「直江動くぞ。」
高耶はそう言うとギリギリまで引き抜いてねじ込む。
何度か繰り返すと、あるポイントを探り当てた。
「あああっ。」
直江は自分でもびっくりするような声をあげた。
そこを擦られると、脳天が痺れた。そして今まで感じたことがない、快感。
さっきまで萎えチンだった自身のそれが天を貫くかのごとく、そそり立っている。
「直江、すごい。」
高耶は反り立つそれを見て、喉がなった。
思わず、これで突かれたらどんだけ気持ちいいのだろうかと想像してしまう。
直江の中のそれが硬度を増した。
高耶はそのまま直江が喘ぐポイントを狙って突いた。
直江の中がぐちゃぐちゃに緩む。
「ああっ。もう、ダメです。高耶さん、止めてください。」
声を抑えることも忘れて、直江は悶えた。意思とは反して直江は脚を高耶の腰に絡ませて離さない。
「嫌がって無いじゃないか、直江。よく見て見ろ。欲しがって離さないのはおまえの方だ。」
ぐちゃぐちゃといやらしい水音を響かせて、高耶は腰を打ちつけた。
「いいのか、直江。答えろ、もっと欲しいんだろう。」
「あっ、いい、もっと。もっと強く。」
直江は虚ろな目で、涎を垂らしながら、乱れる。
高耶は深く直江の唇を塞ぎ、舌を吸う。ヌルヌルと口腔内を犯しながら、腰を振る。乱暴な位強く、速く打ちつける。
「あっ、高耶さん、いきそうです。」
中がきゅっと締まった。
高耶は促すように直江の先走り汁でヌレヌレの反りたつそれを握って擦った。
「あっあっ、うう。」
びくっびくっと震えながら、高耶の手に吐き出した。
高耶も抜くと直江の腹に吐き出す。
直江は疲れきって、ぐったりと目を閉じた。
高耶もその胸に頭を預け目を閉じようとしたが、まだ直江の手を縛ったまんまなのを思い出して、ほどいた。
手首にこすれた痕が出来た。少しだから、明日には消えてしまうだろう。
そう思うとなんだか、残念で手首を強く吸った。左手首に赤い鬱血。同じように右手首にも痕。
そうなると全身に痕を残してしまいたくなる。
首筋に、胸に腹に、脚の付け根に、そして、俺を庇って一度は止めた心臓の上に。俺庇ってガラスの刺さった背中に。
そんなことを、していたらなんだかまたしたくなってきてしまい、慌てて直江の腕の中に潜り込んだ。
さすがに眠ってしまっているのを起こしたくない。無理をさせた自覚はあるのだ。
電気をリモコンで消すと、軽く直江の唇を奪い、
「おやすみ。」
直江と一緒に布団にくるまる。
目を瞑ると、直江が高耶を包み込むように身じろいだ。
「直江?」
高耶は囁くように言う。
「高耶さん、童貞卒業おめでとう。」
聞こえるか、聞こえないか解らないくらい微かな呟き。
寝言のようだ。
高耶はクスクスと笑いながら、直江の胸に頬を擦り付けるようにして眠りに落ちた。
安心してしまう、腕の中。彼の香りを嗅ぎながら、落ちるように眠っていた。
おしまい。
拙い。本当に拙い。まあ、誰も見てないから大丈夫だよね。
いや、誰かに見られて、すごいと言われたいから書いているのだろうが、そんなこと言われるわけ無いほどの内容だし、つか内容が無いよ。
誰得俺得的な。
まあ、自分で見てにやにやしてるんでいいのさあ。