続きが書きたくなる性らしい。
倉庫一掃大処分セール。
書きかけで止まっているのを書き上げました。
2月9日の続きなので、出来ればそれを先に読んでいただきたい。
個人的に独占欲と恋心は、似て非なるものだと思う。
背中を撫でる手。
それが「大丈夫か?」と告げているようで、更に目尻に涙が溜まる。
この胸の痛みは、振られたことによるものか、それとも子供みたいに泣きじゃくっている自分に対する情けなさか、はたまた優しすぎるこいつによるものか。
判らないけど胸が痛くて仕方がない。
馬鹿みたいだ。
自嘲した笑いは嗚咽に混じる。
お前を好きなあの子がいて、あの子を好きな俺がいる。
そしてお前は今、あの子より俺を選んでいるわけだ。
その事実で、こいつに対する劣等感よりも、あの子に対する優越感が勝るのは何故だろう。
気づけば涙は止まっていた。
背中は撫でられたままだ。
「……ありがとな」
「……ん」
俺、お前だったらよかったのに。
なぁ、お前は今何を考えている?
俺に対する優越感?
それとも友情からの優しさ?
それとも…
背中がポンポンと叩かれる。
思考は空転して、答えを出すのを止めた。
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着地点が微妙にずれた。
あくまで♂→♂であり、♂→←♂ではない。自分を思ってくれる♂に独占欲は持っても、女が出来ればそっちにいきますよ。そういうものですよ。
ということが書きたくて色々書いてたらこれの2倍以上になったので、減らして減らした。
後書き長ぇ。