
でもとても孤独な人。


さて後は順番に。
後日談が割と後の方まで描かれているので、子どもができちゃった方々が多数います。


ロミオは、マキューシオに嫉妬したり等ありましたが相変わらず器の大きい男でした。

ロミオのベストの後日談が、いやあ……個人的にはそこまで描いて欲しくなかったというか。

その代わりと言っては何ですが、薬を使うかも…なエンドもありましたけれどね。

個人的には薬使ってくれた方が嬉しいというか、でもそれじゃあロミオじゃないと言うか ←


こほん。
マキューシオは友達ですからね、親切で優しくって意地悪で。

ヴァンパイアとして生きる彼ですから、薬云々は割り切れているのでその辺りは安定しています。

と言えば弟妹と兄のことも安定ですね。
甘さアップな感じでした。


ロレンスは。
師でありながら割と早く陥落されると言いますか。

勿論因縁の相手のエピソードもあり、しっとり仕上がっていましたかね。


愛情不足のパリス。
直ぐ本当の自分を見せてくるので、主人公の立ち位置が「玩具」で進行していきます。

言いつつ、優しい人ですから自らの行動に罪悪感も抱いたりと、やっぱり面倒な人ですが。

初めから好感があるので前作より穏やかというか、甘え上手というか。

ああもう!頑張りすぎる彼を是非幸せにしてあげて下さい!って……感想じゃないですねこれ。

ええと、愛ある家庭でした!
はいっ!


ベンヴォーリオさんは。
相変わらずテンション高い割に影がありまくりでした、臆病な人。

故に、言葉で主人公を傷付けたりですね。
……最後まで悩みの種ですね、酷く悲しい事を言い張るので。

それを解決する為に、また皆が一芝居うってくれるという友情に感動しました!

サブではとある薬を使うと……どんな姿になってしまうのか、いやあ良かったですよ!
好きですあっちの外見。


制限のあるエスカラス。
基本おとぼけなのでギャグ満載で、しかしウィリアムの友であり大公であるのでキッチリカッキリけじめをつけます。

爽快に問題解決!
そしてベストは薬の選択でヴァンパイア、人間、未使用と別れます。

個人的には人間ルートが一番良かったです、あるべき姿と言いますか。出来たら素敵だなと思いました。

ヴァンパイアは長寿ですからね、色々感覚が麻痺しそうで怖いかも知れません。


てな具合で。
シナリオはまずまずでした。
CGは、手に違和感がありましたがまあ妥当ですかね。
あと誤字が数ヶ所ほど。
ということで★★★★.5


ちなみにやっぱりパリスが好きです!
ベンヴォーリオ>マキューシオ>ウィリアム>エスカラス>ティボルト>ロレンスですかね。

シナリオはウィリアムとエスカラス、ロレンスが良かったですよ!


最後に予約特典CDの内容おば。

出演はティボルト、ロミオ、マキューシオ。

ジュリエットが風邪とのことで、ティボルトがロミオの屋敷に出向きます。

途中でマキューシオに抱えられてお屋敷へ運送。
吐き気を催して大変なティボルト。

労働者の休日らしく、屋敷から使用人は出払っており。
ロミオ達はジュリエットが来るというので、ご飯を作ってもらおうと思っていた訳です。

ですが来たのがティボルト。
料理を教える……と言うより一緒にハンバーグを作ります。

エプロンを後ろで結べないロミオ、それを結ぶティボルト。
手洗いの水をティボルト飛ばすマキューシオ、それを怒るロミオ。
食事が死活問題の為に素直に謝ったりします。

毒物である芽の出たジャガイモを入れようとするマキューシオ。

包丁を8本指の間に挟むロミオに、スパッといっちゃうと悲鳴をあげるティボルト。
よく見ればシルバーと書いてある包丁に慌てふためくマキューシオ。

ロミオは挽き肉をむにゅっぐにゅっと楽しみ。
マキューシオは玉葱が目が染み、号泣。

……マキューシオ大活躍です。笑

ロミオは俵型、マキューシオは猫型、ティボルトは星形を形成し。

負けた気がして悔しがるマキューシオ。
いきなり笑い出すロミオ、つられて笑うマキューシオ。

ティボルトは人間の色気の無い男で、しかも一時凄くイヤな奴だったのに、男3人でエプロンをしてハンバーグを作る異様な楽しさ。

少し焦げたハンバーグを皆で美味しく笑顔で食す、平和な男達の休日でした。

とってもほっこりしました!
では、また。

越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ感想


PSP 越えざるは紅い花〜大河は未来を紡ぐ

攻略はコチラです。

PCからの移植になります。
PC版の感想はコチラ

エスタときちんと恋愛出来る様になり、ジギが新たに追加(恋愛有)。
CG・後日談シナリオも追加(ジギ以外)。
全キャラのR18部分をまるっとカットして、代わりのシナリオもありました。


システムは……★★★★

まずは良いところ。
字体が選べる。
文字色分け(キャラ・既読)可能。
文字装飾(縁取り・影)も自由。
自動セーブ機能有。
章・選択肢まで飛ばす・戻る機能有。
ヒロイン非表示可能。
ボタン配列が8パターン設定可能。

よろしくないところ。
キャラ毎にボリュームを調整できない。
Extraの演出がもっさり。
セーブがひとまとめで保存されるので小分けに削除できない。


個人的設定はー
丸ゴシック愛用者です。
鬱陶しいので色分けは使ってません、目に痛いので縁取り・影も外して。
自動セーブオフでヒロインは表示。
ボタン設定はタイプB。

しかし、ボタン設定を8パターンも用意するなら、もういっそ個別設定出来る様にして欲しかったです。

セーブ機能に不満。
自動セーブ、クイックセーブを使っていたら結構な容量を持っていかれるのに、個別削除できないなんて。

あとエクストラのエフェクト?が重いのでイライラします。


さて。
シナリオは★★★★★!

えちシーンまるっとカットで代わりに入れられたシナリオ達は、違和感もなくすごく良かったです。

情事前ノールと庭でハグしたり、事後スレンが装飾品を置いて行ったり、トーヤと地下の部屋で
語ったり等々……

PC版のえちシーンの数だけ追加されています。

スレンの話は、PC版の特典にあったエピソードが主ですね。
それを主人公が目の当たりにするというものです。

優しさが滲み出る様です!
当たりはやっぱりキツいスレンさんですが、PSP版では優しさ倍増していました。

トーヤは感動しました!
雰囲気もさることながら、葛藤している彼の隣に寄り添って、あたたかい言葉を発せられるのは良かったです。

ナランも感動的です。

嬉しい事に、ウルにも追加シナリオがありまして。
固い意志を示すウルがとっても愛らしかったです!


