話題:最近読んだ本





Title:月と六ペンス


最近と言っても1ヶ月ほど前になりますが。
大学の時講義を受けた教授がね、「読書におすすめのカフェありますか」という生徒からの質問で答えたのがこの本と同じ名を持つ店で。
余談ですが在学中に別の授業でも時折上記そのままの質問があったなあ。
文学部らしいといえばらしいけれど。
1度は行ってみたいな、そのお店も。


それで、まあ今回図書館でたまたま見かけたものだから借りて読んでみました。


各登場人物から語られる美(絵画)への考え、恋愛観、人生観。
淡々とした言葉のやりとりは読んでいて結構クセになります。
台詞も時折芝居のように長く情熱的なものが見られるので、そこから登場人物が何に重点をおいて生きているかも垣間見えたような気がします。
その言葉を引き出す「わたし」の問いかけや皮肉のこもった言い回しなんかも、私は好きですね。


何かに情熱を傾けられる人たちが、そこにいます。
それは温かなものであったり狂気的なものであったり様々ですが。
惹かれてしまった。


追記は作中気になった台詞(言葉)についていくつか。