スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

移転しました

思いっきり告知するのを忘れていましたがブログ移転しました。

今後はこちらでゆったりフリゲ感想を流していきます。

うそうさ〜第二号室〜

ここにある記事も少しずつ移動していく予定ですが、いかんせん移転用のエクスポートみたいなことができないようなので手作業のため、時間がかかりますが頑張ります。

本格的に移動し終われば、リンクを付けて下さっている方を見かけ次第ご挨拶に向かいます。
向こうでもよろしくお願いします。

鬱展開・バッドエンドが好きな個人的理由まとめ

連続投稿だよやったね!この記事はフリゲ関係ないよ!

えー、鬱展開について考えたこと改めて色々。

ブログにアップ済の感想文がしれっと未更新フォルダに紛れていることが最近多く、うっかり重複投稿していやしないかとはらはらする今日この頃。
というわけで、この文章、元々はかなり前に取り上げた「キナナキの森」(mblg.tv)のあとがきを読んで色々と考えたことでした。なのでこれまで感想文に追記で入れていたのですが、まったく作品と関係ない話になってしまってるなあと今さらながらに罪悪感が芽生えたので、別記事で晒します。ついでに元記事もちょこっと編集。





基本的に思考整理用の自分語りばっかりです。
鬱展開好きな理由って何だろうとか、なんでバッドエンドに惹かれるんだろうとかいうのを今さらながらに考えてみました。





なんだかなあ、なんで鬱展開好きなのかってことを考えて真っ先に思いつくのは、ハッピーエンドだと「そんな都合よくいくわけないじゃん!」って思うからなんですよねぇ。「ああこいつも裏切った……」「ああやっぱり失敗した……」って展開に、むしろ安心感を得られるよーな気がしてしまいます。
これって多分、先んじて悲劇を予想して覚悟しておくことで傷つけられるのを回避するという防御機構?が働くせいではと想像しているのですが。どうなんでしょうね。
最近名前がついたことで可視化されてき始めたメリーバッドエンドことメリバ展開なら、この辺の矛盾も解消するのかもしれません。



んでふと思いだしたのだけど。
鬱展開について、「現実世界がこんなにも辛いのに娯楽でまで暗いもの見たくない」とか、「鬱展開を好むのはその残虐さや心の辛さが理解しきれないくらい精神的に幼稚だから」といった意見をたまーに見ます。

まず前者について。私の場合、逆に現実世界が辛いからこそ明るい展開が信用できないという面倒くさい思考があります。鬱展開ものにリアルとか現実的とかいう感想がひっついてくるのは多分このせいじゃないかな。
といってもハッピーエンドが嫌いなわけじゃなくて、きちんと伏線とかそれまでの雰囲気世界観とかを通してその明るい展開を信頼できるだけの下積みがあったら、そりゃもう喜んで大団円拍手ぱちぱちしたくなるんです。いわゆるご都合主義ものにはこの下積みが無いからこそ引っ掛かりを覚えてしまうんだろうなあと思ってます。猜疑心が深くてごめんな。
あと単純に、リアルで凹んでる時に娯楽できゃっきゃわいわいしてる作品見るともっと心が沈むんですよね……。私の世界はこんなに暗いのに二次元は明るい向こうに行きたいでも行けない的な虚しさ……。なので、あの「現実世界がこんなにも辛いのに娯楽でまで暗いもの見たくない」って意見の方と私とでは真逆の思考をしてるんだろうなあと思います。
どちらが良いとかでは勿論無くて、この考え方の違いが鬱展開好き嫌いを分ける決定的な理由のうちの一つなのかなと。


