PSP 死神所業〜怪談ロマンス

遅くなりましたが攻略はコチラです。

死神稼業の続編である死神所業。

攻略対象に東海林さんと千歳が追加されまして、後のメンバーは。

蓮司・焔・織瀬は恋人から、雨水は両想いと自覚しながらも付き合ってはおらず、藤代は…友人?です。

要するに
蓮司⇒終末壱【幸せの条件】
焔⇒弐【生きて死ぬ意味】
織瀬⇒弐【平行線】
雨水⇒参【変わらない関係】
藤代⇒【第十章】後?
から続いている感じですね。

今回の真相は……真相?で、いいんですかね。
最後に解放されます【追幕 それから】というものです。

蓮司目線で語られる【真・死神稼業】の後日談的内容と考えていただければ妥当です。

学生時代の蓮司から始まり、主人公との出会い、真・稼業END後の皆の様子。

蓮司が何故主人公を拾ったのか、皆は主人公に対してどんな思いを抱いているのか、最終的に疫病神の力をどうにかできたのか。
蓮司視点で描かれます。

その追幕をプレイ後には、後日談+番外編が出現する仕組みなのですが。

そちらは、サウンドノベルでして。
声が入っておりません!
勿論立絵も無し、名前変換も無し。

全キャラの後日談と【呼べない名前】の後日談と番外編です。
所業外キャラは、密・京極、宮前・恭介・萌葱、椿・和泉が登場します。

京極さんは要注意ですね 。
【真相・京極END】の後日談になります、人間に戻った京極さんと今作の主人公(呼べない名前END後)が対面するという。

内容が良かっただけに、ボイスは無理でも立絵と名前変換機能は付けて欲しかったところです。


おまけについては、CGと自己紹介が聴けます。
ミニゲームが無いのでテンションが下がりました...( = =)


さておき、内容に移りますね。

今回は、葬頭社という会社のやり方があまりにも目に余り(何故かは割愛)。
黄泉社と菊塵社が手を組み、葬頭社の邪魔をします。

最終的には実力行使で死神の秩序を守るというものです。


共通イベントは菊塵社へゴー、 学校関係(試験勉強)、 元旦、慰め、敵と対峙するものです。

バレンタインイベントは、キャラによって無かったりします。
過去話もちょいちょいありますかね。


そらから、感想ですね。
追加キャラからいきます、まずは東海林さん。

東海林さんは蓮司の事を大切に思っているので、なかなか大変です。
主人公を好きでも、蓮司が傍に居られないのに自分が奪うのかと。

なので恋愛は主人公が押します。
けれども東海林さんは応えられないという、ジレンマ、板挟み状態。

当の蓮司は主人公の事を良く見ていますから、東海林さんの葛藤にも気付いている訳です、いつもは妙にズレているのに。

そんな感じで。
主人公が東海林さんを諦めると、三人で過ごすENDになります。

無論、恋愛ENDも有りますから……東海林さんと恋仲になってからの蓮司の愛が悲しいです!


