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第百三十八話

「んん…」

…喉、渇いたかも…
確か水飲み場があったよね。
そこまでならなんとか一人でも行けるかな。
みんなを起こさないように気をつけないと…



「…く、暗い……」

予想以上に暗い!
一応灯りは点けてるけど…


…あ、あれ……?
先の曲がり角、誰かいる…?
だ、誰だろう…!
なんか怖くなってきた…!
心臓がうるさくて誰の気配か判別する集中力が保てないよ…!


その瞬間、角からぬっと黒い影が現れて…

「…!」

「ひゃっ……!」


…え……この感じは…


「…………千里…」

「み、つなりさん…?」


……だ、ダメ…っ!

「っ…!」

「!」


思いっきり顔逸らしちゃった…
だって、心の準備もできてないのに会えないよ…!

……ど、どうしよう…
向き合うって決めたのに、言葉が何も出てこない…

まだ顔も見れないけど…
何か、言わなきゃ…!


「……あ、のっ…」

「すまない…っ!」

「えっ…」


バン!と床を叩くような音。
恐る恐る確認すると、三成さんが手をついていた。


「今更…何を言っても許されぬことはわかっている…!だが私は…!」


…いつもはまっすぐ張り詰めたような三成さんの気が、酷く揺らいだ気がした。


「千里を傷つけた…!」


















**********


三成さんお久しぶりです。





ねえ覚えてる?

久々に普通の日記のようなものを。

たまにはリアル?にいきますよ。










最近少し目からうろこだったのが、銀魂のタイトルにもあった「人は忘れることで生きていける」的な。

それは当時の思い出が時と共にかすんでいくからなのか、新しい思い出が上に覆い被さってしまうからなのかはわからんが。


当時は絶対に忘れない、私は変わらないと強く思っていたことも、結局は過去に追いやられてしまう。
時間とは残酷です。
そして人間は都合のいい生き物です。


忘れて忘れて、新しいもので上から包み隠していけるから前に進めるんですね。

まさか自分にもそんなことを考える日が訪れるとは…



いろいろありましたけど、なんだかんだで生きていけるものですね。

人って本当に忘れていくんですね。

そして性懲りもなく傷ついたりするんですね。





…おや?少ししんみり(笑)

そんな暗い話じゃないんですけど…


たまにはこんなのもいいですよね、ね←






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