『あ、っ…あぁ、はッ!ん、ぁ…ッあか、し…!』
『ふふ、必死に耐える姿さえも艶やかで美しい…。ますます手放せそうにない』
『ひッ…ああ!や、ぁあ、んぅッ』
『本当に…いいものを手に入れた』
そう呟いて、赤司は笑った。
弥雅とて様々な男を相手にしてきた。
それこそ居場所を必要とした回数の分だけ。
だが相手に弱味を見せない、それが弥雅のやり方だ。
弥雅は必ず己が優位な立場でなければ、その唯一譲らない自尊心が許さなかった。
…なのに、この男だけは違ったのだ。
まるで以前から身体を知り尽くしているかのように弥雅を翻弄し続ける。
敏感な所を突いては焦らし、色欲をただただ煽っていった。
そろそろ限界に達するという頃、赤司は弥雅の白い肌に歯を立て唸る。
『…お前は僕のものだ、弥雅』
『ンぁッあ、あ!ひ、あぁあああっ!』
弄ばれるように抱かれては啼き、ぐったりとして布団に突っ伏す弥雅に赤司は不敵に笑む。
満足そうに弥雅の裸体を眺め、指でついと肌を撫でた。
『弥雅』
『……?』
『お前に仕事を与えよう』
『…!』
ぼんやりとしていた頭が冴えた気がした。
『仕事、だと…?』
『そうだ。君のその自尊心は、僕にただ飼われるようにして居場所を手に入れることをよしとしないだろう?だから、僕のために働くことでそれを払拭すればいい』
『…何が、望みだ…?』
怪訝そうに問う弥雅を見据え、赤司はまた目を細めた。
(……慣れてしまったものだな)
屋敷に現れた黒子という来訪者と話す赤司を眺め、弥雅は当時のことを思い返していた。
あれから赤司が弥雅に与えた仕事…それは弥雅にとって天職とも呼べるものだった。
この周辺の地域は、ほんの少し前まで酷く治安が悪かった。
それを力で立て直したのが赤司という男だ。
赤司はほんの一握りの精鋭を率いて、辺りをのさばっていた賊を一掃したのだ。
以後町は栄え、赤司も表には出ることなくただの富と権力を持て余した武士の出…という穏やかな立場に収まっていた。
町の商家のほとんどが赤司の傘下となり、若手がその地を取り仕切っていくようになる。
赤司は協力者となる商家を増やすため、屋敷に客として招いては弥雅に相手をさせ、取り込んでいった。
相手にする男は若者が多く、ことごとく弥雅の虜となり赤司の思惑通りに事は進んだ。
それが赤司から与えられた「仕事」だった。…が
「彼を、ボクにいただけませんか?」
放たれた台詞に、さすがの赤司も一瞬言葉に詰まったように見えた。
黒子は悪びれもなく薄く笑むと、出された茶を一口すすった。
「…僕の所有物に手を出す気かい?テツヤ」
「そんなつもりはありません。だから尋ねました」
「大胆になったね」
「君に習ったんです。赤司君」
「………ふふ」
赤司はおかしそうに肩を揺らした。
「そうだったな。剣をやめると言ったお前に、商いを教えたのは僕だ」
「はい。感謝しています」
「もう刀は持たないのか?戦うことがなくなったとはいえ、大輝達のように続ければいいものを」
「いずれにせよボクの剣は青峰君達のような流派を持つ正統なものではないですから。平和になったこの世には必要のないものです」
「…そうか。唯一無二だったお前の剣が懐かしいよ。もう見られないと思うと、やはり惜しいな」
「喜ばしいことですよ、赤司君。…だからこそ、ボクはボクの目的のために彼を必要としているんです」
「………」
「そして彼にも、必要なことだとボクは考えています」
赤司は黙った。
考えるように手を口にやり、視線は黒子を見据えたまま。
「…何か考えがあるようだ」
「それはどうでしょうか」
「食えない奴になったな。テツヤ」
「赤司君から教わったことですから」
「なるほど」
ふ、と息を吐き出す。
弥雅がふと顔を上げると、目の前に赤司が立っていた。
「弥雅、話は聞いていたね」
「…少しな」
「黒子の元へ行くんだ。何をするかは奴に聞けばいい」
「……」
