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『無銭優雅』





エイミーの、日本語に対する、のっぴきならないまでの愛情を感じた。

どの作品でも、エイミーは日本語畑をほっくりほっくり返して、おいしい、香ばしい日本語をわたしたちに味わわせてくれるけれど、『無銭優雅』は手塩にかけた、という気が、すごーくする。

慈雨と栄という、能天気で人生を愉しむことに骨惜しみをしない恋人達によって、言葉がすごーくいい匂いを放つ。
まるで、おいもが蒸しあがった時みたいに。

幸せな湯気にくるまれて、ぱくっ。


うむ。 昨日の日記を蒸し返すけど、婚外恋愛って言葉は、よくない。
畑から穫れた言葉って気がしない。
(SM用語にも、そうゆうのが実はたくさんある)


栄と慈雨のカップルに、わー、うちらとおんなじだあー! と、快哉を叫ぶ読者はたくさんいたんじゃないかしらん。
わたしも、その一人。

や。もちろん、あの二人ほど、出来たカップルではないけれど。

慈雨の恋愛論に、うんうんその通りだよーと頷きつつ、ふと、ばつが悪くなる。
そりゃそうだよ、わたしはエイミーにずうっと、啓蒙されてきたようなもんなんだし。



高校時代、山田詠美の『放課後の音符』を読む友人の横顔が、とても美しく見えたので、手に取ったのがエイミーとの長いおつきあいの始まりだったのでした。

山田詠美のいない人生なんて。





おともらちになりませう。


今朝はめずらしく、このエムブロにて『友達申請』というのが来てました。
高校生男子から。


『よろしく!

どMなんですか?!』



余計なお世話だw

んでもって、アンタ誰だw


SNSなどではよくあることで、毎回疑問なんだが、ある一定数の男性は、なぜ友達申請を出してからでないと、なにもできないのだ。

内気か。←真面目か!風に。


こうゆう人は、人生において『所有』が優先的されるんじゃないだろーか。

切手とか昆虫とかミニカーとか、蒐集に走るのはたいてい男だもんね。
なにをどんだけ持ってるかに価値を見いだすタイプなのかも。知らんけど。

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