2012-11-1 21:31
毎度拍手ありがとうございます!キリハラですコンバンハ!
最近花承を置いているサイトさんの閉鎖に精神的動揺を隠せません。なんで花承すぐ消えてしまうん…。
そんな花承飢饉を乗り越えるために、自分の思いついたものはとりあえず晒していきますよ!!
とは言っても語るより書いたほうが皆さんは盛り上がるかな…と結果短文を書き上げてしまうというね。オイコラリクエストはどうした。
今回の内容はコチラ↓
組み合わせ:社会人花承
種類:秋の夜長の話
表現:短め小説
一言:山もないわオチもないわ意味もない。しかも書いた本人はそれに後悔すらしてないから救いようもない。
追記から本文です。
まるで猫だな。そう思い出したのはいつからか。
こちらが何かに熱中していると邪魔をしてくる花京院。そんなきまぐれな彼に差す嫌気も、最近は薄らいできた。きっといちいち取り合うことの方が不毛だと理解したのだろう。自分も随分物分かりが良くなったものだ。
しかし、最初の文句は欠かさない。
「オイ」
それすら止めてしまえば、
「背中は任せた」
『やれやれ』と続けられなくなる。
【焦れる満場一致】
自室で論文を書いている最中に、背にかかる衝撃はやってきた。
「オイ」
机に向かう承太郎を背もたれ代わりにしたのは花京院だ。
「背中は任せた」
まるでアクション映画のごとくのうのうと口走る。しかしこれ以上の邪魔にはならないようにしているところが『憎い演出』だ。
邪魔もしたいしかまっても欲しい。よければその先も…。でもここからの展開は相手に任せる。そうした花京院の行動は、承太郎も分かっているだろう。賽を振りたがるくせに、結果は見ない。迷惑な話だ
。
「承太郎」
これでよくケンカもした。
「触れてもかまわないかい?」
それでも止めないのは、『もしかしたら』なんて成功例にすがる気持ちからか
「それかキスがしたいんだけど」
単なる悪趣味からか。
さあ、今夜はどう転ぶ?
「花京院」
承太郎が呼ぶ。
「言う前に行動しちまえば勝ちだぜ?」
振った賽の目は吉。
「訊いて答えて欲しいのが僕だ」
振り向いて笑う唇。それを奪われてしまえば、閉じられたパソコンに保存された論文の完成は遅れてしまうだろう。
「いいのかい?」
「てめーが言うか?」
冗談が通じてしまう夜は、考えなしに耽けよう。
以上