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私の存在(キャナル)

ねえ、ケイン



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かき氷(ロスユニSS)

トラコンのケイン、ミリィ、キャナルに加えて、なぜかレイルとニーナが一緒にかき氷を食べています(笑)

ニーナ「わあー、かき氷を食べるのなんて久しぶりです!」

ミリィ「ホント?じゃあたくさん食べて、ミリィスペシャルかき氷だから!」

ケイン「スペシャルって…氷を削ってシロップをかけただけで、普通と変わらないじゃないか」

ミリィ「なにいってんのよ!シロップと絶妙なハーモニーを奏でる天然水を厳選して作った氷なんだからね」

ケイン「あ、そうですか」

ミリィ「なによ、その生意気な言い方!」

キャナル「まあまあ、落ち着いて。さ、みんな食べて」

ニーナ「あ、キャナルさんはやっぱり食べないんですか?」

キャナル「うん。食物全般、摂取しないからね」

ニーナ「え?でもこれってほとんど水分ですよ」

キャナル「だから、別に私は胃腸が弱ってるとかそういうんじゃないんだから。ものを口から入れて消化するっていう機能がないのよ。…機能がないっていうより、そういった行為をはぶけるの。それにコンピューター的な立場からいわせてもらえば、水分なんてもってのほかよー。もしも私の内部に入っちゃったらショート間違いなし。パーンよ、パーン!」

ニーナ「うーん、そうなんですか」

キャナル「でも、かき氷はみた目が好きよ。キラキラしていてキレイ!」

ニーナ「そうですよね!シロップっていろんな色があるから宝石みたいですよね。じゃ、私、キャナルさんの髪の色をしたメロンにしようかな。それとも、着ているピンクの服みたいにイチゴにしようかな」

キャナル「え?私、メロンとかイチゴなの?」

ニーナ「はい!まさにぴったりです!」

キャナル「うーん。それをいったらニーナも十分ピンクじゃない?」

ニーナ「あ、それもそうですね」

レイル「じゃあニーナ。君のように可憐で愛らしいイチゴのシロップをオレにもくれないか?君をそのまま食べてしまえるような色合いにしてくれ」

ケイン「うっわー、ひでえタラシのセリフ」

ニーナ「レ、レイル警部…!…そんな…そんな風にいっていただけるなんて、恥ずかしい…きゃっ!」

ばっしゃあ

レイル「つ、冷たいじゃないか…!」

ニーナ「ああ、ごめんなさい、警部!うっかり、渡そうとした氷がお皿ごと滑って!」

ミリィ「さらにイチゴシロップが全部頭からかかったのね」

キャナル「私の重要な部分じゃなくてよかった!」

ニーナ「ごめんなさい、ごめんなさい警部、いまお身体を拭きますね!」

レイル「おい!君、どこから拭いてるんだ?」

ニーナ「一番被害がひどそうなところからです!」

レイル「いい!そこはいい、恥ずかしい!」

ケイン「みてらんねー」

レイル「ニーナ君…、そんなに気にしなくていい。普段の熱いコーヒーよりは百倍ましだ。それに…君色に染まれて嬉しいよ」(ウインク)

ケイン「げっ、こいつやっぱり本当にしょうがねーやつだ!」

レイル「女性のミスはミスにはならないってことを、お前は知らないのか、ケイン?」

ケイン「しらねーよ!」

ニーナ「レイル警部…ああ、やっぱり素敵な方…私…私、警部にどこまでもついてゆきます!」

ガバッ

レイル「ニーナ君!苦しい…く、苦しいっ!」

ミリィ「ねえ、早くたべないと溶けちゃうわよ!」

キャナル「ホントよね。はい、ケイン、ちゃんと座ってー、『いただきます』」

ケイン「子ども扱いするな!」

END

レイニナ色が強くなりました。
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