PSP 黒雪姫 スノウ・ブラック

GWを挟んだので大分遅れました、攻略はコチラです。

まず、攻略キャラは。
ファーレン、ルピノ、デューン、オムニア、シャマード、ファルコ、ルヴィアンの7名になります。

ロレイユとミラーは対象外です、ENDも無し。
ミラーは、ちょいちょいスチルの有るイベントが織り込まれています、主にルヴィアンルート。
ロレイユは……スチルは少ないですが割と喋っています。


さて。
黒雪姫ですが、原作は勿論『白雪姫』です。

七人の小人の小屋に逃げ込み、毒林檎を食べて死亡し、王子の口付けで目覚める。

グリム童話では少し話は違いますが、大体はそんな感じで。

口付けで目覚めるイベントはきちんとファーレンルートに有りました、白雪姫の醍醐味ですね。
期待を裏切らないと言いますか。


ええと物語は。
城に3年、軟禁されているところから始まります。

貧しい生まれの白雪姫が、政略結婚の為にその美貌を買われて王宮へ引き取られ、幸せに暮らして数年。

宰相であるルヴィアンが王族を皆殺しにして女王に君臨し、白雪姫を城に閉じ込めてしまった訳です。

白雪姫はファルコの手引きで城から抜け出し、森の小屋へと辿り着き。
七人の同盟者と出会い、どこに住むかで物語が展開してゆきます。


主人公は最後の王族としてルヴィアンを倒し、国の平和を取り戻すことを目的として動きます。

でも、ルヴィアンは主人公にとって大切な存在、幼い頃の心の支えだった人で……

色々な想いがあり決断を下せず、軟禁されていた為に判断材料となる知識も無く、知識を得てどうするのが一番なのかを考える。

ルヴィアンにとっても主人公は大切なので、主人公が逃げ出して国政がより悪化していき。
何だかんだ言いつつ主人公は何度も城へ帰るという具合です。

主人公は心優しく一般受けしそうな性格ですが、けれども行動に疑問があったりと共感しにくい部類かと思います。


今回の真相は、制限のあるルヴィアンルート。
ルヴィアンの正体、行動理由、黒幕等が明かされます。

ルヴィアンに関しては、デレラプレイ者なら想像の範疇になるかと思うので、心の闇が見えないというか、真っ白と言うか。
あまり期待し過ぎない方が良いです。


攻略順については。

どのキャラも伏線が多く、シンデレラシリーズをプレイした方はすぐ思い当たると思うので、誰から始めても問題無いです。

とはいえ、ファルコはルヴィアンと近しいので先のプレイはお勧めしません。


では、感想に移りますね。

まずはプラチナムの人から。
先に王子様なファーレン。

ごめんなさい、ロミジュリの後なのでどうしてもロミオに見えて……笑。
あのキラキラっぷりとか面白(ry

えーっと、最初から好感はあるものの立場から主人公を信じられず、お留守番の末に原作と同じ事態に陥ってくっつきます。

見目に反して策士で腹黒、女王への恨みも半端無く、打倒を掲げていますがとても優しい人です。

林檎を売りに来たルヴィアンがとっても可愛いくて! ←
こほん。
とにかくまるっと収まります。


続いてルピノ。
プラチナム騎士団副団長として、散り散りになった騎士を集めて再興を望み。

とはいえ、国が酷い状況なので決起する事も叶わず。
そんな中、主人公は城に連れ帰られ、離れ離れの日々ではミラーが重宝されます。

童顔で、眩しいくらいに真っ直ぐな人、正直苦(ry
でも、ルピノの寝顔は可愛いかったです。


続いてシャマード。
妻子を亡くし、反乱軍を率いる鍛冶職人のおっさんです。
……個人的にこういう設定苦手なんですけれども。

反乱軍の人やアパラシオンの2人が様子を見に来てくれたりと、周りに助けられての恋模様になります。

夜空を見上げる姿がとても印象的でしたね。
あとは、片付けが苦手なところが面白かったです。


では、アパラシオン。
中国とかその辺りっぽい雰囲気な感じがします、服装的に。

先に女ったらしのデューンから。
何でもこなせる人故に、世界が大層つまらなくゲーム感覚。

どちらかといえば、女王に好感も持ち合わせる様な。
ともあれ、王子ですから民の事も心配している面もあり。

人を信用せず、軽薄を装い。
けれども誰より白雪姫の心に寄り添っていた気がして好感が持てました。


続いて料理上手なオムニア。
いやあ、一番好きです優しい人。

いつだって主人公をフォローしてくれますが、内通者の可能性を目の前にして厳しく接するギャップが何とも言えず。

自分は二の次で、いつも誰かの為に行動している。
オムニア自身は、貴族であることへの反発からだと言い張りますがね。

優しさは甘さと同じで最良の結果とはなりません。
ファーレンの次にルヴィアンの扱いは良いんですけれどね。


では、母国トレゾア。
まずは狩人のファルコ。
優しいと言えばオムニアですが、また違う優しさがいっぱいです。

ルヴィアン側の人間なのに、主人公を沢山助けてくれて、見逃してくれて、他キャラルートでもお世話になりっぱなしです。

