ジョカアリもプレイし終えたので購入〜、したのは良いものの。

なかなか読み進められず今まで放置ってました(^^;

今日は用事で電車を使ったので、一気に読み進められましたよ。


エースのターン!

塔滞在です。


四季折々って感じですね。

きっちりと再会したゴーランドにも触れ。

う〜ん、良いです、お久しぶり!!

帽子屋組では、餅つきとハロウィンエピがありました。

おぉお!!

酔い覚ましに、にんじんジュースを持って来てくれるエリオットを待ちたいです ←


メア様のジョーカー撃退シーンもありましたよ、あれ好きなんです。

「優しくはなくとも、君を深く眠らせてあげることはできる」

……いいえ。あなたは優しいわ、ナイトメア。

と、言うアリスが愛しくてたまりません!


さ、いつもながら原作に忠実ではありますが、雪だるまエピが新鮮でした。

アリス…あ、以下ネタバレにつき閲覧注意です。


アリスがジョーカーさんに会いに行っている間、エースが待ちながら(たぶん)作っていた雪だるま。

ジョーカーから貰ったぬいぐるみは、ちぎられて哀れではありますが。

アリスの為の道しるべですよ、これが最後まで重要になってきます。


笑顔の裏にあるもの。

エースのそれと、ホワイトさんのそれは確かに違っていて。

誘いの仮面よりも、人間らしい葛藤を裏に持つエースの方が良いですよね。


監獄に迎えに来てくれるのは勿論エースで。

そのエースを牢屋からいとも簡単に出してしまうシーンには、感動しました。

あなたになら、捕まってもかまわない と。


でも強烈なのは、ぬいぐるみの送りつけエピですよね。

困り果てて呆れるユリウスに、頬を染めるグレイ。

しかしそれよりも前半の、森が怖かったです。

ジョーカーさんにゲーム惨敗して言われたこと。

「行けなくていいと思ってる。だから勝てない、いや勝たないのかな」

これは、意表を突かれたと言いますか。
印象に残っていますね。


…全ては罪悪感″にあります。

監獄に収監されているもの、無くなれば悪人になってしまうもの。

悪人になってしまえば、罪悪感を忘れてしまえば、処刑人によって裁かれるのは必然で。

彼、騎士でありながら、逸脱して処刑人をするエースは迷っているのです。

ずっと。

殺意と愛情と、憎しみと哀れみと。

狭間で揺れながら、機会を伺っているのです。

だから、うじうじする君が好きだよ、変わらないでいてくれよ的な事を言うんですよね。

変わってしまえば、エースはアリスを殺さなきゃならなくなるから。

なるほど、危険で魅惑的な人物です。

エースとジョーカーは、アリスを裁いてくれる可能性が有るのですから。

命的に危険な人物ですね、お2人は。

ブラックさんは優しいですから、誘いはしませんけれど。


ユリウスとの会話は哀愁がありますよね、エイプリル・シーズンが終われば別れが来ますから。

エースの進む道に寄り添いはできなくても、見届けられはすると、アリスは言います。

でもアリスなら、一緒に旅をして、分かってやれる日が来るかも知れないと。

大変な旅になりそうではありますがね。笑

やっぱり家族のこれからを見守る、お父さんみたいです、ユリウスは。


狂気を含む感情を、笑顔で消し去った紳士ふうの彼、エース。

今回は割合、優しく接する場面が多かった気がします。

やはり、ユリウスのおかげですかね。


良作でした!!