追加されたエスタルートでは、ノールが沢山出ます。
…というか、最初から最後まで邪魔者なノールです、笑えますけど。

感情の起伏が無いエスタの嫁になって生活してゆきます。
エスタの成長?
兎にも角にも優しい男です。

ジギルートは、エスタと結婚してから出会う(好感度が低い場合のみ)ので、その辺りの葛藤もあります。


ボイスの差し替えはちょいちょい有りましたかね。
孕ませて〜やらの卑猥系に始まり、豚箱〜等の不適切な単語が出る場面ですね。


後日談は。

トーヤとノールはギャグ系です。
トーヤの後日談にはノールが、ノールはトーヤ・スレン・ルジが登場します。

トーヤは一緒に過ごしたいのでベタ甘、ノールは牽制の為に試行錯誤。

スレンは軍人なので戦い。
ルジの心の闇。
ナランは最近忙しく……
セフの浮気疑惑。

とりあえずノールが面白すぎましたね!

ルジが……
ワイワイした後ハッピーなのに、闇とか...( = =)
しかもCGが酷すぎて泣けます。


CGは★★★
既存のCGは横顔を除けば美麗だといえると思います★★★★。

追加されたCGはそれ以前の問題。
塗り方がまず違うので、少しの違和感を感じます。
ナランは大丈夫ですけどね……スレンもですかね。

にしても、ルジのこれじゃない感が半端ないです。
塗りが悪いのか、構図が悪いのか、原画が悪いのか。

絵が違う。
絵師さん交代されましたか的に違和感ありまくりです。

ノールは何だか幼い感じに描かれていて、どの辺りが狐なんだと。
トーヤ、セフも何だか違和感。


まあ、そんな感じですね。

CGは置いておいて。
めちゃくちゃシナリオが追加されていて、しかも濃い内容だったのでオススメ致しますよ!
エスタと恋愛できますし!

ギャグも満載、主にノールですけれどね。

ではまた。

里見八犬伝 八珠之記感想


PSP 里見八犬伝 八珠之記

大分遅れましたが攻略はコチラです。


まず、攻略キャラは。

荘助、道節、現八、小文吾、毛野、大角、ヽ大です。

浜路は、恋愛要素は有るのですが荘助ルートにくっついている感じでして……しかも悲恋です。

はちと親兵衛については、年齢的に対象外です。
二人とも可愛いんですけどね…

こほん。
主人公についてですが。
男装をしているので男まさりな性格でして。

私は大切なものを守りたいから、強くなくてはと日々鍛錬し武士らしく在ろうとしていて。

困っている人を放っておけないお節介焼きで、真面目、1人で頑張りすぎることもしばしば。

真面目すぎて迷いが生じたりしますが、とにかく格好良いです。


さて。
物語は大塚村の穏やかな日々から始まり、父から刀を託されることで展開してゆきます。

主人公はその妖刀、村雨丸を献上しようと大塚村を出ます。
元々の持ち主であった血縁者に返そうというのですがー……で以降分岐です。

自らの本懐とは何か、死とどう向き合っていくのか。
自分を見つめ直し、何を選び取るのか。


原作は南総里見八犬伝。
大角の設定がやや異なりますが、基本的なイベントは原作に近く上手く取り入れられています。

詳しく書くと長くなるので割愛。
…しようかと思ったのですが、ネタバレに書いておきましたので下より閲覧どうぞ。

原作を詳しく知っていれば展開が読めるので、面白さが半減する可能性もありますが…比較して楽しめるかと思います。

用語説明がきちっと…分かるような単語まで説明されているので、八犬伝なにそれ?っていう人にもお勧めです。


今回の真相は最後に解放されるヽ大ルートです。
何故八犬士を集めるに至ったのか、八犬士の役目とは何か、といったところでしょうか。

荘助ルート、大角ルートに真相に関わる人物が少し登場します。

攻略順については、先に毛野と現八のプレイをお勧めしますよ。
他キャラルートでは主人公の性別(ry
…とはいえ、現八ルートは死人多数なので初めに攻略はキツいかなとも思います。

あと道節は先にプレイしない方が良いです、めちゃくちゃ印象悪いですから。
他キャラルートに出てくる道節で慣らしてからをお勧めします。

小文吾が割と平和なので、後でほっとしたい方は残しておくと良いかも知れません。


かなりイベントがバラけており、同じイベントでもキャラが違えば角度・結果が違うので金太郎飴感は無いです。

CGも背景も凄く綺麗でしたし、キャラも多いですし、めちゃくちゃ気合い入ってるなあと思いました。

何よりおまけ!!
甲乙があり、甲はベストEND後に解放される甘い台詞。
こちらは昔と変わらないですね。

しかし乙!こちらはキャラ同士のギャグエピソードが見られます。
良い趣向でした、どれも面白かったです!

結構原作寄り=ヘビーな出来具合
の割に、ラスボス的存在の玉梓に箔がないと言いますか。
まあ原作でもかき乱すだけ乱して、あっさりやられてしまいますからね。

その辺にもう少し山場を張って掘り下げて欲しかったかなと。
なので★★★★


キャラについては。

荘助は真面目で、過保護。
返事は急がなくていいと急かさず待ってくれる、王道の恋愛模様です。
じれったくもありますけどね。

代わりに浜路がごり押しです。
時間が無いのに好きだから焦り、スキンシップ過剰というか。

道節は……あんな俺様で態度が悪いくせに、惚れたら激甘です。
誰も信じないから孤独で、信じた相手が特別も特別で。
すっごいヤキモチやきです。

現八は静かに正論を吐く人です。
正しく厳しく現実的で強く聡い。
言葉が節々刺さります。
クールでストイックでした。
頭なでなでが多かったですね。

小文吾は豪快で素直で仲間想いで、あと美人に弱いです。
毛野さんに首ったけなので主人公はジェラシーを感じたり…くっつくまでがもやもやします。
あと甘いですけどケモノ。

毛野さんは…綺麗だ ←
人を信用せず、仇討ちの為に女として生きて来た腹黒い人。
男だけでなく女のENDもあり。
いやはや、セクシーでした。

大角は不幸体質で、気弱っぽく。
情けない様でいて、バッチリ主人公を守ります。非常に主人公に憧れていて…けれど葛藤もあり。
あんな礼儀正しい顔で結構すごいです。

ヽ大、不良おっさん法師。
何でしたっけ…破壊僧と言うんですか、法師の戒律破りまくりで。
でもさすがに年の功、導き手として良いアドバイスをくれます。
しかし、幸せにはなれない身だと思っているので最初は苦しい恋愛ですかね。

はちと親兵衛はENDが無いのですが、二人共とっても可愛い!
親兵衛が生意気で、でもそこがいい…頭ふわっふわなのでもふもふしたいですね(*´艸`) ←

はちは何気に怖いですが、懐いてくれれば可愛いです。
続編では是非ENDが欲しい!

