先日、ツイッターで知りましたがMGS3のノベライズを長谷敏司先生が執筆すると小島監督直々のツイートにありました。
思い起こせばMGS1のノベライズは翻訳者が悪いのかは知らんけど…
正直、言いたく無いが酷かったな(今だからぶっちゃけてみた)

そんなガッカリ感無限大でついでに買ったMGS4のノベライズがどれほど末恐ろしく感じたかわかるか？貴様らは(誰に言ってる)
しかし、偶然とは怖いもんで読まずに売るか？って思ったけど…せめて、冒頭だけ少し読んでから売ろうと読めば…面白過ぎて参った(笑)
そんなMGS4のノベライズで故 伊藤計劃氏を知り、まさかこんな形で集約するとはね(自己完結話どんまい)

そんなこんなで以下本題。

話題:本の感想
あなたのための物語
長谷敏司 著

いろいろ重い話だと聞いてましたが、本当にとにかく重い話です。
余命1年の女性科学者サマンサと擬似人格の人工知能≪wanna be≫の物語。
殺人とかがあるワケじゃないけど、主人公サマンサの死へ向かう描写が結構キツいから、その辺覚悟の上でってヤツです。
冒頭からサマンサの死で始まるからね(苦笑)

別にSF要素はいらなくね？ってツッコミたくなるぐらい、著者の死に対する哲学とその重々しい内容が凄いと思う。
特に身体の苦痛や精神の描写などは著者の半生が強く出ている作品だなっと感じますね。
本当、サマンサの死からみっともなく逃げまわる姿ってのを露骨なまでに描く作品なんだなっと(^^;;
そして尊厳ある死なんて、寝言以外なにものでも無いんだなっと。
そんな死を前面に掲げた作風って事では伊藤計劃作品に通ずる部分はありますね(^^;;

でも、円環少女やBEATLESSはラノベっぽい展開やギャグをぶっこ抜いたらこんな感じになるけど(笑)

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