タイトルなし


発作が治まってきた
夜中の記憶がないです

「酸素…大丈夫で…いま…動け…か」

と、看護師さんの声が途切れ途切れ思い出せて

タイトルなし


脳が冷凍庫の中でキンキンに冷えているイメージです

体を形成するたんぱく質が凝固してしまわないように鎮痛剤を飲む

辛いです

タイトルなし


遺影のような写生と
7つの顔に
暖かく見守られ
5つの煙、上がる。

3つの体温。

タイトルなし


酔っ払うと話し相手が少ない事に悩まされます

夜空が雪を照らします

指を誤って切りました

なかなか止まりません

でした

少し昔の話です

髪を切ったのはもっと

昔の話です

タイトルなし


その夢物語
此処には無い何処か

千代に八千代に
哀しみは止めどなく

さざれ石の
大きな傷の巌となりて

苔の蒸すまで
晒された神経
宇宙の先

君が代は何処か

貴方と遠く向かいたい
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