R17なので、だいたいは最後に絡みます。割とがっつり?
ギャグは小文吾ですね、面白さを求めるなら随一です。


好きなキャラは順番に
道節>小文吾>毛野>現八>ヽ大>荘助>浜路>大角です。

ダントツで決死の覚悟の房八さんが素敵なんですけれどね…ぬいさんの夫ですし ←

房八さんを筆頭に疑問は多々有ります、信乃が手配されているのに同じ顔の房八さんは大丈夫なのかとか。

現八は顔にあざが有るのですから、糠助の息子かと落ち着いた時点で何故問わないのか。

雛衣は結局、大角にとってただの幼馴染なのか。信乃はラストで雛衣のことを恋人と表現していますけど、間違いですかね。


最後に予約特典のCDについて。
今回、密林さんの方でも店舗特典が付くタイプもあったのですが…忘れていて普通に予約特典のみの物を購入しました(^^;

ということで。
えーっと、出演はヽ大、道節、荘助です。
里見八猫伝の世界にヽ大が迷い込むお話でした。

大塚村の付近で、道節がヽ大を火遁で襲います。
道節「なかなかの手練れとお見受けするにゃん」
「猫山道節だにゃん」

ヽ大の側にねこじゃらしを発見し「ねこじゃらし丸」とにゃんにゃん言うので。
理解不能のヽ大は道節をつれて荘助の元へ。

荘助「それは妖ねこじゃらし、ねこじゃらし丸!」
「猫川荘助ですにゃん」

こいつらは猫士?八人集める旅をしているんだっけとヽ大。
おっさんが男二人とねこじゃらしで遊ぶという不思議な事態に。

道節と荘助は猫士故に、猫の特性が強くでて、良い天気の中おやすみに。

安房の国を目指しながら仲間を集めて行きます。
伏姫様の加護は期待出来ないという結論に達して茫然。

ふらふら行ってしまった道節を首根っこひっ掴んで確保し。
水に落ちた荘助を助け出し。
…全員集めて面倒見切れるのか心配なヽ大。

そして全員揃い、冬の間はこたつで寝ると言い張られ……
夢落ちですけどね。

縁側で寝ていたヽ大を荘助と道節が起こしに来ます。
ヽ大「荘助にゃん…道節にゃん…」
「…あんたら八犬士か?」

にゃんにゃんにゃんにゃん言っていたことを告げて丸っとおさまります。

キャストコメントも有りました。
面白かったです(*´ω`)v


以下、ゲームに使われたエピソードの原作部分をざっくり書き出しました。
ネタバレ注意です↓


[ネタバレ]

アラビアンズ・ダウト感想


PSP アラビアンズ・ダウト

大分遅くなりましたが攻略はコチラです


まず、攻略キャラについてですが。
ジャレッドとセオドアには制限が有ります。

ジャレッドはライル・スチュアートプレイ後に解放されます。
セオドアは全キャラ後です。
彼については要注意。

セオドアは、ジャレッドルートからの分岐の様な形になっており。
他キャラでは15シーンあるルートが4シーンしかありません。

ルートでは、セオドアの正体と別れた真相が明かされるのですが、よりを戻した後というのが描かれておらず。
恋人らしいというよりは、甘酸っぱい初恋の様な話でした。


システム的には問題なし、訪問方式(シーン3まで)が面倒ですけれどね。
昔のアリスを思い出します、ルート外キャラのシーンも進めないとサブイベが発生しない仕様です。


アラロスの続編ですので。
両親との取引きに成功した後の物語となります。
アラロスでは商人ENDになってしまいますけれどね。

「好きなようにしていい」との事で、一人前なのだから来ている縁談は自分で断れと両親に書類を押し付けられ。

そこにセオドアの名前を見つけて、主であるジャレッドとの縁談を受ける事を決めるのですが。

両親は王位をほっぽりだし旅行へ行ってしまい。
内乱を避けるため、仕方無く主人公が王位代行に就く旨となります。

主人公の性格については鈍感で毒舌なところは変わらずなのですが。
「普通」と「王位代行」とが両天秤で板挟み状態と言いますか。
「普通」にこだわる故に幸せを見失いかけたり等、愚かしい所もあります。


共通イベントはー…過去回想(モンスターバトル等)、重臣会議、ジャレッド・セオドア+元婚約者候補達との晩餐会、ジャレッドの横槍ですかね。

今回勃発するのは、斡旋所への襲撃事件です。
首謀者は言わずもがな…憎らしいあの人物ですよ。

トータムやアルメダを始めとしたサブキャラが多数居るのも特徴的です。
タイロンの家庭教師、カーティスの弟子、ライルと同僚の庭師等。


ENDについては、職業分岐は無いです。
アラロスが分岐ありすぎたので、少し寂しい気もしますけれども。

こほん。
アラロスのベストは相手に王位を押し付ける事が出来そうなENDだったと思いますが。

今回は主人公が女王になるパターンです。
もしくは両親を連れ戻すから、王位返上して結婚しよう的な。

主人公の為なら王になってやっても〜や、王になるのがギルカタールの男として〜と、言っていた彼らの口からまさかの拒否が出るので。

とはいえ、カーティスは元からやりたくないことはやらない人ですし、タイロンはタイロンですけれどね。

変わらないもの、変わってしまったもの。
タイロンとスチュアートは一段と成長した様に感じました。


らぶらぶ度合はキャラによってまちまちです、スチュアートは割と健全でしたし。
シナリオは★★★★。

それより問題はCGです。
主人公の半目が気持ちわ(ry
あと差分の違和感どうにかなりませんか、主に首とか。
CGは★★★です。

アラロスがボリュームたっぷりすぎたので、少し寂しい感じですけど。
ボリュームはいつも通りな感じでした。
総評は★★★★ですね。


予約特典CDは。
ライル・ロベルト・ジャレッドが出演しております。

主人公へお風呂をプレゼントしようと考えているライルが、外国人であるロベルトに知恵を借りる所から始まります。

城に備え付けの水風呂・石風呂以外で、主人公にリラックスしてもらえるような目新しいお風呂を考えろと。

ロベルトは農民ですから良い案は出るはずもなく…

外国人で豪華なお風呂に入ったことのある人物と言えば、ジャレッドその人です。

二人はジャレッドを訪ねて、ジャレッドの提案によりお風呂のデザイン勝負になります。

ライルとロベルトは一緒に書庫へ行き考えます。
本にはワイン風呂…紅茶風呂…コーヒー風呂と、飲み物系の文字が。

一方ジャレッドは、ドクターフィッシュを試しますが、くすぐったくて不向きで却下。

ロベルトは案を出してゆきますがライルに却下されまくります。
滑り台の付いた大浴場、サウナ風呂、グリモンド風にドラム缶風呂。
子供っぽい、暑いギルカタールに必要ない、粗末なものは却下。

