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少し報告


明日、実家に帰ることに決まりました。理由は福島の原発がどんどんしゃれにならない状態に陥っていることと(少し近い距離にあるので)、旦那が昼夜問わず居ないことです。あとこれは関東地方全域がすべからくそうなのか、それとも一部地域だけなのか分からんけど、街が軽いパニック状態になっているじゃないですか。今日なんてユカリ、車にガソリン入れるのに4時間並んだからね。なのに三千円分までしかガソリンを入れられないって規制かかってて、本当にこれはヤバいと思った。スーパーもさ、備蓄しておけるようなもの、カップ麺やらレトルトやらパンは全部ないし。その上で品物によっては入荷してなかったり、

『入れ替えが済んでいない為、販売できません』

て紙が貼られていたりね。スーパーがスーパーじゃないの。買いたいものが全然買えないんだもの。こりゃあ戦時中とあまり変わらない様相を呈してきているなぁと、今日街に出てみて軽くショックを受けました。やってないお店も多いしね。実家の方はそんなことも全くないそうなのでまたびっくりする。同じ日本なのに、品物の流通具合が違い過ぎる。

でも原発のやばさは風向き次第なところもあるんだが(福島に住んでいる訳ではないので)、なにぶん旦那が居ないもので、昼間も夜も一人きりで過ごす日々が続いてることが一番大きいのかもしれない。そんな中でかい余震で何回も何回も揺すられてて、地震発生から安心して眠れたためしもないしね、こりゃもうマジ悠長なことは言ってられないなァと。

明日明後日にも本格的に避難しろって突然言われたら、ユカリは確実に旦那とはバラバラに一人で避難しなきゃいけない。そうなった時に避難所を一つずつ回って安否確認をしなければいけない旦那の負担を考えると、もう帰るしかないのかなって。だから旦那も早く帰った方がいい、と言うんだよね。帰れるところがあるんだからって。その方が自分は安心だからって。

でもさ、でも、本当に嫌だ、旦那と離れたくない。いや旦那は基本地震発生からあんまり家に居ないんだけど(今も居ないし)、距離的に離れたくないんだよ。だってこんな事態だもん、これが今生の別れになったらどうしようって。ユカリ死ねる、そんなことになったら。何かだめだもう、マジ涙止まんねー。本当に弱いな、ユカリは。大切な人を失うと思うだけで、苦しくて苦しくてたまらなくなる。

でも家の両親も旦那の両親も凄く心配してくれて、「帰って来なさい」と、今日はっきりと強く言われました。とても驚いたのは、旦那のお母さんて「〜しなさい」って絶対言わないのに、そのお母さんが言うんだからハンパじゃねーなと。そこまで皆に心配をかけてまで旦那の側に居たい、どうしてもここに残るって言うのは、もうそれは愛情という名の私のエゴでしかないんだと思いました。思い知りました。旦那の負担にだけはなりたくない。ユカリを実家に預けたことで旦那も安心するなら、それが一番いいのかもしれない。いや、一番いいんだろうな。

でも嫌だよう、分かってんのに嫌だ。この事態をすんなり受け入れることができない。本当に帰りたくないよ。旦那が心配だよ。こんなに鬱々とした気持ちで帰省するのは生まれて初めてであります。

だがしかし、ユカリは幸せものなんだよな。命はあるし、旦那の安否確認ができてない訳ではないし。帰る実家もあるし。亡くなられた方の無念を思うと、まだ家族の安否を確認できていない方の不安を思うと、ユカリの不安なんてどんだけ小さいかだよな。小さすぎだよな。そう思うと、一人じゃないよなって。皆、一人じゃないよ。こんな気持ちを抱えてるのは一人じゃないんだよ。


地震発生から友達とも旦那とも繰り返し話してるのは、

「生きていれば何とかなるよ」

ってことです。生きてさえいれば、何度でも再生できるよね。生きてさえいれば、また会えるよ。だから今を精一杯生きていこうと思います。生きていれば、また笑ってバカの一つでも二つでも言える日が確実に来るよ。

だからこんなに小さすぎるユカリですが、そんな自分にでもできることを今しようと思います。

実感した。


未曾有の大災害に見舞われた東日本ですが、東北、関東にお住まいの皆様は大丈夫でしょうか。まだまだ余震続いてて本当に不安だよね。さっきも茨城沖ででかい余震があったし。被災地の皆さんが一刻も早く救出されて、避難所に居る方は早く帰宅できますように祈ってます。心からそう願う。

