今日は、おじいちゃんと護衛で来た部下の人に荷物運ぶをさせ喫茶店で休憩中。昼間だからか結構子供を連れてるお父さんお母さんが多い。この喫茶店で美味しいのは、白玉とあんことくずきりで飾った異国でいう「あんみつ」が美味しい。「あんこの草餅団子」テイクアウトを頼んで屋敷に帰る馬車に乗った。

「また食べるのかい」

「ううん。シャマル先生とゲームで使うの。子猫が目が覚めて開く眼の色を当てて賭けるおやつ」

「そうか」

「おじいちゃんも見る?」

見ると答えるとタイミング良く屋敷に着いた。

「シャマル先生」

「ゲッ〇〇ちゃん」

「ゲッって何よ?あの猫は?」

シャマル先生が頭をボリボリ掻いていた。

「子猫だかいないだ。目を少し離している間」

「えぇーー!?」

診察室の辺りを見回す子猫が寝ていた所には、いない。

シャマル先生が休憩しようと診察室を出ていた間に子猫が目が覚めて開いていた窓から飛び降りたらしい。

「どうしよう。屋敷が広いからあの子猫迷い子になってるよ!」

「〇〇ちゃん猫は、ワニを凌ぐ強いからな何処かで縄張り作ってらい」

「上手いこと言わないでよ!」

確かに動物バラエティーで猫がワニにねこぱんちでワニを追っ払うのは、テレビで視たことはある。子猫を探さないと診察室から出ようとしたらおじいちゃんの温かい手が肩に触れた。

「落ち着きなさい。〇〇」
人を安心させる声で〇〇は、落ち着いた。

「シャマル。瓜を診てくれ」
獄寺が瓜を抱えて慌てて診察室に入って来た。

「獄寺その引っかき傷はどうしたの?」

「お嬢様。中庭で瓜が引っかき回されたッス」

「え?」
獄寺が言うには、中庭でタバコをふかしている間瓜は、中庭にいる兎を追いかけていた。それから瓜の悲鳴が聞こえて駆けつけたら瓜が傷だらけになっていた。

「なぁ〇〇ちゃんあの子猫じゃね。」

「おい。シャマル知っているのか?」
獄寺に拾ってきた子猫探すのを手伝ってもらおう

「獄寺…」
事情を獄寺に話した。

「お嬢様困りますよ。野良猫を拾ってサボりのシャマルに診てもらってたのは、無責任ッス」

後で野球馬鹿とシャマルにお説教だと獄寺は、決めた。

「俺にどうして言わなかったんっすか?分かっていたらその猫捕まえられた」

「獄寺探して!!まだ中庭にいるかもしれない」

瓜と獄寺に悪いけど綺麗な子猫を瓜に傷つけて欲しくなかったの。獄寺に言う言葉が言いそうになったけど呑みこんだ。