結局各々で考えることになり。
ロベルトはジャレッドの元へ偵察に行きますが突飛すぎて。

滝風呂に砂風呂。
ギルカタールでは水は貴重ですし、砂なら沢山あるので却下。

そして対決になり。
ジャレッドは煉瓦風呂…カビるから却下。
ロベルトは薔薇風呂…目新しさに欠けるので却下。
ライルは岩風呂…男の風呂っぽいから却下。

結局、組み合わせる…岩風呂に薔薇をちらすということで纏まり。
3人で中庭の薔薇を採取する次第となります。

赤が良いとライル、ピンクが良いとロベルト、白が良いとジャレッド。
赤は似合わない、白は地味、ピンクはいやらしい。

闘いになり、庭を踏み荒らしてしまったので庭師が吹き矢で眠らせます。

その間に庭師は薔薇を根こそぎ消してしまい、結局薔薇無しの岩風呂をプレゼントします。

主人公から御礼の手紙が届いて読んでみると、庭師が薔薇を届けたと書いてあり。
庭師に抜け駆けされるというオチでした。

…ライルが面白くなっていました。
内容的には、まずまず。


さて、忙しいので詳細感想は時間があれば追記します。

ではまた。

蝶の毒華の鎖 大正艶恋異聞感想


Win 蝶の毒華の鎖 大正艶恋異聞

攻略はコチラです

選択肢の表現がPC版と異なるヶ所がありますが、それも表記しましたのでPC版でも使えます、未確認ですけどたぶん ←

大正時代、借金にまみれた華族の一人娘のお話です。
借財の為に迫られる結婚、両親の不可解な死。

花街に繰り出す頼りない兄と、潔癖症で婚約者のいる幼なじみ。
鉄面皮でハーフの執事に、太陽の様にあたたかな初恋の庭師。
突如現れ結婚を迫る成金。

元がR18なのでどう変わるのかと思いましたが、表現の書き替えも違和感なく読めました。

システム面についても、かなり上々です。
文体も選べますし、選択肢まで飛ばす・戻す、勿論オートスキップも完備。

何より!
テキストを送っても、次の音声まで前の音声が流れ続けるのが良かったです。


さて。
PC版と異なる点について挙げていきます。

CGの追加もさることながら、描き直しが割と多く有りました、塗り直しで目も美麗になっています。

裸体は出せないので描き直しは分かるのですが、秀雄の一枚絵等もリメイクされていたのに驚きです。

背景も増えたり差し換えられている部分もあり、BGMもひとつ追加されています。

シナリオ部分の追加は「デートイベント」と「おまけ」ですね。
デート先は以下の通り。

斯波⇒始まりの場所
瑞人⇒吉原大門
秀雄⇒動物園
藤田⇒藤田の故郷
真島⇒縁日
鏡子⇒買物&ダンス

秀雄さんと藤田と鏡子様は自然に折り込まれていました。
斯波さんと真島は唐突すぎて驚きましたけどね。

特に真島。家を二人で出た後「寄って行きますか」的に追加されていたので、ポカンとなりました。

お兄様は論外。兄の拠り所であった場所へ行きたい…という主人公の気持ちも分からなくはないのですが。

何とも言い難い複雑な心境になるので、普通にデートしてくれた方が良かったんじゃないかと。

「おまけ」の方は「終幕」の後に見られます、入れ替わりネタでギャグなお話でした、面白かったですよ。


えーと。
後はアダルト表現の修正ですね。
前振りと事後表現は既存ですが、えちシーンは勿論カットで進みます。

過激なBADは、ほぼ書き直されていました。

斯波「座敷牢の恋人」
⇒囲って着せ替え
瑞人「秘密の共犯者」
⇒口布・薬無しでお酒
秀雄「うそつき」
⇒剃毛無しでかんざし贈る
藤田「永遠の下僕」
⇒ミルク無し
「秘密倶楽部」
⇒見世物的

そんな感じですかね。

既存イベントのCG追加部分も書いておきます。

斯波…車で抱き留められる
病院での泣き顔
瑞人…絵を書いている所
秀雄…河原での接吻
「白」迎えに来た秀雄
真島…カフェへ迎えに来た真島
藤田と対峙する場面

無論、えちシーン周辺のCGは入れ替え・描き換えられているところがあります。

お兄様と抱き合うものや、真島と抱き合うもの等…幸せそうでいいなあと思いました。

髪の毛を下ろした藤田が何だか可愛かったですし(*´艸`)

PC版はちょっと過激すぎじゃない?って感じの人にお勧めです。

新規様は、実の兄が攻略対象なので大丈夫な方。
あと監禁、陵辱表現、不倫関係等が有るので平気な方。

大正ロマンスで華族もののドロドロした話が好きな方にオススメです。


個人的な感想をば。

斯波さんの追加シナリオがとっても良かったです!
夏の避暑地、幸せな日々の中の出会い。
辛い日々の中の贈り物。
思い出の場所は、人手に渡ってしまってもそこに在って。
感慨深かったです。

「秘密の共犯者」も、秀雄が割と優遇された感じになっていて。
そこまで酷い仕打ちではなかったので良かったな秀雄ってなりました ←

「秘密倶楽部」もPC版はナイなと思っていたので、見世物的要素が強く美しい主人公が描かれていて、崇高さがあり共感を覚えました。

入れ替わりの「おまけ」については秀雄がそれはもう可哀想な事態で…、素晴らしく達観した秀雄がなんとも。
横柄でない斯波さんや、目をキラキラさせた真島なんかも面白かったです。

まあオチは微妙な感じでしたが。

システム・背景・音楽は★★★★★
瑞人と真島の追加シナリオは★★★★
他シナリオは★★★★★
CGが★★★★
真島が主人公の胸に手を添えているアレ、手が変でしたのでマイナスです。

