今日の夏目はホタルの話だったのでしっかり見てしまった…やっぱり大好きです。
その流れで土一でパロってみる。
土門さんは平凡な人間、でも妖怪を見ることができました。周りの人から奇異の目で見られ、よく人気のない沼で1人ぼんやりしていたのです。
そんな彼をこっそり眺めていたのは不死鳥の一之瀬。妖怪です。人間に興味があり、いつも1人で沼に来る土門を見ていました。
そんなある日、いつものように沼にいた土門を眺めていた一之瀬はうっかり木の枝を踏むかなんかして土門に気付かれてしまいました。うっかりのせ。
一之瀬は妖怪は嫌いだと言う土門の腰に引っ付いて、少しだけでもお話しようとおねだりしました。
するとどうでしょう、彼は次の日もまた来てくれたのです。
それから2人はたくさん話をしました。話して、触れ合って、一緒に遊びに行って、笑って…
…気がついたら、2人とも互いが好きになっていたのでした。
うまく言えなかったけれど、愛していたのでした。
でも、土門は突然妖怪が見えなくなってしまいました。
一之瀬、一之瀬、頼むから出てきてくれ。
土門は目の前にいる一之瀬が見えなかったのです。
それから土門は毎日沼に通いました。一之瀬はそんな土門を毎日見ていました。だけど、触れても寄り添っても土門は分かりません。もう彼の目は一之瀬を映しません…。
一之瀬、俺のこと、嫌いになったのか?
土門の小さな声に、一之瀬はぽろぽろ涙を零して土門の背中にしがみつきました。
土門、すき、好き、好きだよ、
ねぇ、聞いて
大好きだよ――
長い時間がたって土門はとうとう愛する人と出会い、結婚することにしました。その人と楽しそうに笑っている土門を見て、一之瀬はとても嬉しくて、とても切なくなりました。
あぁ、良かった
土門はもう1人じゃないんだな
俺がいなくても、もうあの人は笑ってくれるんだな…
一之瀬は不死鳥、1度だけ小さな赤い小鳥になることができます。でもそうすると小鳥の寿命しか生きられず、最期には炎となって燃え尽きるのです。
それでもかまわない
小鳥の姿でもいいから
もう一度
あの人に、逢いたい
一之瀬は小鳥の姿になって土門のもとに向かいました。愛しい人と笑っている土門の手にちょんと止まったのです。
見て、あなたの手に小鳥が止まっているわ
本当だ、かわいいなぁ
まるで――
土門は目を見開きました。彼のことを思い出しました。
小鳥は、ふわりと空に舞い上がりました。
待って、
飛び立つ瞬間、小鳥が何かを囁いたような気がしました。
もう妖怪の言葉は分からないけれど、土門には、土門にだけは、小鳥の言葉が分かるのかもしれません。
なんて。
やっぱり妖怪パロは胸が熱くなりますあああごろんごろん。
〇1/21 1:12の方へ
こんにちは!
そそそんな嬉しいお言葉…ありがとうございます!!
(*ノノ)
ケロロもイナズマもとは!好みがかぶるってなんだかいいですね^^
良かったらまた遊びに来てくださいね!
ありがとうございました!
空の方もありがとうございます!
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