暗殺者なので血塗れで帰って来たりして…マント姿がエースに見えました ←

正常だからルヴィアンに従い。
正常な暗殺者だから、幸せになる事に抵抗があって。
けれど重くもなく。
母親役になったルヴィアンが一役買ってくっつきます。

ある日の『うさぎさん』が、インパクトありすぎて面白かったです。


ラスト、女装のルヴィアン。
全ては白雪姫の為だと思い、それが主人公にとっての幸せになり得ない事すら分かっていない人です。

早い段階から女王姿ではなくなるのでその辺は安心を。
けれども、決戦の時は女王姿なので、女王なルヴィアンとのキススチルも有ります。

モブ死者が多数出ますが、それも戦いだと考えてればなんとか。
全体的には和解エンドとでも言いましょうか。

あれだけ非道な事をしておいて、問題無さすぎて逆に……良いのかって感じですね。

色々書きたいですが真相に触れそうなので割愛。

ルヴィアンのオロオロする姿が面白かったですね。


好きキャラは、オムニアとルヴィアンです。後は順番にすると
ミラー>ファルコ>ロレイユ>ファーレン>デューン>シャマード>ルピノですね。


おまけは特に無いんですが、タイトル画面のコメントの立ち絵が目パチで表情が色々変わります。

ロレイユの対象追加をお待ちしていますよ、クール系キャラ欲しいですクール系。

CGは綺麗ですし、金太郎飴感は皆無ですけど、設定がマンネリというか…デレラか。
女王以外に毒があまり無く。
更にあまり深い話ではないので物足りなさが残りました。

久し振りにプレイが苦痛。
自分がリアル多忙すぎて吐血しそうだったからかとも思いましたが、やはりシナリオが薄いかと。

てな訳で★★★.4です。


さ。最後に予約特典CD。
諸バレ注意です。
出演はデューン、オムニア、シャマードです。

夜遅く、シャマードが『幻のアレ』を持ってデューンの家を訪ねます。
まあただの珍しい酒なんですけれど。

外は満月、月見酒をしよう、温泉に行こうということになり。
断崖絶壁をロッククライミングで山越です。

1人ロープを掴んで余裕そうに登るシャマードに対して、ぜえぜえロッククライミングする2人。
オムニアが落ちかけて、デューンが助けます。
登りきって雑談に入り。

酒にはこだわらないとデューン。
好みの女性のタイプがあるのだと言い張るので聞くと「まずは……女性であることかな」と答え。

呆れた雰囲気の中「僕がしっかりと教育をしておけば……僕の責任です」とオムニア。

デューンは女性の個人の良い所を見出したいと思っていて、攻略しきれない感じがどこまでも追いたくなる、と。

さておき、温泉の気配が無く。
迷っちまったとシャマードが言った後に聞こえる動物のうなり声。
武器を所持していないシャマードとデューンは、オムニアに熊を任せて颯爽と温泉に向かいます。

「頑張れオムニア」
「お前なら出来ると信じている」

シャマードとデューンは走っているうちに道を間違え。
ギシッと嫌な音がする今にも崩れそうな足場でシャマードが落ちかけデューンが助けますが。
支えきれなかったデューンが上から落ちて来てシャマードと共に落下。

熊をなんとか撒いたオムニアは道に迷い、ハイパーアンラッキーデーか何かかと嘆きながら先に進むと温泉を発見。

方向が全く違い、ロッククライミングする必要がなかったと溜め息を吐いていると。
上から降って来るデューンとシャマード。
温泉にバッシャーンとダイブします。

「僕を置き去りにして何を上から降って来ているんですか」
「信用していて見捨てたんですよね、分かります」と拳銃を手に不機嫌全開なオムニア。

酒瓶の無事を確認して、「ただ崖を登って落ちただけになるところだった、不幸中の幸いだ」と喜ぶシャマード。

「僕は崖を登って落ちそうになって、熊に追い掛けられただけになるところでした、良かったですねデューン様」と嫌味たっぷりのオムニア。

グラスを持って来たオムニアに対して「さすがだな」等とおだてて見捨てた事をチャラにしようとして。
けれども嬉しくなるオムニア。

月の綺麗な夜に無粋な話はよそうということになり。


若者とじじいがお友達っていうのも気恥ずかしいと言うシャマードに、俺達は同士だとデューン。
友情パワーがあったとして、どうして僕1人を見捨てたのか疑問は残るとオムニア。

温泉に着けたこと、俺達の友情パワーに乾杯します。

服を着たまま温泉に入った2人は風邪を引いて寝込み、オムニアが看病するというラストです。

「友情パワーとか調子の良いこと言って僕を丸め込もうとするからバチが当たったんです」
と言いつつ放っておけない、損な役回りのオムニアは、まあ悪くないかと思い直し。

「友情パワーで看病してあげますから、早く元気になって下さいね」
「「はぁい」」

で終わりになります。
キャストコメントも有りました。
いやはや、今回はギャグ満載で面白かったです!!
CDは★★★★★

ではまた。