2011-12-31 21:00
お久しぶりですね。
今日で終わりかー、今年も。
早いのー。
さて、年末恒例一年振り返っちゃうぞコーナー(((←
とかね。ふざけたノリで書いてますが記事は真面目に書きます。
その前に。コメくれたみなさんありがとう!また時間あいたのでちょっと流させてください。すみません。コメントはちゃんと読んでます!
さて、今年は、沢山の初めてで溢れた一年でした。いや、今年も、ですかね。去年もこんなこと書いた気がする。
受験に失敗し、する気は無かったけど浪人することに決めた春。たくさん泣いて、笑って、そしてたくさんの子に応援されて、高校を卒業しました。
ブラックなバイト先で心身ともに疲労しながらも、私なりにですが勉強に励み、来年絶対受かってやるぞと。そう思っていた矢先、とあるまとめブログでとある記事を見ました。それは文章向上に役立つ、だかなんだか、そういったスレタイで、飛びつくようにリンク開いて。
そこで、こんな感じのレスを読みました。
「本当に書きたいものがあって、読み手に伝えようと一生懸命頑張って書いたものなら、たとえ文章がめちゃくちゃでも高度な技法なんてなくても、それは良作と言えると思う」
何か鈍器のようなもので思い切り殴られたような気分でした。同時に、大学に行くことの意義を見失いました。
私が大学に行きたいと思った理由は、志望する大学の志望するコースで、小説の基礎や技法を学びたいと思ったからです。今更ですが、私は小学生のころからずっと、作家になりたいと思い続けてきました。それで高校も選んだし、大学もそれを軸に選びました。
文章力をつけるため。おかしな日本語を正すため。表現技法やトリックを学ぶため。一方でこうも言われていました。別にそういう専門的なところに通わなくても実力があれば作家にはなれるし、実力がなければなれない、と。私もそれはよくわかっていました。分かっていて、それでも高校はあそこを選んだ。
結果文章力が上がったか、おかしな日本語はなくなったか。そう聞かれれば、否、としか答えられません。今のこの記事ですら、支離滅裂だし意味不明だし、とても作家志望の文章とは思えないけど、そういうことじゃない。
私が何故作家になりたいと思ったのか。それは、自分の思い描く世界や物語を、文字だけで表現して、そして読み手の心を文字だけで動かせるという、そこに感動したからです。そして私も、自分の中でめまぐるしく展開される様々な物語を、文字だけで表現したい。色んな人に読んで、知って、あわよくば何かを感じてもらいたいと、そう思ったから。
それがいつしか、文章が上手くなきゃ駄目だ、高度な技術が必要だと、そういったところにばかり意識がいくようになり、初心を忘れてしまっていました。
現に世に出ている様々な書籍の内、本当に文章力があって技術もあるものなんて、数えるほどしかないように私は思います。
また、成長するにつれて作家になりたいという思いも現実味を帯びたものになっていきました。作家なんて、書いたら絶対に売れるわけでもない。むしろ、なったはいいが生涯売れないまま、という方が可能性は高いでしょう。だから、他の職に就いて安定した稼ぎを得ながら、気ままに書いて、出来れば形になって世に出てくれればいいな、と思うようになりました。ちゃんとした出版社を介したものでなくてもいい。例えばイベントに参加して販売するのも楽しそうじゃないか、と。
つまり、わざわざ自分で費用を貯めて、一年嫌な勉強に苦しんでまで、大学に行く意味はあるのだろうか。そういう風に、考えてしまった。思ってしまった。けど、受験をやめると言う決断に踏み切れない。それは、友人や先生方が私を応援してくれていからです。
浪人して一年頑張るよ。そう言った時、みんなは「頑張ってな」「絶対受かれよ」などと言葉をかけてくれました。先生も、この夏までに完璧にするんやで、などとアドバイスしてくれました。そんなみんなに、何て言えばいいんだろう。やっぱりやめました、なんて、言えるだろうか。そこまで考えて、私はじゃあ一体誰のために大学を受験するのか、と思いました。
それからは、参考書を開いても何も頭に入ってこず、いつしか参考書を開くことをやめてしまいました。その代わりに、文芸同期で企画した本に掲載する話を創作したり、いくつかコンテストに投稿したり、また、文には全く関係なく絵も描くようになりました。短い間ですが某SNSに常駐し、そこではイラスト中心での活動でしたが、日々創作に耽っていました。
とても浪人生の生活とは思えないでしょう。私自身、もう大学に行く気が全くなくなっていました。それでもやっぱり、受験やめます、という一言が言えない、書けない。そんなとき、十一月の給料が予想外に多く入って、受験費用の心配が払拭されました。その額を見た時に、私は、やっぱり受験しよう、と決断しました。
けど、受かりに行くんじゃない。
ただ、試験を受けに行くだけ。
私も一年は現役でがんばってきた人間です。この判断がいかにふざけてるかなんて、言われなくてもわかってる。
必死に頑張ってる人間の横で、確実に安全パイだからって、ろくに勉強もせずに受かっていった人。それを見て理不尽な怒りを抱いた覚えもあります。だけど、分かっていながら、私はこんなふざけた決断をした。
これが私の人生だからです。ふざけんなと罵倒されても、この受験費用は私が稼いだお金だし、何より私の人生なのだから、人様にやいやい言われる筋合いはない。けど、そうと頭ではわかっていても、これを皆に面と向かって言えないのは、私の臆病さが原因です。だからこうして、とりあえずブログに書くことしかできない。
口で言わなきゃいけない、謝らなきゃいけない、口でが無理ならせめてメールで。分かってはいるけど、やっぱりみんなを裏切ってしまった感は否めないから、顔を見たら言葉が上手く出ないと思います。とにかく怖くて、もしかしたら泣くかもしれない。
ともあれ今年も今日で最後です。最後だから、このことは今年の内に書いておかねばと思い、書きました。全てが終わる三月頃になるかもしれませんが、いずれみんなにはメールを送ります。
最後に。これを読んでくださったのなら、私がお願いせずともそんな気は削がれてしまっていると思いますが、決して私に頑張れという言葉をかけないでください。頑張ってもないし、頑張る気もないし、そんな言葉をかけてもらう価値が私にはありません。
かけるなら、今も必死に頑張っている現役たちや浪人生たちにかけてください。応援してあげてください。
私は恐らく次も落ちます。というか、間違っても受かることは無いでしょう。よほどまわりが取れないか、定員割れでもしない限り。
だから、私がいずれそう報告した時、もしまだ私を友人だと思ってくれるなら、ただ「そっか」とだけ、返してください。
それだけで十分です。最低だと分かってはいるけど叱咤はされたくないし、かけられる価値もないので優しい言葉もいりません。
最後の最後にこんな更新でごめんなさい。
良いお年を