てな具合で、★★★★.8です。


最後に、初回生産特典CD。
ネタバレするので注意です。

真島が庭を手入れしている所に、お兄様が百合の花を摘みに来ます。

今日は姫様の誕生日、兄妹で静かに過ごそうと生け花をするらしく…。

何か贈りたいけれどと思う真島は、皆の贈り物を偵察に行きます。

まず藤田。
特別ブレンドの甘ったるい紅茶が精製されている所でした。

続いて秀雄。
白いスズメをと持って来たところ、真島が食用にもなると言うので、動物好きな秀雄はあたふた。

続いて鏡子婦人と斯波さん。
斯波は自分の声入り置き時計。
婦人はあやしいお酒。

それらより記憶に残るものをと考えて、庭師な真島は庭の木々をアレンジします。

「姫様おめでとうございます」
呆れる瑞人、感嘆する斯波。

めでたく真島庭師ルートの完成でした。


ではまた。

大正鬼譚感想


PSP 大正鬼譚

えー、あけましておめでとうございます。
大分遅れましたが攻略はコチラです。

まず、攻略キャラは。
千寿院、浅ヶ谷内、伊沢、相馬、嶽屋、六月一日です。

栗原先生、西嶋院長には過去愛した人がいるので対象外です。
という事ですから、今作は単発なのかなあと推測。

主人公についてですが、華族としてお淑やかな外面をしつつ、内心枯れている感じで。

ですから、口に出す言葉と地の文が違うので要注意かと。
地の文はいつも通りなのに、話し言葉は敬語主体なので初めは違和感を覚えるかも知れません。

性格については、夢がないと言いつつ努力家で、思いやりに溢れ、生真面目です。

鬼と主の主従関係の在り方に疑問を抱き、本来は対等で在るべきではないのかと主張してゆきます。

主人公格好いい!と、感嘆できる様な人物像でしょうか。


さて。
大正時代と言うことで、社交界デビュー間近の華族のお嬢様(主人公)が、はぐれ鬼に襲われる所から始まります。

定義として。「鬼」と「主(人間)」という主従契約関係があり。
主が殺されれば、仕えていた鬼は理性を失くしてはぐれ鬼になってしまうのです。

そのはぐれ鬼は「主の素質を持った人間」を襲います。
つまり、主人公は「主」の素質が有るということで学校へ行かざるをえなくなる。

そんな始まりです。
要するに和風主従学園モノ。


今回究明すべきは、殺人事件の犯人とその動機です。

はぐれ鬼が突発的に増えているということは、沢山の主が殺されているということ。

その犯人を探せー…と言いたいところですが、そうではなく。

量産されたはぐれ鬼の対処に向かう人数が足りていないので、パートナーを組み、はぐれ鬼退治へ出向くというシナリオです。

共通イベントは鬼退治、武器具現化、特訓(鬼)、ダンス練習(鬼)、パーティー、契約(鬼)、総力戦と色々ありまして、金太郎飴感が割と無くなっています。


真相については全キャラ攻略後に解放される六月一日ルート。
その犯人が事件を起こした動機ですかね、それが分かります。
…所業っぽかったです。

音無伝説との関係性や犯人の動向等については、一番最後に解放されるシーン回想『過去の記録』でも確認できます。

攻略順については、
千寿院、浅ヶ谷内、相馬は犯人が誰かぼかしたまま終わるので知りたくない方は先の攻略をオススメ致します。

いや、でも相馬は分かる様な…けれどズバッと誰とは言われないので、はい。
ズバッと犯人を告げられるのは伊沢です、でもそれだけです。

それ以上踏み込んだり探ったりがあるのは嶽屋ですね、犯人に目星を付けて探求してゆきますから彼は。

てな具合で物語の紹介は良いですかね。

あ、いつもあるサブイベントや友情イベント的なものはありません、女性キャラENDも。


というところで続いて感想に移ります。
人物像がバレしているので注意。

まずは人間から。

千寿院司郎、彼は幼なじみと同姓同名で、けれど偉そうで意地悪だった幼なじみとは変わって、紳士的な態度の彼に確信を得られず悶々と過ごしてゆきます。

それが主人公の一言で華族の仮面が剥がれ落ち、腹黒全開に変貌します。

契約を交わした鬼に道具よろしく接する千寿院に主人公は怒り、指摘し。
考えを改めさせ、受け入れる。

大正故の身分や、家族の扱い、それに彼の血のせいで歪んでしまった思考というんでしょうかね。

母親も出たりしまして、性格が悪いのは変わらずですが毒が抜けてゆきます。
浅ヶ谷内が大活躍ですね。

ただ、死者が出るので彼のルートは苦手です ←


続いて浅ヶ谷内。
女を侍らせ、皆同様に愛する様な女ったらしなのですが、結局それは自分の身を守る為の処世術の様なもので。

千寿院と従兄弟であるが故に彼と比べられ、なるべくしてなってしまった態度。
人の機微に敏感で、こちらの意図を汲んでくれる。

そういう事が出来るというのは、人の顔色を窺い、怯えながら、また距離を置いて対応しているという事に他ならないのです。

誰より臆病で、純粋で優しい。
鬼に対するトラウマと嫌悪感、今まで目を背けてきたそれとどう向き合うのか。

嶽屋が結構…最後まで絡みます。
グッドENDが個人的に良かったです!

あとは、主人公の為に家庭事情を省みず奔走する姿に胸が締め付けられました。


続いて鬼、攻略順に書きます。
まずは水鬼の相馬。

口数が少なく、喋る時は思っていることをズバッと口にするので、クールな変人です、甘い物大好きな。

予期せぬ出来事で、やむなく契約になるので恋愛イベントは早めです。
えっ?告白早くないですか的に感じました。

お兄さん的立ち位置の伊沢と桃華が多く出ますかね、言葉足らずな彼のフォロー役として。

相馬は卒業エピソードや家に帰ったりが無いので、その点が残念でした、脳内補完。


続いて火鬼の伊沢。

頼りがいのある兄貴分であり、自らもそう在ろうとしている。
故に失態に責任を強く感じてしまう。

恋愛面で言えば、妹から恋人へ変わってゆく感じです。
世話を焼かれ、主人公もまた彼の負担を背負いたいと思う。

さすがに失態が本当に失態過ぎるのでどうかと…いや、相手が強過ぎたのが悪いんですよね、はい。

にしても、罪悪感いっぱいのENDは胸が痛いです。

夢が在り、それに向かってゆく彼と。
彼のおかげで夢が出来た主人公でした。


続いて嶽屋。

一匹狼?で、超がつくほど真面目で、夢の為に努力を惜しまない、ツンデレ…ツンテレ?さんです。

最初ツンツンし過ぎなんですけれどね、好感度の蝶が増えないですし、好感度の上がり方が面白かったです。

他の主の言葉で主人公が不安になり、それを慰める姿が印象的でした。

真相究明、できたのかは微妙ですけれど。
鬼の寿命と主の寿命の違いはどうしようもないですから。

彼は夢を叶えて、迎えに来てくれるので!大人だなと思いました。


続いて六月一日先生。

第一印象は良くない人でしたが。
厳しいけれども良い先生であり、生徒から慕われている。

そんな先生が隠し、守ろうとしていること、そして過去、想い。
色々謎が解けてゆきます。

栗原先生の同級生ということで、栗原先生の過去も出ます。
後悔と、無念さと。

見目麗しい=高能力=長寿
と言えども、大体の鬼の年齢も桃華と相馬が教えてくれたり。

浅ヶ谷内が特訓について調べてくれたりと、全キャラが主人公の為に奔走してくれる至れり尽くせりなルートでもあります。

結局のところー…と、音無伝説についての真相は『過去の記録01』
『過去の記録04』は六月一日ルートの後日談になりますね。


しかし…過去の記録01は、衝撃的でしたが。
今ひとつ、スッキリしない。

うーん( ´-ω-)
★★★★いかないですね。

浅ヶ谷内プレイで過去の記録02が解放されても、音無伝説??ってなりますし。

これ、FD出るんですかね。
過去恋人が居た人と恋愛出来る気がしないので、やっぱり単発?布石?

