外はもうとても明るく
何処かの車のエンジン音だけが聞こえる


生まれた時からずっと、
地面から這い出る重く濡れた腕に
足を掴まれているような気がする


どうして私の足を引っ張るのか問いかけても
返事はあるはずもなく


私の心は誰にも触れないくらい
深くて冷たくて固くて暗いところに閉じ込められて


望みごとはたったひとつだけになる