ため息ソーダ

311

他にもイベント感想とか書きたい話はあるんですがちょっと3.11のはなし。


じつはここ数年、防災意識は以来あるものの身近に大きな被害がなかったためかこの日を強く意識することがそんなにはなかった気がする。
薄情なのかエゴなのか目をそらしたかったのか、ぼんやり日々を過ごす中で自分の中で強く意識出来なくなってしまったというか。

よくないなぁと思いつつ、毎年見るのがつらくて震災ニュースとかは避けてしまってたんだけど何故か今年はやたら目について。

そんな中、ふ、と旅行者の被害のニュースを見た。
忘れていたわけじゃないけどそういえば、姉はあと１日ずれていたら宮城の海側に行っていたのだという事を思い出した。
何事もなければあの年の12日。私は友人の家に行くため福岡へ、姉は法ちゃんの朗読を満喫するため宮城へ行って更に七ケ浜あたりに行く予定だった。
新幹線の切符や諸々は後日JTBで払い戻しした。
本当に忘れていたわけじゃないんだけどそのことを強烈に思い出してあと一日違ったら…とこわくなって。

姉は何事もなく元気に家にいるしこうして自分の中から意識というものがどうしても薄れているけど、やはり忘れられないと思う。

そして八年経って改めて。
ニュースや体験談に目を向けると、とにかく自分が当面震災時に動ける備えを、自分のことは自分で、助けは自分より弱い人に回したいって言葉を多く見た。

私の場合、自分と、あと犬。
防災もあのあと耐震とか家にしないのか聞いたけど親は見てもらったら大丈夫だったとかいって結局していない。
あの時私にとって一日ずれたのを忘れずに備えをちゃんとしておきたいな、と思う節目でした。