続いて後者「鬱展開を好むのはその残虐さや心の辛さが理解しきれないくらい精神的に幼稚だから」について。
私自身自分のことクソガキだなあと思っているのでまあ確信持って否定はしきれないんですが。むしろ鬱展開は心抉られてこそなのでは、と思ったりもするので、申し訳ないながらこのタイプのご意見見る度にもにょもにょします。
好きなものを見るとそりゃ興奮するのでね、叫びますしテンション上がりますが、それはあくまで「好みのものに出会えた喜び」の表現なのです。このブログでも興奮したテンション上がった云々しょっちゅう書いてますけども。
で、肝心の鬱展開を楽しむ時の感情はむしろ私の場合は逆です。沈んでます。辛いし苦しいです。もっとどうにかできたのではとIFを考えて、どうにかできなかったのかという悔しさを噛み締めたりこうにしかならないよなあという悲しみの余韻に浸ったりしてます。それが好きなんです。エンドロールが一生続いて欲しいと思えるくらい余韻大好きです。
こんな長ったらしく書かなくても一部の人には「怖いもの見たさ」で全てが通じる気もします。本気で怖がりじゃないとお化け屋敷楽しめない論です。泣ける○○ってアオリのついた本を泣くために買う論でも代用可です。
ともあれこういったダウナーな鑑賞を「楽しんでる」というアッパーな表現で書くから齟齬が生まれるのかなあと思いつつ、好きは好きなので楽しむとしか書けないし誤解を避けるために文字数を割くのは面倒くさいという結論に至ってしまいます。すまんな。

話があっちこっち行った。
うだうだと書きましたが、嫌いと公言している人に「違うんだよ私はこういう楽しみ方をしていてこういう考えの元で進んで選んでいるんだよ」と説明する行為は、向こうからすればハタ迷惑でしかありません。存じております。なので結局のところあなたはあなた私は私で割り切るべきです。
が、「ちゃうんや!」という想いが抑え切れなかったので書きました。めっちゃすっきりしました。よっしゃ。





結局私が鬱展開好きな理由は「悲観的だから」「疑い深いから」「怖いもの見たさ」の3つにまとまるのかなあと思いました。なるほどそうだったのか。



私はとかく一か所に根を張ってのんべんだらりと暮らしたい派なので、希望や変化や成長ばっかりの話はどうしてもしんどいなーと思ってしまいます。なので、物語の終わりがはっきりしていて、これからの未来が停滞しているパターンの多いジャンルへと引っ張られていった結果、鬱展開好きになったという経緯もある気がしてきました。
本当どこでこんなこじらせたんだろう。意外と自分の原点ってわかりませんよね。私のヤンデレ・鬱展開萌えはどの辺りで開花したのか、過去の自分に尋ねてみたい所存です。

昔は逆にバッドエンド苦手だったはずなんですけどね。
また、時間が経ったら変わるのかもしれません。それもまたよきかな。



色々書いたら自分の中で突っかかってたところがすっきりしました。やったぜ。読んで下さった方お付き合いどうもありがとうございました。

色々整頓しました。

ブログ内の色々について手直し入れました。



1.ブックマークを更新

女性向けフリゲサイト様を5件、RPG中心フリゲサイト様1件、web漫画サイト様1件追加しました。
もう本当、本当、びっくりするくらいめっちゃ好みな作品を公開されている方ばかりです。巡って。皆巡って。
また、バナーのリンク切れや移転したサイト様のURLをいくつか修正しました。デザイン崩れを起こしてしまっていたサイトの皆さま、大変申し訳ありません。
ブックマークページはこちら→mblg.tv



2.フリゲ感想記事一覧更新

半月ほどサボっていたんですが、改めて今まで挙げた感想記事の一覧をまとめてみました。→mblg.tv
こうして見ると備忘録にしては長く続いてるなあ。オススメフリゲ一覧も今見ると色々気になるところがあるので直したいんですが、自分なりのジャンル分けに自信がつくまでしばらく放置になりそうです。



3. バナー捨てました

一応うちのブログのバナーとか作ってうきうきしてたんですが、どうもあのバナーだとリンクがされないらしく。色々調べてみたところ、エムブロさんとこでは自作バナーというものが使えず、用意されたテンプレデザインからいくつか選ぶタイプのバナーしか配布できないようです。残念……。このことに今さら気づいた私も残念……。
となると今までそうとう紛らわしいことしてましたね。バナー貼ってるのに使えねーじゃんか!とお怒りの方、いらっしゃいましたら大変申し訳ございませんでした。