分からないですねえ。


好きキャラ順はですね!
浅ヶ谷内>六月一日>相馬>嶽屋>伊沢>千寿院

小心者の浅ヶ谷内にひどく共感を覚えました、先生の寂しい面と優しい面に胸キュン。

CGは。
千寿院は浅ヶ谷内と三人で、浅ヶ谷内は指切り、相馬は手から飴を食べる、伊沢は花畑に倒れ込む、嶽屋は木の上で二人寄り添う、六月一日は木ノ下で寝転ぶCGが好きです。


それでは最後に、予約特典CD。

出演は千寿院、伊沢、西嶋の三名です。

院長が草むしりをしているので、院長の仕事をしているのか疑問に思った千寿院。

そのことを伊沢と話していると院長が登場し、院長仕事をやってみないかと言われ、押し付けられる草むしり。

終わらない草むしりに千寿院が痺れを切らして伊沢に焼けと命じます。

それから大量の書類への押印、喧嘩後の空き教室の修善。
壊れた天井と壁、水浸しの床。
神業がかっている院長が見られます。
「はぁーっ!」笑いました。

そして院長仕事も終了。
院長の 学園を愛する気持ちに感慨を受け、業者にまかせると言っていた壁を伊沢と千寿院が直して。

残されたお礼のメッセージを院長が確認して終了です。

キャストメッセージも有りました(*´ω`)!!

院長の星稜院を思う気持ちが、何だか微笑ましい様な悲しい様な。
良いお話なんですけれど、本編をプレイすると複雑でした。

はい、ではまた。

死神所業〜怪談ロマンス感想


PSP 死神所業〜怪談ロマンス

遅くなりましたが攻略はコチラです。

死神稼業の続編である死神所業。

攻略対象に東海林さんと千歳が追加されまして、後のメンバーは。

蓮司・焔・織瀬は恋人から、雨水は両想いと自覚しながらも付き合ってはおらず、藤代は…友人?です。

要するに
蓮司⇒終末壱【幸せの条件】
焔⇒弐【生きて死ぬ意味】
織瀬⇒弐【平行線】
雨水⇒参【変わらない関係】
藤代⇒【第十章】後?
から続いている感じですね。

今回の真相は……真相?で、いいんですかね。
最後に解放されます【追幕 それから】というものです。

蓮司目線で語られる【真・死神稼業】の後日談的内容と考えていただければ妥当です。

学生時代の蓮司から始まり、主人公との出会い、真・稼業END後の皆の様子。

蓮司が何故主人公を拾ったのか、皆は主人公に対してどんな思いを抱いているのか、最終的に疫病神の力をどうにかできたのか。
蓮司視点で描かれます。

その追幕をプレイ後には、後日談+番外編が出現する仕組みなのですが。

そちらは、サウンドノベルでして。
声が入っておりません!
勿論立絵も無し、名前変換も無し。

全キャラの後日談と【呼べない名前】の後日談と番外編です。
所業外キャラは、密・京極、宮前・恭介・萌葱、椿・和泉が登場します。

京極さんは要注意ですね 。
【真相・京極END】の後日談になります、人間に戻った京極さんと今作の主人公(呼べない名前END後)が対面するという。

内容が良かっただけに、ボイスは無理でも立絵と名前変換機能は付けて欲しかったところです。


おまけについては、CGと自己紹介が聴けます。
ミニゲームが無いのでテンションが下がりました...( = =)


さておき、内容に移りますね。

今回は、葬頭社という会社のやり方があまりにも目に余り(何故かは割愛)。
黄泉社と菊塵社が手を組み、葬頭社の邪魔をします。

最終的には実力行使で死神の秩序を守るというものです。


共通イベントは菊塵社へゴー、 学校関係(試験勉強)、 元旦、慰め、敵と対峙するものです。

バレンタインイベントは、キャラによって無かったりします。
過去話もちょいちょいありますかね。


そらから、感想ですね。
追加キャラからいきます、まずは東海林さん。

東海林さんは蓮司の事を大切に思っているので、なかなか大変です。
主人公を好きでも、蓮司が傍に居られないのに自分が奪うのかと。

なので恋愛は主人公が押します。
けれども東海林さんは応えられないという、ジレンマ、板挟み状態。

当の蓮司は主人公の事を良く見ていますから、東海林さんの葛藤にも気付いている訳です、いつもは妙にズレているのに。

そんな感じで。
主人公が東海林さんを諦めると、三人で過ごすENDになります。

無論、恋愛ENDも有りますから……東海林さんと恋仲になってからの蓮司の愛が悲しいです!


続いて千歳。
ぶっ飛んでるのは相変わらずで、更にドMキャラっぽくなっていました。

彼には攻略制限があり、キーキャラだと分かった上でのプレイになるので、彼の抱える罪悪感や複雑な心境から現れる言動を見ることになります。

シリアス面も多いですが、ギャグも多かったです。
雨水に化けたままキラキラモード全開とか、織瀬さんに悪戯?とか。

後は千歳の過去も分かります。

彼は今回とんでもない事をしてしまうので、エンディングは心置きなくハッピーになれるものではありませんでしたが。

それは仕方のないことでしょう。


続いて恋人では無い組。
まずは奥手で照れ屋な雨水。

参からの続きになっているので、彼の好意は全開で主人公もそれは知っていますし、両想いです。

が、如何せん奥手すぎる!
キスをするのにも主人公がねだるという。
まあ、やられっぱなしという訳でもないですけれどね。

主人公の考え方も変わっていくので、雨水の望んでいた終わり方になります。


続いて藤代。

葬頭社の死神の標的となってしまったことで、いきなり始まる同棲生活(主人公の家)。

相変わらず意地悪で性格が悪く、かつ殺して欲しそうにしていますが、毒気が和らいだ感じです。

過去話も有り、彼がああなってしまった本当のきっかけ?が、分かります。

前作では我が道を行く〜な感じでしたが、今回のエンディングでは自ら行動を起こし、生きてゆく。
足掻いてみるという、前向きなものでした。

尤も、バッドでは主人公が狂ってしまっているんですけどね。

人間として生きて死ぬ、それを主人公は見届ける定型。
CGはフェンスに注目ですよ、良かったです。


続きましては恋人組。
まずは焔から。

初っ端から鬱陶しいくらい愛してる感満載です、お揃いって嬉しくないですか?恥ずかしいですけれども。

焔ルートでは主人公が退化(幼児化?)しまして、焔が世話を焼いてくれるのですが、それもまた微笑ましく。

しかしバッドがですね、行き過ぎちゃっていまして……優しさと甘さの違いって何だろうと考えさせられました。
病み病み、どうした焔。

弐からの焔ですから、主人公の好きな様にさせてくれる訳です。
なので蓮司と一緒に暮らしてゆけます、焔だけ。

主人公の体が心配ですけれども。
どこまでも甘く、優しい男でした。


続いて変質者な織瀬さん。
恋人なのに相変わらずな変態っぷりなのですが。

勉強を教えてくれたり、落ち込んでいる主人公を慰めてくれたり。
優しい面も垣間見えます、バッドの参が顕著でした!

