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礼拝堂に木霊する謳声(原沢)


年末年始が明け、通常運転が始まった街のニュースを一瞥し…朝食もそこそこにし、原沢は自宅を出発した。

3学期が始まるには、まだ早いのだが…年明けな事もあり、教諭は既に3学期の準備ために職員室に来ているだろう。と、世論を考えている原沢。

持参したのは、何時ものスケッチブックと…少し洒落た紙袋。
スケッチブックに括り付けられた、何時ものスケッチ用具と一緒に、原沢は両腕に抱えて…学園を目指す。


帰省で混雑する公共機関内。
街の騒めきを五感で感じながら、原沢は学園を目指す歩みを進める。

途中、空腹を告げる腹の虫が鳴ったが…原沢は、お腹を摩っただけに留め…足を動かし続ける。


やがて見えて来た、学園の門。
原沢は、門をくぐると…そのままの足で、普段から立ち入る事がなかなか難しい…カトリック科が使用している礼拝堂へ向かった。



教諭が開けたであろう礼拝堂へ入ると、原沢は後ろの方…目立たぬ場所へ、腰を据えた。

足下、椅子の下に隠すように置いたのは…あの、洒落た紙袋だ。

原沢は、スケッチブックを開くと…礼拝堂のステンドグラスや、十字架…目に付くモノ、全てを描いていく。


礼拝堂に木霊するのは、原沢の手が動く…鉛筆と消しゴムの音。と、原沢が謳う声だけ。

はじめは、鼻歌程度だったのだが…次第に、鼻歌から謳っていたのだ。
謳っている歌詞の内容からするに、原沢の機嫌が良い事が伺える。

礼拝堂に木霊する原沢の謳う声は、高音のソプラノで…その高音領域は、某有名シリーズ…男性ソプラノ歌手よりも高く、礼拝堂の扉から漏れ出すほど…発声量があった。










(長らく、お待たせしました。m(_ _)m陳謝

アレから、原沢は…何があったのか?
様々な憶測が飛び交っている事とは思いますが、それは…原沢の口から、直接聞くのが、よろしいと思います。(*´ω`*)
(原沢は、聞けば答えてくれる子ですから。(*´ω`*)ただ、ちょっと…佐々木みたいにテンポ良くは答える事が出来ないですが。(・ω・`))←佐々木はおしゃべり好きですからね。(*´ω`*)



このお話しは、フリーバトンですので…宜しければ、お考え下さい。m(_ _)m










に、しても…原沢が隠した、洒落た紙袋…気になりますねぇ〜…(・ω・`)←某刑事ドラマ、紅茶好きさんの口調で!(*´ω`*)←←
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