続いて千歳。
ぶっ飛んでるのは相変わらずで、更にドMキャラっぽくなっていました。

彼には攻略制限があり、キーキャラだと分かった上でのプレイになるので、彼の抱える罪悪感や複雑な心境から現れる言動を見ることになります。

シリアス面も多いですが、ギャグも多かったです。
雨水に化けたままキラキラモード全開とか、織瀬さんに悪戯?とか。

後は千歳の過去も分かります。

彼は今回とんでもない事をしてしまうので、エンディングは心置きなくハッピーになれるものではありませんでしたが。

それは仕方のないことでしょう。


続いて恋人では無い組。
まずは奥手で照れ屋な雨水。

参からの続きになっているので、彼の好意は全開で主人公もそれは知っていますし、両想いです。

が、如何せん奥手すぎる!
キスをするのにも主人公がねだるという。
まあ、やられっぱなしという訳でもないですけれどね。

主人公の考え方も変わっていくので、雨水の望んでいた終わり方になります。


続いて藤代。

葬頭社の死神の標的となってしまったことで、いきなり始まる同棲生活(主人公の家)。

相変わらず意地悪で性格が悪く、かつ殺して欲しそうにしていますが、毒気が和らいだ感じです。

過去話も有り、彼がああなってしまった本当のきっかけ?が、分かります。

前作では我が道を行く〜な感じでしたが、今回のエンディングでは自ら行動を起こし、生きてゆく。
足掻いてみるという、前向きなものでした。

尤も、バッドでは主人公が狂ってしまっているんですけどね。

人間として生きて死ぬ、それを主人公は見届ける定型。
CGはフェンスに注目ですよ、良かったです。


続きましては恋人組。
まずは焔から。

初っ端から鬱陶しいくらい愛してる感満載です、お揃いって嬉しくないですか?恥ずかしいですけれども。

焔ルートでは主人公が退化(幼児化?)しまして、焔が世話を焼いてくれるのですが、それもまた微笑ましく。

しかしバッドがですね、行き過ぎちゃっていまして……優しさと甘さの違いって何だろうと考えさせられました。
病み病み、どうした焔。

弐からの焔ですから、主人公の好きな様にさせてくれる訳です。
なので蓮司と一緒に暮らしてゆけます、焔だけ。

主人公の体が心配ですけれども。
どこまでも甘く、優しい男でした。


続いて変質者な織瀬さん。
恋人なのに相変わらずな変態っぷりなのですが。

勉強を教えてくれたり、落ち込んでいる主人公を慰めてくれたり。
優しい面も垣間見えます、バッドの参が顕著でした!

蓮司に対抗意識と劣等感の様なものを抱いているにも関わらず、彼は主人公の為に成り代わるのです。

もう思わず涙ぐんでしましましたよ!惚れた!良かった!

…という感動すら、セクハラ行為のせいでぶち壊しになるという。
口に突っ込(ry

なんともまあ織瀬クォリティーなお話しで終わります。


最後は問題の蓮司。
彼は壱から始まるので、仕事で忙しいからなかなか会えないんですよね。

疫病神故に帰宅したらラブラブ〜…ともいかず、引け目を感じている蓮司に向かい、しびれを切らした主人公が押します。

イベント的には、織瀬さんに嫉妬して怒り狂うものが面白かったです。

エンディングについて。
今回のバッドは、前とは逆パターンのデッドでした。
何だかすっきりしました ←

最終的にはきちんと落ち着きまして…騒がしく終了しましたね、結婚式が。


蓮司については全END後に解放される追幕(真・稼業END後)が、皆様が気になっている所でしょうか。

どうなるのか。
ハッピーENDなんですけれども。
疫病神の力についての対処方法は不明でした。

後で解放されるサウンドノベルの後日談の方は、今回の「追幕の間の物語」なので。

それなら追幕に織り込めばいいのにと思わなくもありません。
この残念さといったら。


後は本当に個人的見解から色々書いていきます。

一番印象に残ったのは織瀬さんの終末参【優しい嘘】です。
割と好きだったキャラですが、優しすぎて大好きになりました。

なので好きキャラが焔>織瀬>蓮司>雨水>千歳>藤代>東海林に。
ちなみに前回は焔>雨水>蓮司>織瀬>藤代です。

他は【後日談・呼べない名前】です。
蓮司を忘れた主人公は、密に出会って、京極に出会って。
自分は大切な人を覚えていないのだと改めて理解します。

その主人公の考え方に衝撃を受けました。
「私」の定義と、「私」の行方。
居なくなってしまった人と、変わってしまった自分と。

こんな考え方も出来るのかと思って涙が溢れました。
消失=消失ではなく、消失=共に在るということ。

価値観が変わりました、これだから乙女ゲームってやめられないんですよね。笑


はい、最後に予約特典CDです。

織瀬・雨水・焔が登場します。

菊塵社と手を組んだ後。
仲の悪いこの三人に仲良くしろと蓮司が命じたというお話しです。

いじられ・イジメられキャラはメンバー的にも雨水しか居ません!

とりあえずは食堂で交流をしますが。
雨水に勧められる料理内容は…虫と油、更には水のみとか。
可哀想すぎます。

ご飯の後はお風呂です。
お背中流しましょうかと織瀬さんが言い、被害に遭うのも雨水。
丁寧に、それはもう凄く丁寧に洗ったんでしょうね。

湯船に入り、サービスタイムの始まりです。
恥ずかしい台詞のオンパレード?
告白大会?

そうして最後はお泊まり会。
定番の枕投げならぬ、ナイフ投げが始まり。

収拾がつかなくなったところで蓮司が登場します。
無論、ボイス無しですけれどね。

なかなか面白かったです!


シナリオは★★★★★
ですけれど、後日談がノベル形式な上に、おまけのミニゲームが無いので★★★

間を取って★★★★ですね。

シリーズプレイ者なら是非!
ではまた!