蓮司に対抗意識と劣等感の様なものを抱いているにも関わらず、彼は主人公の為に成り代わるのです。

もう思わず涙ぐんでしましましたよ!惚れた!良かった!

…という感動すら、セクハラ行為のせいでぶち壊しになるという。
口に突っ込(ry

なんともまあ織瀬クォリティーなお話しで終わります。


最後は問題の蓮司。
彼は壱から始まるので、仕事で忙しいからなかなか会えないんですよね。

疫病神故に帰宅したらラブラブ〜…ともいかず、引け目を感じている蓮司に向かい、しびれを切らした主人公が押します。

イベント的には、織瀬さんに嫉妬して怒り狂うものが面白かったです。

エンディングについて。
今回のバッドは、前とは逆パターンのデッドでした。
何だかすっきりしました ←

最終的にはきちんと落ち着きまして…騒がしく終了しましたね、結婚式が。


蓮司については全END後に解放される追幕(真・稼業END後)が、皆様が気になっている所でしょうか。

どうなるのか。
ハッピーENDなんですけれども。
疫病神の力についての対処方法は不明でした。

後で解放されるサウンドノベルの後日談の方は、今回の「追幕の間の物語」なので。

それなら追幕に織り込めばいいのにと思わなくもありません。
この残念さといったら。


後は本当に個人的見解から色々書いていきます。

一番印象に残ったのは織瀬さんの終末参【優しい嘘】です。
割と好きだったキャラですが、優しすぎて大好きになりました。

なので好きキャラが焔>織瀬>蓮司>雨水>千歳>藤代>東海林に。
ちなみに前回は焔>雨水>蓮司>織瀬>藤代です。

他は【後日談・呼べない名前】です。
蓮司を忘れた主人公は、密に出会って、京極に出会って。
自分は大切な人を覚えていないのだと改めて理解します。

その主人公の考え方に衝撃を受けました。
「私」の定義と、「私」の行方。
居なくなってしまった人と、変わってしまった自分と。

こんな考え方も出来るのかと思って涙が溢れました。
消失=消失ではなく、消失=共に在るということ。

価値観が変わりました、これだから乙女ゲームってやめられないんですよね。笑


はい、最後に予約特典CDです。

織瀬・雨水・焔が登場します。

菊塵社と手を組んだ後。
仲の悪いこの三人に仲良くしろと蓮司が命じたというお話しです。

いじられ・イジメられキャラはメンバー的にも雨水しか居ません!

とりあえずは食堂で交流をしますが。
雨水に勧められる料理内容は…虫と油、更には水のみとか。
可哀想すぎます。

ご飯の後はお風呂です。
お背中流しましょうかと織瀬さんが言い、被害に遭うのも雨水。
丁寧に、それはもう凄く丁寧に洗ったんでしょうね。

湯船に入り、サービスタイムの始まりです。
恥ずかしい台詞のオンパレード?
告白大会?

そうして最後はお泊まり会。
定番の枕投げならぬ、ナイフ投げが始まり。

収拾がつかなくなったところで蓮司が登場します。
無論、ボイス無しですけれどね。

なかなか面白かったです!


シナリオは★★★★★
ですけれど、後日談がノベル形式な上に、おまけのミニゲームが無いので★★★

間を取って★★★★ですね。

シリーズプレイ者なら是非!
ではまた!

新装版ハートの国のアリス感想


PSP 新装版ハートの国のアリス

攻略を作りながらプレイしていると、最終的に110時間になりました。
乙女ゲームにあるまじき、ボリューム具合、素晴らしいです。

大分遅れましたが攻略はコチラです。

ちなみに。点検作業で一度削除して、オートスキップ・選択肢まで飛ばすを駆使しプレイしてみると16時間でした。


さて。
今回の新装版ハートの国のアリス。
アリスシリーズを初めて手にする方に説明するには、まずPSPのハトアリを説明せねばと思います。

一番シナリオが多い「ハートの国のアリス」は『新装版』です。
・全イベント収録
・選択肢方式
・交代絵師様によるCGリメイク
・選択肢まで飛ばす・戻す機能
・好感度upが分かる
要するに完全版です。

CGの量でいくとアニバーサリーVerの方が断然多いですが。
・PS2版での追加イベント無し
・無印からのCGリメイク
・通い妻方式(200回)
・好感度upの表示無し
・選択肢まで飛ばせない
と、プレイが大変です。

PSP無印のハトアリは論外なので省略。

はい、このくらいで。


シリーズプレイ者向けへの説明に移ります。

私はPS2版ハトアリ、PSP版アニバーサリーVerプレイ者です。

通い妻時の会話イベントは全収録されているかと思います(たぶん)

イベントはアニバーサリーVer.とほぼ同じです、プラスPS2版追加イベントですかね。
今回追加されましたのは、ナイトメアイベントです。

城でチェスしたり、屋敷でお茶したり、お菓子の家とか、ユリウスと外出とか。
各領土絡みのイベントが有ったじゃないですか、あれの発展系です。

滞在先のメンバー&ナイトメアとの楽しいひととき…双子ははぶられますがね。
内容はバレてもアレなので割愛。

繋ぎ部分の追加も若干あります。
無理やり訪問会話をねじ込む訳にもいきませんからね。
それにダイヤを意識させる様なエースの発言も追加されていたりします。


上にも書きました通り、絵師様が交代されましたので。
今までのCGの構図が同じ物もあれば、違うものもあります。

舞踏会の衣装についてもドレスのデザインや双子のネクタイが変わっています。
双子についてはー…私はあのデカすぎる蝶ネクタイがいいと思うんですけどね。

こほん、ともあれアニバーサリーに比べるとCGが減っている&前の方が良かった部分もあるのは確かです。

…エリオットの非滞在、料理を食べながらウトウト〜が、気に入っていただけに今回のCGが可愛くない!!!