4.宣伝

全然関係ないけど、ボカロ作業用BGM作りました。

ついでにどうぞよろしく。もっと言えばこの動画じゃなく原曲動画やお借りしたピアプロ絵のほうをどうぞよろしく。とにかく好きなものはひたすらに布教したいのです。





以下わりと雑談。 

「ブログってもう古いよねー」な呟きをあちこちで見かけるようになり、「それな」と同意しつつ良いツールが見つけられない&新しいものに馴染めない日々を送っています。というかこの携帯ブログサイトにPC閲覧前提の長文を投げつけ投稿している辺りどうなのかしらんとも思って、移転とかも考えてはいるんですが、記事お引っ越しの方法が手打ちくらいしかないようなので面倒くさいなあと後回しにしている状態……。 
まあ別にこれがライフハックというわけでもなし、のんびりヤンデレ萌えダーク萌えを共有できればいいや、くらいの心構えでゆるーくやるのが良いのかもしれないなあなどと思ったりしました。たいていの方は好きなフリゲで検索してたまたまここに流れ着く感じでしょうし。



話が変わって。



1年に2・3回くらいごくごく稀に変なコメントが来て、ほとんどの場合攻略を求める内容なのですが。
「○○のこと教えて下さい」ならともかく、「○○しらん」「○○わからん」「○○行けない」って書かれても「はぁそうっすか」としか言いようがなかったりします。言わんとすることはわかるが貴様の言い方が気に食わない、っていうよく見かけるやつですね。あとは明らか本文見てなくて自分の言いたいことだけ言っていくコメントとか。ツイッターでやって。

こんな辺鄙なところでもそういう妙な人が来るくらいですし有名なサイトさんは本当大変だろうなあと思います。フリゲはほぼネット専用のコンテンツなのでなおさらです。強く生きて欲しい。
画面の向こうに人がいるって想定するだけでかなり違ってくると思うんですけどね。 

一方で、特に妄想考察してる記事に多いんですが、すごく面白い意見とか補足情報下さる人もいらっしゃいます。そういったコメントして下さる方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。なかなか言う機会がないので今さらながらここで改めてお礼申し上げます。  



あ、いつもの更新というか、フリゲ感想記事はまた今夜明日中にでも挙げると思います。よしなに。



最後。
もうそろそろハロウィン、この時期になると乙女ゲー製作者様がこぞってちょっとダークな毛色の作品を公開してくださるので毎年涙を流しながらDLしています。本当ありがたいです。鬱展開万歳、ヤンデレ万歳、ダークファンタジー大好き。
今年はどんなわくわくに会えるのか、今からとっても楽しみです。えへへ。

初心者による初心者のためのアンライト初心者入門

「舞台では死に際こそが華である」
名脇役な前置き。



えー、フリーゲームが楽しすぎて近頃はフリゲー専門ブログとなりつつある昨今ですが、今回は無料ブラウザゲーム「アンライト-unlight-」を取り上げますね。
というのも最近、このアンライトにすっかりハマりこんでしまいまして。まだまだ始めて1週間ですが、せっかくなので初心者だからこそわかる悩みがちな点を取り上げて、布教に勤しもうと思います。

そもそも始めたきっかけはtwitterで流れてきた興味深い宣伝文句からでした。
「登場キャラクターは全員死んでます!
個性豊かなキャラ達の死因に関するエピソードを探りつつ進めるゴシックTCGです!」
……ヤンデレ鬱展開好きとしてはやるしかないですよね?
はい、ホイホイ釣られました。ニコニコアプリ版で楽しくやらせて頂いてます。グリュンワルド王子とロッソさんにお熱です。

で、対人戦の場を見ていると私と似たような経緯でいらっしゃったのかちらほら新規さんがいらっしゃるようでして。ちょっと嬉しい。これを機に繋がれればいいなーなんていう裏もあったりします。



