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39

願わくば 金を尽かせる 我が欲を
除いておくれ 百八つの音

38

「ありがとう」 うん、ありがとう だから何
「さようなら」って 言わせたいのか?

37

旅に出る 知らない景色 違う国
逢いたい人に まずはさよなら

36

絹糸の 網に捕らわれ 夜光虫
喰われる喰われる 軟らかな牙

35

年の瀬や 肩を寄せ合う 人もなし
一人静かに 来ぬ春を待つ

37

もみの木を 除けるや否や 門松を
龍の背に載る 猿の人真似

33

風と共に 我を追い越す 子供等を
天の母さま 見守り給う

32

内の気の たゆたう熱を 持ちけるが
露を結びて 覆う窓かな

31

聖夜など 所詮他人の 誕生日
別に貴方と 会えなくたって

30

訊きました 貴方にはもう 恋人が
いるって事を 関係ないけど

29

柏木は 老いて枯れても 散りはせぬ
ひたすら眺む 来ぬ方の山

28

さらば妻 行こう恋人 知らぬ街
何ぞ卑劣や これぞ愛なり

27

白雪の 水と変わりて 溶け行くと
残る足跡 響く雨音

26

旅終わる 氷雨染み込む 夜をこめて
一人呟く 我も篭めよと

25

散る事も 枯れゆく事も 知っている
花はそれでも 咲かねばならぬ

24

物の怪の 見えぬ姿が 見えぬ様に
闇を塗り消す 明き灯火

23

白妙の 絹の如くか 我が明日は
今日は昨日は これから先は

22

君が為 開けた手帳の 一マスに
嫌々書き込む 「皆で飲み会」

21

天と地に さほど違いの あるものか
この世は満ちる 星の光に

20

人いきれ 蠢く黒と 揺れる白
星を纏って 見下ろす樹々よ
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