2012-11-23 23:31
chocolat rose☆に戻る
パンナコッタを知らない管理人のくだらないつぶやきをゼルアメにのせて
管理人の手持ちの情報と想像だけで岩と姫さまに語らせたあと、ネットで正式にパンナコッタを検索して調べる、という世界で一番無益な企画
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「ゼルガディスさん、パンナコッタってなんですか?」
「あ? 名前は聞いたことがあるが…よくは知らん」
じっ
「な、なんだよ…」
「知りたいです!」
「知りたいっていわれても」
「想像でいいですから! どんなのだと思います?」
「本気でか」
「本気です」
「………冗談抜きで真面目に想像していうと、パンナコッタなるものは、なんだ、あれだ、こうトロピカルな感じの食べ物だ」
「ほうほう」
「たぶん、これで合っているだろうから、さっさと検索しようぜ」
「検索?」
「そう、インターネットで検索するんだ。『パンナコッタ』と」
「ああ、ググっちゃうわけですね」
「ぐぐる?? なんだそれは?」
「え? た、たぶん、いまどきはそういうふうにいうんでしょ?」
「ぐぐる?」
「えっと、だからインターネットで検索をすることをそういう…みたいですよ? グ/ーグ/ルっていうのを使って…」
「ふーん。……あれ? それじゃ、ヤ/フーで検索するときはどうするんだ? ややる?」
「もう! そんなオヤジっぽいこというのやめてください!」
「おっ…オヤジが関係するのか、いまの?」
「ピチピチの女の子に揚げ足をとるようにしてカラむのは、それみなオヤジです」
「お前、それはひどい偏見だぞ!? 世のオヤジに謝れ。そして俺は断じてオヤジではない!!」
「謝れっていっておいて、自分は違うって脱オヤジ宣言をするなんて変じゃないですか。それだったら、俺も立派なオヤジだから世のオヤジに謝れというべきです!」
「………」
「どうしましたっ?」
「妙に疲れてきたから、先に進んでくれ」
「えー? 問題を最後まで突き詰めないなんて、そんな中途半端な…」
「さあて! パンナコッタとはなにかって話しだったよな?」
「う…そ、そうですね」
「うーん、そうだなぁ、俺としてはやっぱり、マンゴーと杏仁豆腐が一緒にカップに入ったようなスイーツ。これがパンナコッタだと思う」
「それが、ファイナルアンサー?」
「ああ」
「よし、じゃあ、検索してみましょう!」
「…ちょっと待て」
「はい?」
「一応、お前のイメージも聞いておきたい」
「あ、私ですか? うーん、パンナコッタ…。テラコッタとか、ミルクパンとかコッペパンとかメ/ロンパ/ンナとかおもいつくんですけど…どうもはっきりしなくて」
「そりゃ、ゴロが似てるだけじゃないか…」
「うーん、そうですねぇ、しいていうと…パンダさん型のクッキーだったらいいです!」
「そりゃないな。うん。ないない」
「あー! そんなにあっさり否定するくらいなら、最初から聞かないでください」
「そう怒るなよ。謝るから」
「顔が笑ってます!」
「ま、とにかく調べてみろよ」
「ふ、ふーんだっ」
カタカタカタカタ
(実際に検索中)
パンナコッタ。イタリア発祥の洋菓子の一種。多量の生クリームに牛乳、砂糖を合わせ、火にかけてゼラチンで固める。
「ほう!」
「こ、これ?」
「…ふっ、俺のイメージが近かったな…」
「……ものすごく得意げな顔ですけど、マンゴーと杏仁豆腐を合わせたようなっていってませんでした?」
「まさにそんな感じだろう?」
「マ、マンゴーと一緒じゃないのもたくさんあるじゃないですか。もう…。それにしても美味しそうですね…」
「…………食べてみたいか?」
「 食べてみたいです…」
「そうか」
「………」
「じゃ、まあ、行くか」
「え!? どこかに連れていってくれるんですか?」
「 ……イタリア料理を扱ってる店にならあるだろ。このあたりで思い当たるところがあるから…」
「やったあ! ゼルガディスさんからデートのお誘いなんて久しぶりですね!」
「なっ…!!! ち、違うぞ。変な言い方をするな。俺たちはそのパンナコッタとやらの実体を検証してやりに行くんだ!」
「はーーいっ」
「わ、わかってるのか、そこのところ!?」
「わかってまーーす!」
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おわる。
そうか、あれがパンナコッタなのか。