さて、ようやく本題。
始めた頃の自分が躓いた点は3つでした。
@操作方法 Aデュエル Bレイド
これらを取り上げて、豆知識などを書いていきますねー。




@操作方法
一応チュートリアルはあるのですが、クリックしてみると目次がいっぱい……。ゲームを始める前のわくわく感が説明で冷めちゃうのはなかなかもどかしいものです。
最低限「クエスト」の項さえ見ておけばあとは大丈夫なはず。
後はいざって時のヘルプくらいに思っとくと良さそうです。
また、チュートリアルは文字送りがちょっとゆったりで見づらいので、さっさと概要を確認したい場合は公式サイトの遊び方(official.unlight.jp)を見るのもオススメです。




Aデュエル
コミュ障にとって最大の難関がこれです。
私は初めて部屋を立てるとき心臓がガチで飛びでそうでした。
でも、かといってデュエルをやらずに進めるのはもったいない! 一日1回デュエルをするとご褒美がもらえる他、キャラカードゲットに繋がるミニゲームもできますし、何より楽しいんです。
というわけで、「対人戦怖い!なんか知らないマナーとかあったらどうしよう!負けますとか自爆って何!?」そんなあなたにお送りします。

と、本題の前に。
デュエルではチャットシステムを使ってお話することができます。初対面の人に対して積極的に会話を続けることは少ないですが、デュエル開始前に宜しくお願いしますと挨拶できるようにはしておくと心の平穏が保てます。チャットの文字を打つ場所は、バトル画面で「〜の攻撃」「あなたがイニシアチブを取りました」などなどの情報が入ってくる枠の下、横長に細い枠の部分です。文字を打ちこんでエンターを押せば打ちこまれます。

あと、AP表示の横にある小さい☆マーク。
これはAP消費無しでデュエルできる回数を指します。
せっかくなので1日3デュエルこなすととってもお得です。


さて。ではデュエルについて。

1.誰かが立てている部屋に入る場合
人が多い時間帯はやっぱり夜、だと思います。
場所はディートヘルムがオススメ。
で、入っても何も表示が無い場合はまだ部屋が立っていません。
のんびり待ってみましょう。
お待ちかねの部屋が立ったら、部屋名を見てみます。

「よろしくお願いします」……デフォルト名。誰でも入っておkです。
「負けます」……相手が負けてくれる部屋です。基本的に相手は無反応ですが、
HPを減らす自殺技を使ってくれる人もいます。
焦らず殴りましょう。
相手が「ネネム」を使っていたら大抵自殺技してくれるので、
その場合は中距離維持がおすすめです。
「無言」……チャットはしませんという意思表示。
話しかけるのは止めておきましょう。
「自爆」……相手が自爆という技を使って、引き分けにしてくれます。
HP○○以下とあればその条件に合わせて、
特に条件がなければHP10以下のキャラで。
「待ち」「フレンド」「fr」……特定の人を待っている部屋です。
「相互希望」……勝ち逃げは駄目、
お互いに1回ずつ勝って負けましょうという部屋です。
初めての場合は避けた方がいいかも。
やるならお相手の名前をメモして、
デュエル後に部屋立てを忘れないようにしましょう。

他に意味のわからない部屋があったらとりあえず避けておくのが無難です。初なら「負け部屋」か「よろしくお願いします」に入るのが良いかなあと思います。

ちなみに「L3」……ノーマルカードレベル3、「R2」……レアカードレベル2、「M1」……モンスターカードレベル1、です。



2.自分で部屋を立てる場合

やっぱり立てる場所はディートヘルムがオススメです。
で、部屋を立ててから数分は我慢して待ってみましょう。
部屋に入る側としては、AP回復待ちだったり、
デュエル用のデッキを選んだりとちまちまやってる間に
キャンセルされちゃうとちょっと寂しいのでw

