折原みと氏について。
小説家で、しかも漫画家。
皆の憧れの仕事を両方できるなんてすごいよね!って、当時読んでた新聞等でよくフィーチャリングされてた。
彼女は背表紙がピンクの女性向け文庫本で沢山小説を出してました。
漫画家としての業績は知らないが、どうも自分の本の挿し絵を描いていたこともあったとか、他のお姉さんが、漫画家としての折原氏について意見をつらつら投稿してるのを見たことがあるので、確かに漫画家でもあったのでしょう(恐らく少女漫画家)。
今考えると、真に受けてた自分に笑える。
そりゃ、君も撃墜王になろうと煽れば戦争にも行くさ(笑)
そして、実は彼女の夢は小説家でも漫画家でもなく(それらは通過点にすぎず)、映画監督だそうで。
今も映画監督ではないらしい。
なれるわけないだろう、と笑ってしまいました。
今でも小説家で、小説が映画化されたとかならともかくですよ。
言っているだけなら我々と同じです。
大体、皆の憧れの小説家と漫画家両方になっておいて、更に映画監督にもなろうなんて、贅沢すぎます。
正直、ムカつきますよ?
その自信過剰。(笑)
自分の才能を信じて疑ってないような。
どんだけ周りが見えてないんだよ。
少しは挫折感を味わってみたら?
↑昔なら、これをぐちゃぐちゃ遠回しに言い続けてるが、すっぱり言ってやるよ。
今の私は燃えている。汗
私自身がそう言える、思えるようになったということは(多少嫉妬と劣等感は残っていますが)、いわば、精神的にそういった方々を、自分がそうなれなかったといえど、なれなくてもいいと思えるようになった、越えることができた、ということではないかと、思うのです。
一種のオヤジ越えではないかということで、ブログタイトルを「神越えの〜」としました。
「俺が強いかどうかは分からないよ。ただ……」
「夢を叶えた人間には責任があるんじゃないかなと思ってる」
「自分に対しての」
『ef.』の絋の台詞です。
私とは違って漫画家になることができた人の台詞ですが、胸が痛く感じました。
奇妙な疼きも。
夢が叶ったくせに何言ってんのと思う部分と。
共感してしまう部分と。
両方が入り混じった奇妙な。
昔なら、耐えられなかったかもしれませんね。
だからefは積みゲーとなっていたろう(笑)
私の憧れは折原みと氏だったことが分かった。
彼女は小説家でありかつ、漫画家です(今もなのかな?)。
要はそういったマルチに多方面の創作活動ができる人に憧れているのですが、一番真っ先に挙がるのが折原氏ということは、多分折原氏を私は尊敬しているのでしょう。
幼い私にとっては、まるで女神、雲の上の人でした。
だからそれを現実がある程度分かった今でも引き摺っているのでしょうね。
他には、声優でありかつ歌手であり、元漫画家の妻だった高山みなみ氏、とか、漫画家だが小説家でもある、大迫純一氏や西島大介氏、小説家だが評論家でもある山本弘氏、荒俣氏、歌手でありかつ小説家でもある大槻ケンヂ氏、メインは何か分からないが(笑)創作家の永野護氏など、色々な名前を挙げられますが、やはり私にとってはマルチ活動家といえば折原氏なのです。
その夢は、きっと叶っているといえば、叶っているのでしょう。苦笑