2010-12-19 20:49
クリスマス直前に遭難。
ガ「もうすぐクリスマスかー」
ア「お城にいたら、今頃、舞踏会のひとつやふたつ、こなさなきゃいけなかったろうなー」
ゼ「こなすってお前。もう少し可愛い言い方はできんのか?」
ア「だって、パーティー中、ほとんど挨拶まわりみたいなもんなんですよ」
リ「主催者はそうかもしれないわね。でも、そういう場だったらおいしいごちそう、いっぱいあったろうな」
ガ「本当だよな」
ゼ「ああ、せめて温かいスープくらいは飲みたいな」
ガ「……こんな辺鄙なところじゃ、何もない、か」
リ「っていうか、どうして山道で迷ったりしたのよー!」
ゼ「先頭を切って歩いていたのはお前じゃないか」
ガ「そうだな、オレが川に沿って歩かないかって提案した時、リナは構わず先に進んじまったもんな」
リ「……過ぎたことを蒸し返すのはやめてよ……ハア、ガウリイの野生のカンを信じれば良かった……」
ア「まあまあ。……でも、とにかくこの状況はどうにかしたいですよね……」
リ「クリスマスパーティーうんぬんの前に、生きるか死ぬかっていう問題の方が切実に迫ってきてるものね」
ガ「なんかさっき、イノシシを見かけたぞ。うまく捕まえたらそれを食べよう」
ゼ「ローストチキンじゃなくて、イノシシの丸焼きか」
ア「人生ってサバイバルですね。シャンペンの代わりに川の水とか」
リ「よし! そうと決まったらイノシシ探しに行くわよ! 空腹で立ち上がれなくなる前に、手を打っときましょ」
ゼ「なんか俺たちって小ネタのたびに、行き詰った状況にいないか?」
ア「そ、そこについては深く考えるのやめましょう……! ささ、ゼルガディスさん、イノシシ探しにレッツゴーです」
ガ「うちの女子たちは強いな」
ゼ「まったくだ、サンタクロースが来ても、トナカイ捕まえて食っちまうんじゃないか?」
リ&ア「そんなことしないわよ!(ですよ!)」
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サバイバル IN 山中。
突発的に書きました。山ナシ萌えナシ食い気あり。