スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

リアルにスペシャルなマッチについて

 この中によしろーさんがいない、残念だったのはそれだけでした!

 あの大震災から一年半、未だ復興の道のりは遠く、原発事故も完全に収束したとは言い難い状況の中、
 日常に戻った他の地域の人々の記憶の中でのみ震災は過去のものになっています。

 まだ終わってない。
 てゆうか、殆どがこれから。

 まだまだ、忘れてもらっては困るわけです。

 私が住んでいた岩手県大船渡市もまた復興に向かう都市のひとつですが、特に過疎地域は復興の流れにおいてけぼりをくらったかのように、
 私に情報が入っていた今年3月までの復興の状況は
 “全然復興してない”
 でした。
 簡単ではないのです。

 そんな中、
 震災発生後他の全てのスポーツに先駆けて開催された復興支援試合の感動を思い出すのをきっかけに、まだまだ支援が必要な東北の現状について日本中に思い出してもらうべく、
 東北ゆかりの選手のみならず国内の名だたるスターたちがあの日被災したスタジアム、カシマに集結しました。
 それどころか、震災発生直後からやたらと支援に積極的だった熱狂的親日家(?)、天下のデル・ピエロ選手も、海を越え山や森や畑を越え、鹿嶋まではるばるやってきたのです。
 それを考えたら日本、神奈川から電車で東京まで出て、バスで2時間ちょっとくらい何てことないですよね。

 てわけで行ってきましたカシマスタジアム!


 事前の報道で私のよしろーさんが怪我で出場を辞退し、かわりによりによってメタボさんが行くことになったというのは知っていました。
 サポーター投票で上位の選手のうち出場しないのは4位のよしろーさんのみという心苦しい状況に加えせっかくデル・ピエロと対戦できたはずだった訳ですから、よしろーさん自身が一番辛かったでしょうが、
 サポーターにとっても非常にツラいお知らせでした。
 豪華メンバーのひとりに、投票で正当に選ばれてそのピッチに立つよしろーさんを見たかった。
 そんな状況でなく「正面から代わりにひとり、誰を出すか」で投票しても間違いなくこいつにはならなかったであろうメタボさんが棚ぼた式にこの栄光をゲットしたのもなんとなくムカつくくらい残念なお知らせでした。

 しかし、ぢぇいを長く支え、多くの支持を得、国内で半ば殿堂入りしたような
 今も昔も人気を博する選手を贅沢につかったJ選抜vsデル・ピエロです。
 しかもデル・ピエロ側にも、ぢぇい選抜に負けない殿堂入り選手である小笠原選手や、満男選手や、40番の選手がいます。
 震災後ずっと被災地に勇気と希望と楽しみを与え続けてきた七夕の選手もいます。
 ワクワクしないはずがないではありませんか。

 とまぁそんなこんなでわくわくウキウキ行ったんですが。
 待ち合わせ時間に間に合わず‥

 ごめんなさい(;0;)

 そしたらスタジアム行きのバスがめちゃ混んでてなかなか乗れず‥

 キックオフに
 間に合いませんでした‥

 (´;ω;`)

 最近ダメだ、ほんとに何やっても間に合わない‥‥‥‥‥


 まぁそんなわけで残念ながら間に合わないバスでしたが、お付き合いしてくれた先輩とお菓子片手に補助席に座り、約2時間。
 その間、(私は寝てましたが)ビルは木に生え代わり、アスファルトは田んぼに張り代わり窓の外はすっかり田舎風景。
 いったい誰がこんなところにしうきうチーム建てようと思ったのか疑問に思う反面、
 こんななんもないとこにおよそ隔週で何万とか人を呼んでいるのだから
 大したことしてないくせに鹿の地域貢献度がやたら高く見積もられていたことにも納得しました。←


 遅れてスタジアム入りした私たちですがしかし、その時点でスコアは0‐0。
 抑え気味に動いているかもしれない割にあのメンツなら仕方ないのか、ぢぇい選抜優勢な展開でした。

 サポーターはやはりホーム側は盛り上がっていましたが、アウェイ側はまったり談笑しながら時折ホーム側の応援に加わるくらいのゆるい空気。
 「遊びに来ました」
 「お祭りでしょ?」
 「結局、オールスターやん」
 といった雰囲気でした。
 ホーム側は鹿サポ中心(てゆかほぼ真っ赤)に盛り上がっているんですが、
 「最近応援に統一感がない」
 「良いプレーした選手へのコールが前はあったのに今はない」
 「変なときに唐突な選手コールが起きたりする」
 と某鹿サポが指摘する通り、
 殆どいつものメンバーだろうにイマイチかみ合わない応援で、何の関係もない場面で急にデル・ピエロコールを始めたりしていました。
 デル・ピエロの活躍がみたいのは解るんですがね‥

 そんなデル・ピエロですが、前半は無得点。
 あからさまにオフサイドなのにそれがデル・ピエロだからか副審がフラッグをあげるのをためらった場面などキーパーと一対一の惜しい場面だったのですがまぁ得点ならず。
 代わりに七夕の外人が得点を記録して前半は折り返しになりました。
 後半に入るとぢぇい選抜のスターたちが軒並みひっこみ、数人のスターっぽい選手とよく知らない人たちとメタボさんという構成に。
 開始後早いうちにちょっと見せ場をつくったきり消えたメタボさんとは対照的に、デル・ピエロチームは相手が弱くなったせいもあってか、即席チームとは思えないコンビネーションで試合の主導権を握ります。
 そして遂にはデル・ピエロさまに待望のゴールが生まれたのです。

 見ちゃった、デル・ピエロさんのゴール!!!

 試合の結果はデル・ピエロさんの活躍もあって4‐0でデル・ピエロチームの勝ち。
 ちなみに得点はデル・ピエロさんと七夕の3選手。
 一番サポが多く集まったであろう鹿は0点と、せっかくのお祭りなのにチーム状況の差がはっきり出る感じになってしまいました。なんとなく景気悪いですね!


 帰りは選手の挨拶を見ずに、終電に間に合うよう急ぎめでスタジアムをあとにしました。
 付き合ってくれた先輩もなかなか楽しんでもらえたらしく、
 いやはや、何よりでした。

 その先輩の言葉からも聞かれましたが、健全なんですよね。
 こうゆう娯楽は健全であることがまたいいですね。
 とことん光の道、どこを見てもプラスのエネルギーであります。


 ええ、
 楽しいお祭りでした(*^∀^*)!


 てわけで長いですのでこの辺で!
前の記事へ 次の記事へ