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もういっちょ


赤毛さん幼少期。
ぬいぐるみ抱えてぼーっとしてます。

らくがきじゃーい。

なにがしたかった


赤毛君を描いてみた。
服がうろ覚えなのはご愛敬さ☆

またまた

またまたバトン!!

紡ぐ言の葉(1)


紡ぐ言の葉(1)




(詩、文章サイト様向)
次の文章から自分の思った
言葉を紡いで下さい。


◇私の世界が始まった日
→あなたが手を引いて、扉を開けた日。

◇忘れることのない約束を
→胸に秘める。苦しくて苦しくてどうにかなってしまいそうだけれど。

◇欲しかった自由は、
→目と鼻の先。ぶらさがったニンジンみたいに、いくら追いかけても掴めない。

◇大嫌いな曖昧に縋る
→あなたの口から真実を聞きたくないから。

◇戯曲に拍手と花束を、
→贈って閉じ込めてしまおう。永遠に色褪せない僕だけの舞台。

◇貴女を抱き締めてもいいですか
→どうか逃げないで。ぬくもりを感じていたいから。




ありがとうございます&
お疲れ様でした

このバトンを回す方がいれば
◇ふ
◇り
◇ー


バトン制作者:mblg.tv





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CPで……2

CP第2段!!

3(カナリア)と5(ヴァノ)


「儚き花の歌」



――まったく、この子は掴めない。


ラキが温室で日光浴をしたいと言ってきかないので(大方蝶でも追いかけ回して遊びたいのだろう)、私は彼とともに学院内の植物園に来ていた。

隣でひくひくと鼻を鳴らした彼は、私の顔を見てしかめっ面をした。
私の顔になにかついているのか。

そう尋ねようとしたのだが、彼の視線がちらりと植物園の中に向けられたのを見て、ははぁと思った。


先客がいたのだ。


植物園は全体を高いアーチで囲まれたガラス張りの空間だ。ここではどんな風も、どんな音も、どんな匂いも閉じ込める。
たしか、特殊な音(フォノ)を上手く織り込んで作られていたはずだ。

小川は外からの光を受けてきらめき、水面には木々が優しく影を落とす。植物園で生活しているのか、鳥が数羽木立から飛び立った。

そして、あの子がいた。

太陽をそのまま取り込んだかのような金色の髪が、ふわふわと揺れている。エメラルドの湖の水を映したかのような瞳は、どこか遠くを見つめていた。
細身のズボンに包んだ足を、今にも折れてしまいそうな手で抱え込むようにして座っている。
開けられた口は静かに何かのメロディーを紡いでいた。

あの子の歌には詞(ことば)がない。
風のそよぎ、花びらの開く音、鳥のさえずり、小川のせせらぎ…そういったもの全てがあの子の歌からは溢れ出してくる。
言葉ではないのだ。自然の息吹そのものが、あの子の歌なのだ。

「……!」

歌が止んだ。こちらに気づいたらしい。エメラルドの瞳がゆっくりと私たちを観察して、知っている相手だと分かると嬉しそうに手招きをした。

「やあ、元気かい」

側に腰を下ろしながら聞くと、首を何度も揺らして頷いた。

「何をしていたんだ?」
(おはなし、してた)

細い指がそっと私の手を捉え、手のひらに文字が綴られる。
かつて愛玩用として闇に流されていた「籠の鳥(カナリア)」は己の言葉を持たない。

カナリアにとっての言葉は歌だが、歌を理解できない相手にはこうして手のひらに文字を綴ってくれる。

「話? …誰と?」
(…かれと)

流れるような動作で指差した先には一本の木があった。太い幹の先には緑の葉が生い茂り、他の木々に混じってもなお不思議な存在感を漂わせている。

「あれは…」

その姿に一瞬何かの面影が重なったような気がしたが、すぐに消えてしまった。

(アイトール。はかなきはな)
「アイトール…」
(かれのくにのことばでは、「さくら」)


さくら。


初めて聞いたはずなのに、どこか聞き覚えのある名前。

(かれのくにのこと、おはなししてた)
「…そこには、花を守る女の子がいなかったか?」

カナリアがきょとんと私を見てから、アイトールに語りかけるように首をかしげて、

(しら、ない。かれはいってる)
「そうか…」

気持ちを吐き出すかのように、仰向けに勢いよく倒れこむ。倒れてから、随分と緊張していたことに気がついた。

カナリアが側で心配そうに私を見ている。心配ない、と言おうとしたが、代わりに口から出てきたのは彼女の国の歌だった。
この国では聞いたことのないメロディー。意味が分からない歌詞。それでも、その歌は私の記憶の中に残っていた。

気がつけば隣にカナリアが寝転がっていた。気持ち良さそうに目を閉じて歌い出す。

「! 君、これは…」
(とおいくにのうた。かれのうた)

アイトールが教えてくれた、とカナリアは言った。


遠くでラキが蝶を追いかけている。花に止まった蝶が羽を閉じたり開いたりするのを、息を潜めて伺っている。いつ飛びかかるべきかタイミングを図りかねているのだろう。


私たちは声を揃えて歌った。
不思議なメロディー、リズム、そして歌詞。

アイトールが花をつけたら、と思う。
またあの花びらの渦の中に立ってみたい。そして、彼女に会ってみたい。

(あえるよ)

ふいにカナリアが書いてきたので思わず身構えてしまった。この子は私の思考を読み取れるのだろうか。

(たいせつなひと、ぜったいあえるから)

根拠もないのにそう言ってのけるのは、幼さゆえの単純な思考なのだろうか。軽く笑って流そうとすると、静かな瞳とぶつかった。
ふわふわした言動とは裏腹に、年相応の、いや、もしくはそれ以上の年月を経てきた者がするような、叡智をたたえた翠。

「全く…君も不思議な子だな」

一瞬、言葉に詰まっていた。
純粋で幼児のような面を見せるとか思えば、ときおり大人びた影がふっとよぎることもある。
カナリアという少年が掴めない。


この子もいつか籠から飛び出す日がくるのだろう。その時、この子はどんな生を歩むのか。

再びカナリアが歌い出す。その姿は最初に声をかけたときと同じ、初対面の相手に臆病で、歌うことでしか気持ちを伝えられない子どもに戻っていた。


声をかけようとして、やめた。

今はまだ、そのときではない。

私は再び歌声に耳を傾ける。
木々のざわめきを聞きながら、妙に懐かしい遠い異国を思い浮かべた。

end.




はい!お題その2消化です!
この2人は接点がなかなかなくて苦労しました(T_T)

不思議ちゃんのカナリアを見てヴァノが考えこむ話です。ビミョーにヴァノの過去が垣間見えたり。

異国で花を守る女の子…というと、分かる方は分かるのでは(笑)

ここまで読んでくださりありがとうございました!!

ああああ



こうなって

↓↓↓



こうなった。

代弁者はジョイスでお送りしました〜♪

あああ緊張したあああてか敬語がなってない自分だめだあああああorz
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