第七章 リリアとマレウスの誕生日したお話は、古城を囲う茨を切り裂き。寝台に百年眠る姫をキスで起こした王子のようでした。

過去のリリアは、一人で実写マレフィセントとフィリップ王子を足したようなキャラです。


卵の中にいたマレウスは、リリアに孵して欲しくて150年間待っていたそうです。

それまでの間祖母の注ぐ魔力を受け取らず好き嫌いをしていた。

酷いときだと卵の周りに雷の防衛結界を展開して医者と近衛隊。祖母を拒絶して近寄らせようとしなかった。

それがリリアに抱きしめてリリアの魔力を吸い込んだことでようやくドラゴンの赤ちゃんとして孵った。


マレウスの誕生日する瞬間を立ち会う場面を見て。童話のような。おとぎ話のハッピーエンドを見ているようでした。


ただマレウスの誕生日した話は、記録していないそうです。


長く茨の谷で育ったセベクも「古い文献を漁ってもマレウス様の誕生日した記録が書いていない」とか。

それからマレウスは、リリアと過ごす時間が長そうだから年齢が300歳以上だと思っていたものの。


「マレウス様の年齢は、178歳」

(あれ?年齢がおかしいような)

グリ「ジジイじゃねぇか」

グリム確かに人間側から見れば年寄りの年齢だけど妖精族側から見た年の取り方は、違うかもよ。

パーソナルストーリーに郊外に旅行に行っていたツノ太郎は、長生きで落ちついていた雰囲気をしていたわりにどこか幼い感じがした。

いやあれは、178歳という高校生くらいの年相応の反応だったのかもしれない。世継ぎの王子が誕生日したなら茨の谷にとって喜ばしいことでおめでたいことであるからどこかで記録していなくとも。誕生日祝いのお祭りをやったことを証言をすればツノ太郎が産まれたことが残るはず。


マレウス誕生日おめでとう。外伝でどの絵画を見て呟くのかな?


「ノートル・ダムの鐘」かな?高台の塔と。ガーゴイル好き繋がり。


「塔の上のラプンツェル」高い塔から降りるラプンツェル?

「眠れる森の美女」のオーロラ姫こと農家の娘のローズの森の舞踏会?

「アナ雪」?