それとは違うベクトルなんだろうが、少しでも日本の明日に繋がるなら輪番停電とかいくらでもやって欲しいよ。だってもう嫌だよ、壮絶なニュース映像ばっかり見るの。胸がえぐられる。いつも当たり前のように享受してた日常がどんだけ有り難く、また愛おしいものかを身を持って知った。命があるだけありがたいって感覚も、あの揺れを経験して初めて実感したよ。何もできねーんだな、って。自然の驚異を前にすると、人間て本当に無力だなって。

そんなんで、まずはこんな自分にもできることをしようと、ユカリは昨日月見ちゃんに会ってきた。

「…いやいやいや、そこの跳躍は何だよ、つーかどんだけホップステップジャンプ!?」

というもっともなツッコミが聞こえてくるので(だよね)、かい摘まんで解説しよう。彼女が住んでる茨城北部は昨日まで全域に近い範囲で停電、断水しててね。しかも月見ちゃんの職場や家は海の近くだから避難勧告も出るような危機レベルですよ。だからまだライフラインが復旧してる栃木に避難して来てたんだって。ユカリもぎりぎりまだ栃木に住んでるからさ、それ聞いて即座に会いに行った(素早い行動)。だって心配だもの。そりゃ行くよ。会って顔を見て話す、そんくらいしかできることなんてないものな。

それでね、皆も心配してたかと思うんだけど月見ちゃんは元気だったよ!ぴんぴんしてたからな。いたって元気に、月見ちゃんのままで居たよ。とりあえずはマジ安心だよね。それでお互い、

「やー命があって良かったよね」

って話をしてた。だって命がなきゃ会えないし、話せないし、萌えも語れないし、ひいては高新とか言ってられんだろうと。いやしかし昨日もわりと高新の話をしていたので、アイツはマジに元気なんだぜ(いやお前も)。そんだけの災害にあっても全く絶望もなく、むしろ、

「生きてさえいればさ、何とかなるよ」

っていうスタンスの月見ちゃんはかっけーなァと心底思ったよ。こういう時にこそ人間性が出るなァとね。うん。こんだけかっけー女子を友人に持てて嬉しいし、幸せだな。本当に!

しかしユカリ凄くね?マジに友達運あるよね。あ、これ自慢なんでね(腹立つコイツ腹立つ)。

全く話は変わるが、ユカリの旦那は仕事柄、地震発生からずっと職場に居る感じなんだよね。まあそれは家族の安否が分かっているから当たり前だし、むしろ働けることはありがたいことと思うけど(それどころじゃない状況の方だって沢山居るもんな)、やはり夜も一人ってすげー不安だからさ。どうしようもないけど、でかい余震が何回もきてるから余計にね。街はだいたい平常に戻ってはきてるけど、やってないお店も多いしさ。スーパーもガソリンスタンドも凄い混雑だし。

そういう中で友達と会えて、その元気な様子に逆にこっちがたくさんの勇気をもらったよ。たくさんの希望をもらったよ。ありがとう!会えて本当に嬉しかった。何か改めて思ったけども、月見ちゃんと友達になれて本当の本当に良かった。

だがしかし女性の面白いところは、一つの話題だけでずっと喋っては居られないとこだよね(やはりか)。何か昨日はディープ過ぎる話ばっかりしてた気がする。互いの安否確認から始まり、最終的にはユカリの悩み相談会だよね(いや何で)。しかしこういう大災害を経験してさ、こんなちっさいことで悩んでるなんておかしいなァって自分でも思うの。「命があるから言ってられんだよオイ」って。でもね、最終的には自分の過去の話とか月見ちゃんにしているユカリ(何で)。ちっさい人間なんだもん、勘弁してくれや。

だってもうハンパねーっスもん。最終的にはそうなっていたな。それは月見ちゃんの持つ力なのかねー。彼女はカウンセラーに向いているよ(真顔)。もう何か考えるより先に話しちゃうし、話してしまえるんだよ。人って不思議だね。彼女とお近づきになったのは最近だが、そういう近付きやすさ?心の距離?みたいなのは理屈じゃねーなァと思う。こんだけ色々違うものを持ってる人間なのに、これだけ色々喋られるんだなァ。そういう縁て大事にしていきたい。気持ち悪いくらい大事にしていきたい(ユカリが言うと不純)。

しかし友達って本当に有り難いな。
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