……ちなみに。
「どうしてもデュエルは怖いけどフレンドとかいなくて誰も頼れないふぇぇ」
っていう方がいらっしゃれば良ければツイッター@takatuki_skに話しかけてもらえれば嬉々として馳せ参じます。ニコニコアプリまたはmixiでやってる方としかできませんが……それでもまったく知らない人とランダムで当たるよりは怖くない、かなー、なんて……。とりあえず私みたいなフレンドゼロの無課金チキンでも楽しくやれるのでご安心を。





Bレイド

ぶっちゃけると、参加するだけでアイテムがもらえます。ガンガン行こうぜ。
レイドの遊び方は前述した公式サイトを参照して頂くとして、ここで取り上げるのは、どこでレイドコードを手に入れればよいのかについてです。

1.誰かの渦に参加する
フレンドさんや知り合いの人の渦に参加するのが
一番お手軽ではありますが……。
まあ私はいないので、今は一生懸命掲示板をチェックしています。
というわけで、始めたばっかだけどレイド参加したいと言う方は、
こちら(com.nicovideo.jp)を
チェックしてみると良いかと。なお、これはニコニコ・mixi版に限ります。モバゲはまた別。

ちなみに、レイドには撃破報酬というものがあります。
撃破報酬とは文字通り倒した人だけにもらえる特別な報酬のことです。
横取りは好ましくないので、
発見した渦のHPが減ってきているようなら注意しましょう。

用語としてはこんな感じ。
「拡散おk」……ツイッターや知り合いの人にコードを教えておk。
「LAご自由に」……撃破報酬もご自由に。
いけそうなら狙ってみるのもありです。
「霊亀」「黒死獣」など……渦に出てくるボスの種類です。
「ワンパン」……1ターンだけ参加して参加報酬のみもらうことです。
初めての人は参加報酬狙いで色々顔を出してみるとお得。


2.自分でコードを出す
アイテムを使って自力で渦を解放してしまうのが確実っちゃあ確実。
初めたばかりの人が一人で渦を倒すのは
とてもじゃないけど無理なので、これもフレンドを頼ったり、
掲示板にコードを晒して撃破のお手伝いを募るのが良いと思います。






とまあ、こんな感じで。
やってみたいけどなんかよくわかんない!暗黙のルール怖い!
そんな方の手助けになっていれば幸いです。
(あともし間違いがあったらコメントで教えてもらえるとありがたいですw)

夢日記

ブログでは久しぶりの夢日記。
いやあ、ツイッターにばっかり投稿していたんですけど、1400字超えちゃって、この量はこっちに晒した方がいいなあと思ったので。

というわけで以下、夢日記です。







映画館で映画を見ている。どうも学校の課外活動の一環らしい。でも、つまらない映画だから皆おしゃべりしていて、誰もスクリーンを見ていない。
クラスで人気のイケメンくん(以下:美形)は、前の座席に頭をぶつけるようにして居眠りをしている。彼のファンクラブの子たちがそれを見て和んでいる。ふと見ると、一人だけ変わった女子がいる。その子はちょっとぶちゃいくで、イケメンくんを一生懸命スケッチしている(以下:絵娘)。

何かの拍子に美形の手がだらんと垂れて、前の席に座る女子(前子)の頬に触れる。美形の手は前子の頬を撫でるように動いた。それを見たファンクラブの子たちは発狂したみたいに叫ぶけど、美形は眠ったまま。




場面転換。




学校の中庭のような、広々としたところ。たくさんの屋台がある。私は母親を待ちながら近くの屋台を回っている。野外ステージの出し物に目がいく。開催されているのはビビりの人決定戦。近場の屋台の屋根に入りつつ、その出し物を遠くから鑑賞していた。けれど、大柄な男がシュウマイ入りの人間大の箱を持ってやってきて、私は作業の邪魔になっているとわかる。迷惑をかけないよう場所を変えることにする。

どこからか、民族調の楽器の音がする。ひかれて足を進めると、「ラピュタ」と題された屋台に着く。アラビアっぽい雰囲気の人が民族楽器を吹いている。店員だと思うのだけど、客である私の方は見ずに、ひたすら机に立てかけてあるコルクボードを見つめている。ボードにはハイビスカスなどで作られた、ストラップ風の壁飾りが並んでいる。黄色いのが可愛いなあ、と思ったところで、別の民族楽器の音が聞こえる。今度はそちらに惹かれて足を向ける。

