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ありがとうございます。
追記にジュピター夢っぽいのの1Pだけ置いておきます。没ネタです。
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#1
俺たちジュピターが961プロをやめると言ってから、本当に黒井社長は様々な手続きをしてくれた。俺たちは黒井社長のこれまでの非道を許したわけではないが、それでもあのタイミングでやめたことに少しだけ申し訳なく思った。もともと入っていた仕事を全部キャンセルしなければいけないわけだし、方々に頭を下げることになっただろう。いい気味だ、とおもうよりも少しだけ申し訳なく感じた。
「で、これからどうする?」
「ま、僕たちを待ってるファンのためにもどうにか新しい事務所を見つけないとね」
「…でも…」
「断られちゃったしな☆」
そうなのだ。
あのくそ社長、裏で手をまわしやがって俺らを大手プロから小さな事務所まで全部入れないようにしやがった。
「テレビ局とかスキャンダルにされてないだけマシかな」
北斗の言うとおり、そこは救われている。だが、
「765プロのナムコエンジェルが人気で、僕らはもうお払い箱って感じだよねぇ〜どのメディアも」
翔太は自虐的に笑った。
「どうすっかな…ホント」
フリーでやるのも悪くない。しかし、そうなると営業の幅が狭まる。俺らとしては活動できればそれでいいしなんだってするのだが、歌やダンスのレッスンが全くできないのは本当につらい。レコード会社とのつながりもないため曲も出せない。
「…うちにも765みたいな敏腕Pがいたらな…」
「呼んだかい?」
「うぉわぁあ!?なんで後ろに!?」
声に振り向けば、765プロを一気に有名にした張本人がいた。
俺たちが因縁つけて…そういうつもりはなかったが、実質妨害していた相手だ。
「765のおにーさん、ひさしぶりー」
「やあ翔太、北斗も元気そうだな」
「元気だけは有り余ってますよ」
「それはよかった」
なんだか、ムッとした。いったい何しに来たんだこいつは。俺らを笑いに来たのだろうか…そんな人じゃないと信じてるが。
「”何しに来たんだ”って突っかかってこないのか?冬馬」
「ふん、アンタに構ってる暇はないからな」
「事務所探しで大変なんだってな」
「そうだ、だから忙しい」
そういうと765プロの敏腕プロデューサーは何やら書類を取り出した。
「うちへ来ないか?765プロに」
「…へ?」
性 別 | 女性 |