2013-10-23 11:30
うまく書けるかわからんですが、とにかくいってみます。
……普通のゼルアメの小ネタ書いたあとこれいくとなんか……頑張る。
生暖かい風が吹く午後6時。
まだ夏の匂いが深い森の奥で白い影が木々の枝を揺らしながら移動していく。
まるで一陣の風が通り過ぎるような飛翔。
ジャンプするための足がかりとして蹴られる枝だけが葉のすれる音を立てる。
だが、その間を進んでいく人物の姿はとらえきれなかった。
闇が少しずつ濃くなっていく。
「いない……」
とある大降りの枝の上で風はとまった。
シンとする森の中のどこかに気配がしないか、それをうかがっている。
動きがとまったことで風の正体がみえた。
真っ白い戦闘服に身を包んだアメリアだ。
いや、いまは世界を悪の手から守るために危険が待つ森の中にわけいってきた正義のヒロイン、ジャスティス・ホワイトだ。
ホワイトは息を殺してあたりをうかがったがやはりなんの邪気も感じない。
ただ、時折、近くの枝からふいに羽ばたいて飛び立つ鳥や、茂みの奥からチラとだけみえるケモノの気配がするだけだ。
「おかしいな、このあたりだと思ったんだけど……」
ホワイトはフワリと枝から飛び降りると、やや平たくなっている地面に立った。高さ5センチくらいの植物が絨毯のように生え広がっている。
けれど、この静けさに胸が不安で高鳴ってくるのがわかる。
いままでの経験上、これは罠だったと気がついたのだ。
不穏な気持ちだけは高まってきたが、ではいったいどうしたらいいか。
ホワイトはわからなくなってしまった。
空中に飛び上がって一度、森の上にでたい欲求を感じる。
それでもなぜかそれがためらわれた。
ホワイトはふと地面にしゃがみ込む。そうして手でそこらを探って小振りだがしっかりした枯れ枝をひろいあげた。
それを自分の目の前に持ってジッとみつめると、次の瞬間、それを力一杯、上に向かって放り投げる。
枝はクルクルとまわって矢のように中にあがり、そして、
地上、10メートルくらいのところで突然、パンッと鋭い音を立てて弾けた。
砕けた細かい破片が突然、高速の渦を描いて宙を狂ったように舞う。
目にもみえず、音も聞こえないが、あそこに恐ろしい風の流れが作られていたのだ。
ホワイトが息を飲む。
(……もし、私が飛び上がっていたら)
そう思った瞬間、背後から人の声が聞こえた。
「おめでとう。よく気づいたな」
ホワイトは用心深く振り返る。
「いたわね…」
木々の間から姿を現したのは、漆黒の鎧とマントに身を包んだ悪魔の戦士、ゼッルーガ。
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…………。
…………書いてるときは一生懸命なんだよ、これでも。
うん…。ゼルとアメリアに今後の展開は丸投げしてありますんで、どんな方向にいくかわからないけど、頑張ります。(アンタっていつもそういうこというね;)
ガンガンいっちゃえ、ぜるがでぃすう。