*前記事からの続き*
何かしかし、坂田さんも盛大にからかうだろうな、とは思うのね。
晋助に、
「お前さ、何で敢えてあんな胸が真っ平らな女を嫁にしてんの?罰ゲーム?あそこで料理でもするつもりですか、トントン大根刻むつもりか」(真顔)
とか飲んでる時にズケズケと物言うから、晋助はブチ切れるのです。
「てめェ……どこ見てやがる」(人一人くらい殺せそうな目)
え、そういう問題?晋助、そういう問題?(本当だよ)坂田さんはやっぱり平然と、
「は?女居たら胸見んのは当たり前だろうが、男として間違ってねーだろうが」(真顔)
「……八恵のは見るんじゃねえよ」(イライライライラ)
「いやだって、目に入るもん。ここん家来ると居るもん、そりゃ胸の一つや二つは見るっつーの」
「てめーの視線は八恵の顔から下に移行させんな」(真剣)
「出た〜高杉クンの間違ってる亭主関白。オイ、いい加減にしなさいよこのチビッコ。てめーの女の胸なんざ知らねえよ、何気に着痩せするタイプじゃね?とか、俺ァ考えたくもねーよ」(鼻ほじ)
「銀時ィ……てめーは普通に考えてんじゃねえか、今まさに頭の中身垂れ流してんじゃねェか。四の五の言わずに表出ろ」(ギリギリ)
でもこんなんで両者ががルガルしてたらさ、きっと桂さんが止めてくれる!桂さんなら!
桂さん「止めんかお前達!まったく、二人揃って八恵くんの胸のことで目くじらを立てて……八恵くんの気持ちを考えてみろ。あの年頃の女子は胸の大なり小なり、皆気に病むものだ。気にするな、くらいなぜ言えない。人妻皆平等だ」
銀さん「人類皆平等みてーに言うな。てめーは首突っ込んでくんな、もっとややこしくなっから」
桂さん「だいたいだな銀時、俺は八恵くんくらいが好みだぞ。あの子供用の茶碗をそっと伏せたような形の、」(キリッ)
晋助「オイ……てめーまで何を参加してんだ?てめーは八恵のどこを見てやがる、なんで正確に知ってやがんだ」(もはや血眼)
桂さん「貴様と一緒にするんじゃない。俺はただ人妻愛好家としての見地からだな、八恵くんの胸は素晴らしいと言っている」(正確に地雷踏み抜く)
晋助「……よし銀時、コイツを斬れ」(ゴゴゴ)
銀さん「いや、気持ちは分かるけどよお前、嫁さんの胸のことで幼馴染を抹消ってどうなの?マジないわ、てめーのそういうとこが昔っから嫌いなの。そのうち八恵にも嫌われっから安心しとけよ。てめーの可愛い可愛い嫁さんからよォ」(ぷぷぷ)
晋助「……よしてめーら、そこに直れ。俺ァてめーらの首引っさげて地獄に行く」(←いつもわりと極端)
……。で、でもでも、こんなん言ってたらきっと辰馬が止めてくれるよねっ!辰馬ならねっ!!大丈夫!
辰馬「おまんら飽きもせずよう喧嘩しとるのう。女は胸やのうて、尻じゃあ!アッハッハ」(←大丈夫じゃなかった)
銀さん「またバカ一人増えた。つか何の話だよお前、もはやてめーの好みの話じゃねーか」
辰馬「ん?違ったがか?わしゃてっきり、八恵くんの胸の揉み心地の話かと……どれ、わしも参加するぜよ!」(意気揚々)
銀さん「いやそこまで誰も踏み込んでねえ。誰もそこまでの地雷は背負って来ねえ。っつーかホラ、そんなん言ってたらうちのチビッコが、」(振り向きつつ)
晋助「……死にてェのかてめーは。相変わらずの命知らずだなオイ、辰馬ァ」(ゴゴゴゴゴゴ)(血走った目)
で、数分後にすっかりと流血した辰馬が、坂田さんと、
辰馬「アッハッハ、こりゃいかんちや。ちっくと飲み過ぎたぜよ〜。目の前が真っ赤じゃあ!八恵くんに水ば貰ってくる」(ゴソゴソ)
銀さん「いや飲み過ぎとか、そんな問題じゃねーから。出血多量のトマトジュースだから、それ。救急箱貰ってこい、早く」
こんな会話を隅っこでしています。
八恵ちゃんと攘夷四人は本当にかわええ(そうか?)