言葉が不器用すぎて 邪魔ばかりする
どうしよう。
昨日新宿でばいばいしてから一言も連絡とってないのに、頭の中がNでいっぱい。
しゅっとした寝顔やいろんな表情や何気ない優しさ、夜の甘えんぼのNとかキスのこととかちょっとだけ胸触られたこととか、自分のことどう思ってるのかなって気になったり、、
これは、安斎、ほんとうに恋したみたいね。
Nとくすくす笑って擽ってじゃれあってるときが、心の底から楽しかった ^ ^好きなのに 伝わらない こんな思い 切なくて fragile/ Every Little Thing
話題:デート
五日間の長いデートがおわって、
新宿が近づくにつれて、口数が減った。
隣のおばあちゃんと少年を見ながら、昔の思い出をぽつりぽつりと話した。彼の思い出は必ずわたしのより豪華だ。別に嫉妬しない。でも彼の話の後に私の思い出を話すと、笑い話しになっちゃう。それはいろんな理由で仕方ないんだ。一緒にいられた時間に大きすぎる差があるから。
彼は今日の移動は全部走るんだ。と言った。早く友達と会うために。だからご飯も食べてる暇ないと言った。(わたしと昼ご飯食べられないという意味)
滞在中もこうして完全に友達優先の姿勢だった。友達を何日も待たせてるからってね。わたしがattractiveじゃないせいかってときどきよぎった。
その日のうちに京都に旅立つんだって。ほんとうは彼の家に置いてきた歯ブラシセット、取りに行きたかったけど忙しそうだからやめた。
N「カナダはいつ行くの?」
「◯日か◯日かな。」
N「そっか。」
気にしてくれてるんだってちょっと嬉しかった。
電車は新宿にむかってブレーキがかかる。ああ、もうお別れだ、、心が引きさけそうだった。
停車する。Nは「あれ、もう新宿?」なんてあほなこと言って、すくっと立って笑顔になった。
N「じゃあね、カナダ楽しんできてね。」かわいい笑顔で言った。
私は泣きそうになりながら「うん。」と頷いてばいばいした。
京都楽しんでね、NY来てねって言えばよかった。。って何度も後悔した。
Nが見えなくなるまで見送った。二秒で見えなくなった。
ふと右隣を見ると、もう知らない男の人が座っていた。それを見た瞬間に、隣がNちゃんじゃないことがはっきりわかって、電車なのにさみしくて泣いてしまった。ほんとうに子どもみたい。
でも泣いても受け止めてくれる優しい肩がなかった。はぁ。
ばいばいして、初めて自分がどれだけ好きかわかった。ぽっかり穴が空いたみたいな気がしたよ。