三木「私、好きな人がいるんだ」
滝「実は…私もなんだ」

三木「え?」

滝「同じ委員会の先輩なんだが…。」

三木「なっ、私もそうだ…!同じ委員会の…!!
そうか、滝夜叉丸もか…。
それじゃあ、い、一緒に頑張ろうな…!」

滝「…三木ヱ門…。
…あぁ。お互い頑張ろう。」











滝「…三木ヱ門、どうした?うかない顔をして。またユリコの調子が悪いのか?」

三木「…違う…。」

滝「…?」

三木「…………。」

滝「…話かけて悪かったな…。」
三木「…違うんだ。さっき、潮江先輩を、見たんだ。
いつもみたいに、ユリコと夜の散歩をしていた時に。」

滝「…潮江先輩を?何をなさっていたんだ?」

三木「…先輩も散歩中だった。…しかし…」

滝「?」

三木「先輩の隣には、先輩と同室の…立花仙蔵先輩も一緒にいらっしゃった…。」

滝「三木…」

三木「同室の二人だから…、夜に一緒に行動するなど、不自然ではないのだ…。
しかし、私は先輩たちを疑ってかかった…。私は先輩方の後ろにこっそり着いていってしまった…。
相手は6年生だ、きっと気づかれていただろうに…。
そうしてしばらくしていたら、先輩達の接吻を見てしまった…。」

滝「……。」

三木「…つけたことに罰があったんだ。そんなマネするから、腹を立てたどちらかの先輩が、見せしめに私の前で接吻をしたんだ。」

滝「三木ヱ門、そう躍起になるな…、別に先輩たちが三木ヱ門に気がついていたと決まった訳じゃないじゃないか。
いくら6年の先輩でも、ずっと気を張っていられるものか。
それに、そんな風にして自分を悪く言うのはよくない…!
あきらめるなよ、三木」


三木「…なんだよ…!お前は幸せだもんな、なんとでも言えるよ、私の気持ちなんて解らない…!」

滝「…どういうことだ…」

三木「もう、噂になってる。お前と七松先輩ことさ。何もないわけじゃないことくらい、こっちは知ってるんだ…!」

滝「……!」

三木「……すまない、忘れてくれ…。私の八つ当たりだ。滝夜叉丸の恋が実ったことは嬉しいんだ。でも、今は、なんとなく気持ちが重い…。悪かったよ。」


滝「…三木ヱ門…。」















と、いう話が書きたいです^^

なんかね、三木ヱ門は私の中ではちょっと可哀想なポジションでして
当て馬的な…(酷

文仙←三木
こへ滝←三木


とか、凄く好物ですごめんなさい。

あ、
見せしめにキスしたのは、もちろん仙様からです。常日頃から、潮江が後輩として可愛がっている三木に対して嫉妬してたんだろうと思います。
だから散歩の時、仙様は三木に気がついていて、もんじは気がついていなかった…ということです^^