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326

抜け殻の 卵の様な 状態で
満たしてくれる 黄身を待ってる

325

新作の 味を試して 棄てること
君は酷だと 嘆くだろうか

324

生きるなら 気ままな黒猫のように
死ぬなら 老いた忠犬のように

323

髪ひとすじ 抜けて小琴の 音と聴く
晶子の耳を 我も持ちたし

322

どんよりの 「どん」は曇天の 「曇」だなと
気付いたところで 誰も居ない

321

空耳も 聴こえないほど 僕は今
誰かの声を 忘れかけてる

320 電化製品と丑の刻

深夜二時 月の光りに 怯えては
消せないアロマランプに縋る

深夜二時 石油ストーブの 火が消えて
独り真冬の 夜はこれから

深夜二時 曇り硝子に NHKの
試験電波が 映し出す虹

319

掴む手も 走れる足も 呼ぶ声も
全部有るのに 君を追えない

318

大寒を 過ぎて尚降る 白雪は
冬将軍の 最後の血潮

317

窓際の サンクチュアリに 寝転がり
下界を覗く 天使の気分
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