話題:最近の出来事
免許を更新に出かけました。
その施設は、N市の外れにあります。
ここから行くと、結構長いドライブになってしまうんですよね。
で、出かけた時は意気揚々としていたんですが、帰りは何故かどっと疲れていた。
車中で眠りましたよ。
あ、勿論(?)運転は旦那です。
氏と本籍地を変えるだけのはずが、何故か住所まで訂正された……
(「〜丁目〜番〜号」が無いといけないらしい。)
おかしいな、前もここで手続きして通ったのに……汗
結構、前からある建物ですから、雰囲気は懐かしい……
そんな懐かしい建物の中で営業している売店のコーヒーを飲みました。
セルフだけどおいしかった。
そして、ぬくとくなってからトイレに行ったところ……
何と、妖怪「ぬっぺふほふ」と出会いました。
顔が、ない。
その唐突さに驚いて声も出せませんでした。
単に、子供がフードを顔に掛けて逆向きに服を被っていただけですけど……
理解できるまでに少し時間を要しました。
人間は、理解がしがたいものに接すると、思考が止まってしまうものなのですね。
車中で、さたなきあさんの本をずっと読んできました。
この人は、「雑踏の中に潜む悪意」を書きたいというようなことを、93年の時点で述べていました。
まさに、それを貫いてきたなと感じられる力作ばかりです。
様々な怪異が語られていますが、それを幽霊だとは言っていないのです。
しかも、由縁を全く語らない。
「タバコ屋」の跡地の「角店」の話に至っては、はっきり言って訳が分からない。
韓国料理店のおかみのように、「どうしてそんな目に遭わなければいけないの?」と言いたくなるような気持ちになります。
傾向としては、目にはっきりとは見えないが、人の形をした気持ちの悪いものが徐々に神経を蝕んでいくような話が多いです。
そこで私は思いました。
この人は幽霊話を書きたいのではない。
怪談でもない。
純粋に人を蝕む得体の知れない悪意を、ぽんと平穏な日常の中に投げ込むような、そんなことがしたいんだと思います。
それで、実はこんなものがあなた方の隣にあるんだよというような。
何て素晴らしい感性。
心の底から、自分の共感できる感性を持っている作家がいると感じられたのは、これが初めてかもしれません。
さたなさんは、お化けの姿を借りて、ありのままを突き付けるのです。
読者の前に。
拍手を、いつもありがとう。
しかし、タイミングとしては、私がうまくいっていない(ことを書いた)時にいただいている気がします。
そうですね、純粋な応援ならいいのですが、その可能性だけではないですよね。
無言ですしね。
昼等、私が仕事を休んでしまって更新した時に、即拍手があった日が二回かそこらあった気がする。
あの時から複雑でした。
もし、私が不調であることが嬉しいという意味での拍手なら、やめてほしい。
首をもたげてきた疑いを完全否定できないので、私は、拍手を撤去しようと思います。
最初は、反響が目に見えるツールとして嬉しかったけど、8月の荒らしや、ここ数か月の傾向等、純粋な好意とは思われないことが続いてしまいましたので、しょうがないですけど、しばらく閉めますね。
最近は携帯ブログなのに、PCでの拍手のみが続いています。
誰であるかも分からないし(そこが拍手の良いところですが)、もしかして一人しかいないのに、しかも嫌がらせなのに私がぬか喜びしているんじゃないかってどうしても思えてくるから。
もしそんな意図が無かったんなら侮辱してごめんなさい。
ブログって難しいですね。
でも、続けていきたいと思っています。
今日の朝、ある人から、「あなたには友達がいなくなる」という宣言をされて、大分へこんでムカついたポヤチャンです。
どうしようもないですね、その人の予言通りになるかもしれないし、なりつつあるのかもしれないし、そうでないのかもしれないけど、やっぱりショックでした。
お陰で内祝の数を間違えた。
一つ多い……
今日はとてもポヤチャンの数が多かったです。
歩いてきて、目が合うと微笑んでいました。
何故だかは分かりませんが、やや和みました。
メインはムカついていましたが、良いこともありまして、さたなきあさんの「凄すぎる怪談」をゲットしました。
もう、タイトルからして「凄すぎる」。(笑)
前々から私はこの人の話は、雨月物語に似ていると思っていたのですが、前書きで雨月物語について触れていた。
やはり意識していましたか。
と嬉しくなりました。
第一話の「とてもワルい場所」は、よくまとまっていて、一話目に読むものとしてちょうど良い。
徐々に近づいてくる恐怖、というこの人のお約束も、こんなこと言わないだろうという外人の台詞も、嘘と分かっても尚、面白い。
そして、冗談めかして混ぜこむ嫌らしさも健在。
バブル期の就活の説明のあと、「その企業が彼の眼鏡どおり、現在も『勝ち組』かどうかは、この話にはまったく関係がない」、なら書くなよ、という余計な一言をさっくり混ぜ込む嫌らしさ。
確かこの人は大阪出身だそうですが、それが正しいならやっぱり関西系は冗談きつい。
で、多分その不快さを感じたまま恐怖に突入していくことで、雰囲気が煽られるんだとしたら、何て効果的な手法。
これからも不気味で不快で、面白い話を沢山書いてください。
さたなさん、応援しています。
誰かが女史と書いていましたから、女流作家なんでしょうね。
これからも本を見つけたら新刊でも即買いたい。
頑張ってほしい。