とまあ、前の絵柄が好きだったプレイ者にはCGは色々残念ですね。


シナリオについては、表現に修正が加えられていたりとするそうです。
私は大して違いが分かりませんでしたが ←

後、気になるのは…やはり、音質ですかね。収録した時期が違うので仕方ないんですけれど。

イベントに通い妻時の会話が織り込まれていますので、声質に違和感の在る物も多数あり。

更に、繋ぎの部分は今回追加されていますから演じ方、声の高さが違います。

エースが顕著ですかね、今回追加されたものは明らかに低いです。
ダイヤを経ていますから、分かりますけども。

とまあ、音声の違和感は拭えないものの、シナリオはきっちりしていますので。


PS2版をプレイしていない方にはかなりオススメ致しますよ、PS2の追加イベントをプレイしていないという事ですから。

無論、PS2版しかプレイしていない方にもオススメです、非滞在ルートがありますから。

PS2版とアニバーサリーVer.の両方をプレイした方には……ナイトメアが好きならオススメ致しますよ。

あと再プレイを楽にしたい方。
アニバーサリーでは、シーン回想に登録されないイベント(ナイトメア)が今回は登録されますので。
読み返しが楽になります。


私はアニバーサリーVer.の絵柄が好きだったので★★★★
追加イベントは良かったですけどね、そちらは★★★★★

アニVerには致命的なバグもあったみたいですが、私はユリウスイベントで電源が落ちる…くらいしか体験していませんしね。


最後に、 予約特典CDですね。

ブラッド、ゴーランド、ボリスが登場します。

遊園地滞在中のアリスは、屋敷へよく遊びに行っているらしく。

危機感を覚えたゴーランドとボリスは、ブラッドを遊園地へと呼びつけ勝負を挑みます。

内容は宝探しゲーム。

隠された宝箱が有り。
それ開く為の鍵が遊園地中に大量に散布されていて…けれども開けられる鍵は一本だけ。

本物の鍵を探し出し、隠された宝箱を開けた者が勝ちという勝負に……

アリスがブラッドに期待していたということを聞き、ブラッドは乗るわけです。

結局、勝負をセッティングした従業員達とアリスによって勝負は意味を為さなくなりますがね。

鍵云々ではなく、自動で宝箱(扉)が空いてしまう様仕組んでいたんです。

お宝として待って(眠って)いるアリスと3人共が対面して、目覚めを待ちながら終了します。

…正直微妙?個人的にはアリスを出さないでほしかったという感じです。


はい、このくらいで。

クローバーが新装されればいいですね!

それよりハトアリのFDが先ですね…普通にEND後かららしいです。
ただし、双子はリストラでハンプティ・ダンプティが門番らしいとか。

とりあえず、話が薄くなっていない様に祈るばかりです。笑

はい、では!

ビヨンド・ザ・フューチャー


PSP ビヨンド・ザ・フューチャー


約2年前の作品ですかね。
買ってプレイしたんですが、そのまま前のゲームに移ったので今更感想です。

あれですね、レビューは読むべきだと改めて思いました。

やはり、立絵の解像度が酷すぎるんですよ、ピンボケしてません?的に。

PS3ではなく、PSPなのですからきちんと直して欲しかったと思います。

金太郎飴なのと立絵がマイナスですが。
ストーリー事態は、面白くはあったので★★★

文字の見易さは、慣れれば問題ないかと思いますので○

システムはあまり良くないです。

シナリオは被りまくっているのに、読み飛ばし機能が無く。
長いのに、回想機能も無く。
中の人によって声の音量が違うのに、個別設定も無く。

ただ、好感度や数値の変動はエフェクトが出ますし。
スキップしていても、選択肢になると効果音で知らせてくれるので便利な面もありました。


ストーリーの方ですが、RPG風とのことで。
サモンナイトプレイ者なら、逆ハーで戦闘無しの金太郎飴ゲームと考えれば妥当だと思います。

ただ、テーマは『神』と『愛』でして。
神託により世界を滅ぼすとされた少女が、実は世界を救う少女で…(中略)…仲間との恋愛によって世界を救うという、なんともまあ…な内容です。

要するに悪者を倒してくっついて終わりですから、一本道。
ノベルゲーと捉えておいた方が、取っ付きやすいかと思います。

その一本道が金太郎飴なので、やたら長いんです。
1人プレイすると後は作業になりがちなので、好きなキャラは最初にプレイすることをお勧めしますよ。

あれほど長いなら、読み飛ばし機能は欲しかったですね。
プレイしにくいったら。

糖度は普通です、子供が生まれてたりしますがCEROはBなのでキスまでですね。


キャラについては。

キリテは剣士、外見から日本人がモデルなのは解ると思いますが。
寡黙へたれ?です、出会い当初は浪人に見えました、心折れた人。

ナユタは騎士、真面目キャラです。
説教がウザく、苦労人でもあります。

ソーは闘士、ムードメーカーであり。
人生丸投げの、俺なんかどうにでもなれーって内心思っている人です。

ネイトは弓士、主人公を暗殺に来た暗殺者ですが。
思いやりがあるツンデレさんで。
ワーウルフという種族故に、忌み嫌われてきた人です。

カミュは妖精なので、精霊魔法が使えます。
主人公命の自由キャラですかね、きちんと恋愛できます。

ニコは銃士兼賢者、恰好から変態さんです。
高等技術と魔法が使えます。

ちなみに主人公は回復&補助魔法(愛的な意味で)専門です。


あとはざっと感想とか意見とか。

日本語表記に間違い有りなのですが、ソーの場合は仕様とも考えられるので割愛。

ソーについては生きる意味を見いだして行く感が良かったです。

流石にナユタには疑問ですがね、そうコロコロと剣を捧げていいのか、騎士として、仕える者としての誇りは何処へ行った。

しかもクラスチェンジしたナユタ、退化してません?
槍を、ランスを!!残して物理攻撃させてあげて下さいって!!

ついでにネイトルート、映像に臭いはありますか?って話です。

独りなネイトが仲間を得て幸せになるのは良かったです。

ニコはですねえ、さすがは岸尾さんと言うところです!笑

ギャグも入るので面白かったですけど、BGMが印象に残らないのが残念です。
OPと神登場のアレは印象強いですけどね。

ただ、既読率はいらない。
音声再生して、次の文まで行かないと読んだ事にならないっぽい?

その辺りをどうにかしてから、読み飛ばし機能も付けて、回想機能も付ければ◎ですね。

システム面が非常に惜しい作品です。 

無駄に時間が掛かりましたが、ストーリーは、なかなか良かったですよー
中古購入するなら値段と相応なので、お勧めします。
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プロフィール
浦乃皐月さんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 5月16日
地 域 大阪府
系 統 おとなしめ系
職 業 サービス
血液型 AB型