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八恵ちゃんと晋助さんその2


*前記事からの続き*



何かしかし、坂田さんも盛大にからかうだろうな、とは思うのね。

晋助に、

「お前さ、何で敢えてあんな胸が真っ平らな女を嫁にしてんの?罰ゲーム?あそこで料理でもするつもりですか、トントン大根刻むつもりか」(真顔)

とか飲んでる時にズケズケと物言うから、晋助はブチ切れるのです。

「てめェ……どこ見てやがる」(人一人くらい殺せそうな目)

え、そういう問題?晋助、そういう問題?(本当だよ)坂田さんはやっぱり平然と、

「は?女居たら胸見んのは当たり前だろうが、男として間違ってねーだろうが」(真顔)
「……八恵のは見るんじゃねえよ」(イライライライラ)
「いやだって、目に入るもん。ここん家来ると居るもん、そりゃ胸の一つや二つは見るっつーの」
「てめーの視線は八恵の顔から下に移行させんな」(真剣)
「出た〜高杉クンの間違ってる亭主関白。オイ、いい加減にしなさいよこのチビッコ。てめーの女の胸なんざ知らねえよ、何気に着痩せするタイプじゃね?とか、俺ァ考えたくもねーよ」(鼻ほじ)
「銀時ィ……てめーは普通に考えてんじゃねえか、今まさに頭の中身垂れ流してんじゃねェか。四の五の言わずに表出ろ」(ギリギリ)


でもこんなんで両者ががルガルしてたらさ、きっと桂さんが止めてくれる!桂さんなら!

桂さん「止めんかお前達!まったく、二人揃って八恵くんの胸のことで目くじらを立てて……八恵くんの気持ちを考えてみろ。あの年頃の女子は胸の大なり小なり、皆気に病むものだ。気にするな、くらいなぜ言えない。人妻皆平等だ」
銀さん「人類皆平等みてーに言うな。てめーは首突っ込んでくんな、もっとややこしくなっから」
桂さん「だいたいだな銀時、俺は八恵くんくらいが好みだぞ。あの子供用の茶碗をそっと伏せたような形の、」(キリッ)
晋助「オイ……てめーまで何を参加してんだ?てめーは八恵のどこを見てやがる、なんで正確に知ってやがんだ」(もはや血眼)
桂さん「貴様と一緒にするんじゃない。俺はただ人妻愛好家としての見地からだな、八恵くんの胸は素晴らしいと言っている」(正確に地雷踏み抜く)
晋助「……よし銀時、コイツを斬れ」(ゴゴゴ)
銀さん「いや、気持ちは分かるけどよお前、嫁さんの胸のことで幼馴染を抹消ってどうなの?マジないわ、てめーのそういうとこが昔っから嫌いなの。そのうち八恵にも嫌われっから安心しとけよ。てめーの可愛い可愛い嫁さんからよォ」(ぷぷぷ)
晋助「……よしてめーら、そこに直れ。俺ァてめーらの首引っさげて地獄に行く」(←いつもわりと極端)


……。で、でもでも、こんなん言ってたらきっと辰馬が止めてくれるよねっ!辰馬ならねっ!!大丈夫!

辰馬「おまんら飽きもせずよう喧嘩しとるのう。女は胸やのうて、尻じゃあ!アッハッハ」(←大丈夫じゃなかった)
銀さん「またバカ一人増えた。つか何の話だよお前、もはやてめーの好みの話じゃねーか」
辰馬「ん?違ったがか?わしゃてっきり、八恵くんの胸の揉み心地の話かと……どれ、わしも参加するぜよ!」(意気揚々)
銀さん「いやそこまで誰も踏み込んでねえ。誰もそこまでの地雷は背負って来ねえ。っつーかホラ、そんなん言ってたらうちのチビッコが、」(振り向きつつ)

晋助「……死にてェのかてめーは。相変わらずの命知らずだなオイ、辰馬ァ」(ゴゴゴゴゴゴ)(血走った目)



で、数分後にすっかりと流血した辰馬が、坂田さんと、

辰馬「アッハッハ、こりゃいかんちや。ちっくと飲み過ぎたぜよ〜。目の前が真っ赤じゃあ!八恵くんに水ば貰ってくる」(ゴソゴソ)
銀さん「いや飲み過ぎとか、そんな問題じゃねーから。出血多量のトマトジュースだから、それ。救急箱貰ってこい、早く」

こんな会話を隅っこでしています。



八恵ちゃんと攘夷四人は本当にかわええ(そうか?)




