話題:本の感想
デビュー作盤上の夜同様、オムニバス形式で語られる日本製ホビーロボット・DX9歌姫の物語。

ミクさん擬きのDX9は南アフリカで黙々とビルの屋上から落下してアフガンなどの紛争地を突撃銃を抱えて駆ける。
そして、9.11テロの再現キャストを演じる。

個人的にオススメ話は
表題でもある南アフリカの貧困層に生きる少年少女たちの物語ヨハネスブルグの天使たちと9.11テロの再現をするロワーサイドの幽霊たちが面白かったね^ ^

まぁ〜全体として面白いのだが…伊藤計劃って名前を出されちゃうと虐殺器官とどーしても比べたくなっちゃう(^^;;
それに盤上の夜が面白かっただけに、作者も伊藤計劃を意識しちゃったのか？なんか、丸くなった気がする。
とはいえ、新人で2作目(単行本)だし完成度は高いし読みやすいと思う。

其処らのつまらないぼったくり作家よりは…(失言)


まだまだ伸びしろが未知数な作家だと思うし、これからが楽しみではありますね。

次は宮内さんの長編作を読んでみたい。

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