気付けば光がキラキラしている、森のドームみたいなところに来た。外から中を覗くと一変して薄暗くて、褐色の綺麗なお姉さん達が踊り子衣装を着てくるくる踊っている。見惚れているといつの間にか足元に少年がいて、ぐいぐいと中に引っ張り込まれる。私はお客様とされたのか、お姉さん達のうちの一人が前に進み出て外国語の口上を述べて、劇が始まり出す。でも、私は友達との約束があるから学園祭に戻らないといけないので、sorryなんて言って抜け出す。お姉さん達は私を引き止めることもなく、劇を続けていた。

ドームを出ると景色が変わっていて、森ではなく砂漠に着く。砂漠はどこまでも続き、いつまでも学園祭に帰れない。ドームに帰ってどういうことか尋ね、その間にも外の風景は移り変わる。劇の開幕口上を述べていたお姉さんが、彼氏とイギリス風の街を歩く映像が浮かぶ。気づくと私は、その街の人ごみに紛れてその他大勢として立っていた。前を歩く女の人を呼び止めると、「ここは私の記憶だし学園祭なんて知らない、帰れない」と言われて呆然とする。




場面転換。




昼間みたいに明るくて白っぽい博物館に入る。入場料が112円いるらしくてケチな私は嫌だなあと思うのだけど、友達が先々行ってしまったので、仕方なく後を追いかけることにする。

扉が無い代わりに、部屋と部屋の間を駐車場のゲートみたいな機械が通せんぼしている。赤い棒が降りていて、四角くて黒い機械にお金を入れると棒が上がって進める仕組み。しぶしぶお金を払う。お金を払わなくていいゲートもあるけど、そこは全て外へのショートカットなので出てはいけない。

進むと、遊園地とホラーハウスが混ざったようなホールに出る。そこには先に進むゲートが無く、来た道も無くなっている。学校の皆がそこで立ち往生している。映画館で見た美形と絵娘、前子、ファンクラブの方々もいる。どうしようもないので、ふらふら見て回っているとふと、ここに夢で一回来たことあるのを思い出す。確か…と考えている間に、プーさんの木の仕掛けに触れた男子がスライダーを通って蜂蜜まみれになっていて、そうそうこうなるんだったと納得する。

時間経過ごとに部屋がどんどんホラーになるみたいで、部屋の中をうろつくプーさんは中から化け物を吐き出しているし、お化けがガオーと脅してくる。前に夢で来た時、この部屋は謎解きをしないと脱出できなかったのを思い出しながら、壁を叩いたり裏口を探したりする。気づいたらホラー要素は無くなっていたんだけど、出口はないまま。

美形は灰色の平べったい岩の上で寝ていて絵娘が相変わらずそれをスケッチしている。ファンクラブの子が絵娘を咎めようとして、美形はそれを大きなお世話とばかりに睨むんだけど、そこで誰かの声がする。

「ホールはせっかく明るくなったのにどうして彼の居る皿だけは灰色なんだろうね?」それを聞いて皆、美形が恋をしていることに気づく。美形は立ち上がってファンクラブの子のうちの一人に歩み寄る。

それを見て、ずっと大人しかった前子が大泣きする。そのままやけになったように大声で歌い始める。曲はボカロの林檎売りの泡沫少女。それで暗かったホールがぶわっと白く色づいたと思った矢先、美形が前子の手をぐいと引いて走り始める。それで、美形は前子を選んだのだとわかってしまう。ファンクラブの子たちはぎゃあぎゃあ騒ぐし、絵娘は諦めたようにスケッチブックを見やる。

美形は「急がないと扉が閉まる」と言って、気づいたらできていたゲートを通り抜ける。次の間には「タナと夜の魔物」という題字、八雲紫が待ち構えているのが見えたところで目覚めた。



前の記事へ 次の記事へ