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無題。

毎日当たり前にできていたことが、抗ガン剤の副作用のせいでできなくなる。

立つ、歩く、握る、切る、掴む、持つ、駆け上がる、、、大事な我が子を抱くことすら、この手から滑り落ちるのだから。

料理も掃除もまともにやれない。
でもあれこれ気になってしまう性格が嫌だ。

発作に紛れて大泣きした。
子供達にまた心配をさせた。

みんなが私に冷たく見える。
私はやりたいことにチャレンジしただけ。
でもあとから発作だなんだというのなら、やらなきゃいい話。
無駄にみんなの仕事を増やすだけ。

どうしたらいいんだ。
私はどうして過ごせばいいんだ。

先に寝ると布団に入ったものの、考えが頭をめぐりねれない。

もう治療をやめたいのだ。そうこぼせば、またそんなこと言ってとため息をつかれるばかり。

やめて癌が広がり手がつけれなくなったら、その時私はなんでやめたんだろうと悔やむだろう。それもわかっている。
目の前の辛さからにげたくて、毎日ごっそり抜けていく髪の毛に虚しさを感じ、、、でも誰にも伝わらない。
枕を涙で濡らしても誰もそれには気づいてくれない。

もっと辛い思いをしている人はいるだろう。
でも人と比べたってしょうがない。私は私。

伝わらないしんどさに、まるで狼少年な気分。
またか、とみんなが私にそう言ってるように聞こえる。

私は弱い子。寂しい子。
ちょっとここにはいたら楽になったから寝よう。
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