その先に目をやれば、黒子と呼ばれた男が会釈をした。
(…赤司といい、得体の知れない奴ばかりだ)
「初めまして弥雅君。ボクは黒子テツヤといいます。黒菊屋という遊廓の主です」
「遊、廓…?」
「はい。これから君には娼妓としてボクの廓で働いてもらいます」
「まぁ多少は今までの仕事とさして変わらない。お前にはうってつけの仕事だろう。異存はあるか?」
「…いや、ない」
「ならいい。せいぜいがんばることだ。黒子は僕のように優しくないからな」
「赤司君、人聞きの悪いことを言わないでください」
さも当然のように、弥雅の意見など構うことなく話はあっさりと進んでいった。
もとより何も持たない弥雅は、その身一つで遊廓入りするだけで事が済む。
とうとう赤司の屋敷を出て行くこととなった日。
黒子に連れられ門へと向かう弥雅に、赤司は笑いかけた。
「ああそうだ、弥雅。言い忘れていたことがあったよ」
「…?」
…その時振り向いたことを、弥雅は今でもしばしば後悔する。
あの笑みを、弥雅は忘れることができずにいるのだ。
「どこへ行こうと、お前が誰のものであるか…忘れてはいけないよ?」
「……!」
外に出ようとする脚に、手に、首に…重く冷たい鎖が絡みついているのが見えた。
続
**********
酷い!!!!
もー毎度の如くなんというか…もう酷いなコレ…
書きたかったことの何割よコレ…
とりあえず、赤司様のものになりました弥雅くん。
その昔、ここら一帯はそらぁ悪い兄ちゃんが徒党を組んで悪さの限りを尽くすえらい治安の悪い町だったんです。
争いが絶えないこの地に終止符を打ったのが赤司様。
昔馴染みである剣客(青峰、黒子を含むらしい)を率いて綺麗にお掃除をしました。
有り余る富と権力で赤司様はそこに町を作り、昔からの老舗商家も若手や息子に譲るよう働きかけました。
そうして赤司様は裏で町を見守る形であの大きな屋敷に君臨していました。
弥雅くんは半ばその餌みたいな感じでお仕事してたと思われ。
あかん言い方すると、「コイツと一発やらせてやるから仲間になんない?」←
オブラートに包むと、「これはこれは…我が赤司家の協力者となっていただけること、至極光栄に存じております。つきましては我が家で飼っているこの者…そちらのお口に合いますかどうか、行き届かぬ者ではございますがどうぞお近づきの印に今宵、好きに使うてやってくださいませ」
…ってことですわ。
わかりにくいですね\(^o^)/
あと黒子何者(笑)
結局また弥雅くんあんまししゃべってないし…
なんか微妙にえろいれちゃったし…
ほんますんません!(土下座)
まだまだ続きます。
お粗末さまでした。
たまらん!赤弥が堪らん!!そう!
こんな感じな赤弥が書きたい訳なんです!!
すげぇ……つかあかん、初っぱなエロとか
ドキドキするわなああ!もっと書いて!←黙れ
所有物……ああなんかあかんん赤弥くるわ……!\(^o^)/ヒィイイ←
出ていくときまでドキドキ動悸が止まらん!(^q^)←
それが木弥にもなんやらうんだらかんだらなのかしら?!
うわあうわあただ楽しみ……!にやにやするー!
……黒子意味深!黒弥も見たいとか
ああ駄目だオラ得過ぎんぞ!ありがとううう!!(*´ω`*)
……ごめんなさいいつにも増してあらぶる…
続き全裸待機も待機!楽しみでのたうち回っときます!←え
ありがとううう!!本当にありがとうー!\(^o^)/
もうどんだけ好き勝手すんねんっていうね…
なんというか、こう…弥雅くんの中で赤司様がどれだけ大きな存在になってるかってのを出したかったんだが…
演出過剰というか、やりすぎたかなぁと心配であります。
いつもです←
しかも初っ端えろを入れるという暴挙に…
だだだ大丈夫ですかあれ…!(゜Д゜;≡;゜Д゜)
これからようやく廓での生活が始まるわけですが…な、長い…orz
まだまだ続きます(>_<)
いつもいつも嬉しすぎるコメントありがとうですー!!!