えーっと、誰の誕生日かといいますと、T森永の某Pさんです…!
誕生日記念にエロを寄越せや!とおっしゃっておられたので「ははーーーーっ!」と上納しに参りました。
あ、そういやウチの妹も今日だったな。土日におめでとう言ったからいいか(朝は覚えていたが忘れた)。
エロったっていろいろありますからなー
と、なんのアイデアもないまま、youtubeでばくちく関連流しながら、あ、これ森永くんぽいと思ってイメージソングを決めました。
しかし世の中には森永ソングはいっぱいあるんだよな!兄さんの歌もほしいな!
※以下は原作とは全く関係ない妄想文です。
※季節感ゼロでございます(笑)
【Flame】
ひらりひらり。
学校といえば必ず植えてある桜の木がこの広い大学にもあった。
入学したばかりでまだ大学のカリキュラムに慣れていない新入生の一人が、次の講義の教室に移動するために急いで歩いている、その中庭にも。
一週間前に咲いた花は、数日前にぐっと上がった気温で一気に咲き誇り、今日にはもう散り始めていた。その役目はもう終わったと言いたげに、やがてやってくる緑の季節へとその色を移すために。
新入生の歩いていく先を、大きな歩幅の白衣の人影が横切る。
足を止めた新入生が息を飲む。彼の心を一瞬で奪い去って、白衣の人物は颯爽と歩き去った。
恋に震える心を桜の花びらが彩って、そしてそれから何度も桜の花は咲いて散り、雨に打たれて風に凍え、それでもこうして今は二人で桜の下にいる。
ひらり、ひらり。
* * * * * * *
「あー、いい天気ですねえ」
「飯食ったら俺は大学行くからな」
「はいはい」
まったく不本意だ、という表情の宗一に、森永は箸を手渡し、甲斐甲斐しくコーヒーを紙コップに注いでやった。
春の週末、桜が見ごろになったからと森永が弁当を作って近くの公園へ宗一を花見に連れ出したのだった。
「研究室に篭りっぱなしは良くないですよ」
「今いいとこなんだよ。予測がはまってて、実測値もほとんどブレがない。うまくいけば夏には論文出せる」
卵焼きを飲み込んで、宗一は答えた。
「それは楽しいでしょうけど、身体のことも考えてくださいよ」
「お前いないからよく眠れていい」
宗一はただ事実を言ったまでだが、森永は寂しそうな顔をした。
「俺はいつも寝不足なのに……」
ちらりと森永を横目で見やり、宗一はため息をつく。
森永が就職して離れた場所に暮らすようになって、以前よりも一緒でいる時間は減ったのに、帰ってくるとまるで時間が巻き戻ったようになる。
「お前、ほんとうざい。黙ってろ」
「えー…」
今度は森永が不本意だと言わんばかりに顔を歪める。
二人の間に沈黙が落ち、公園を走り回る子供の声がその間を埋める。
ひらり、ひらり。
「……なんだよ」
「黙ってろって言われたから見てます」
宗一の横顔を、森永はじっと見つめた。額から鼻筋、頬、唇、森永を見ない瞳、睫毛、顎の線を辿って喉元へ。
恋に落ちた時も見ていたその横顔を、今でも飽くことなく見つめる。
宗一は身体の片側ばかりが熱くなる。
ほんのりと桜色に染まる耳たぶに今すぐ口付けたくなって、森永は唇を噛んで堪える。
どこもかしこも敏感で、触れると震えるその肌を思うまま蹂躙したい。
陽の降り注ぐ昼なのに、まるでネガ反転したみたいに艶かしい、宗一の周りだけ。
「お、落ち着いて飯も食えねえっ。花なんか見てねえじゃねえかお前!」
「見てますよ」
心の花を咲かせるたった一人の存在を。
「嘘つけ……」
「きれいです、すごく」
もう我慢できないとばかりに、飲み干したコーヒーの紙コップを森永に投げつけて、真っ赤になった宗一は立ち上がる。
「帰りは遅くなるからなっ!」
帰って来てくれるんだ、と森永はふっと頬をゆるめる。
余計なことを言ってへそを曲げられても困るからと、森永は「行ってらっしゃい」と見送った。
end.
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あれ、えろは?(^-^ 三 ^-^)
…森永くんの視線がえろいってことで…
だめ?
今回のイメージソング「
Flame」
歌詞は
こちら♪
改めましてPんたさんお誕生日おめでとうございました!
今年も萌えに突き進んでくださいませー!!!
2012-10-12 00:02