八恵ちゃんと晋助さん




私が思うに、新八くん女体化ver.の八恵ちゃんてお胸はほぼ真っ平らなんじゃないかと(真剣に何を)。私が思ってるだけだが、その方がしっくりくるんですね。だって姉上もほら、まな板みたいな胸した女(坂田さん曰く)でしょ?姉妹でそこまで格差あったらお妙ちゃんの立つ瀬がないし、DNA的な話の上でも姉妹の胸は似たり寄ったりであるのがやはり一般的なのかと。
つまり、うちの八恵ちゃんのお胸はほぼ真っ平らなんです。子供用茶碗を二つ伏せたくらいね(どんな宣言)。

旦那さんの晋助も、これはよくからかっております。よくからかう。八恵ちゃんが気にしてるから余計にからかう。

「てめーは相変わらずガキくせェ身体してんなァ」

とか、後ろからひょいって肩口を抱き寄せた際などにからかっております。無論、軽く揉んでいますね。ハイ。でもそんな八恵ちゃんがかわいくって仕方ないし、からかう度に、

「僕に胸がなくて悪かったですね!っていうか、手!手!本っ当に、アンタは無駄にやらしいんだから!」(赤面)

とか、真っ赤になっててぷりぷりと怒る八恵ちゃんがいとしくてならないから、晋助もついからかってしまうのです。好きな子をいじめるとこから離れられない旦那さん。離れられないよ、だって晋助は楽しくて仕方ないからね!(オイ反省)
高杉家は今日も仲良しさん。

でも、八恵ちゃんは本当に気にしてるんです。自分にお胸がないことを。だって旦那さんが今まで付き合ってきた女性たちはきっと艶やかで豊満だったんだろうな、と知ってるんですね。そこはホラ、辰馬あたりが宅飲みした時とかにぽろっとこぼしてそう(また余計な事言ってるぅぅぅ)。だから八恵ちゃんは、

「(僕なんかでつまらなくないのかな……晋助さん)」

って、わりと真剣に気にしております。だって八恵ちゃんは、まだ十八歳。多感なお年頃です。あ、八恵ちゃん敢えて十八歳設定なのはアレですね、いつかエロ書く時の保険です(どうでもいいわ)。エロは書きたいもんですね。まったくもって仲のいいご夫妻の布団の中なんて、私は本当に書きたい(そこまで真剣に)。
話を戻すけど、晋助はそっから十歳年上なんで28歳ですね。きゃっきゃっ!八恵ちゃん18の、晋助28か。見た目的に何故か犯罪臭漂ってきたけど、ほら、今度は法律は犯してないから。大丈夫、たぶん大丈夫(何がさ)。

でも八恵ちゃんはお胸の小ささを結構気にしてんのに、晋助はまったく気にしてないよね。むしろ、

「んなもんはどうでもいいんだよ。てめーは一々面倒臭ェな、これだから八恵はよォ」

ってなぐらいですよ。くつくつ笑ってますよ、絶好調です。いつもの調子ですね(煙管吸いつつ)。晋助は別に八恵ちゃんの身体目当てで付き合った訳でもない。今までの女と違うよ。中身に惚れてんの。でも言わない(決して)。だからね、八恵ちゃんはまた怒る。デリカシー皆無な旦那に、また怒る!ポカポカしちゃいます、八恵ちゃん。

「晋助さんのばか!ばか!」(赤面)

これは高杉家の鉄板フレーズです。ハイ(真剣)。そしたら晋助は大して痛くも痒くもないんだが、薄く笑いつつ、

「痛ェだろうが、さすがはあの女の妹だなおめーは」

的な文句でからかうのです。ちょう楽しい、晋助はちょう楽しい。ちなみに、旦那さんはお妙ちゃんが苦手!すげー苦手なんで、あんまり顔を合わせたくない。お妙ちゃんが来てんのが分かったら、そのまま玄関先で回れ右してまた家を出て行くくらい(旦那さん!)。お妙ちゃんも晋助は苦手です。むしろ、この手の亭主関白男は嫌いな口です(お姉ちゃん!)

しかしまた喧嘩して、振り出しに戻る高杉夫妻。最終的にちゅっちゅします。


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