さらに続く銀魂のパロディ夢小説のあらすじを延々語るだけの日記。


ちなみに前メモ


超絶中二。
自己満。
妄想炸裂。
わかりにくい。
無駄に細かくて長い。
特に今回長い。
めっちゃややこしい。

おk?


























冷たい夜の風が吹き抜ける中、辰馬は最後まで語り終えた。
かぶき町全体を巻き込んだ、「彼女」の生い立ちを。

辰馬は全て知っていたのだ。
今までの行動は単独で全てを調べ尽くした上でのものだった。



時に、四人がいるのは未だ万事屋晋ちゃんの中。
四人は阿伏兎によって半壊した事務所に揃って横たわったまま話をしていた。



辰馬以外の三人は驚愕する。
高杉が軋む身体を起こして唸った。

「なんで黙ってた」

「なんで今言った…!」



その責めるような問いに、辰馬はつらそうに呟いた。

彼女を連れ去った輩や自身らを襲った男はおそらく、あの夜兎が頂点に立つ春雨という名の賊であると。

そして連れ去られた彼女はきっと己の過去を聞かされる。


ならば我々もそれを知っていなければならない、とも。



その瞬間、高杉が外に飛び出す。

事務所が崩壊したことも、阿伏兎にまったく太刀打ちできなかったことも忘れたように。
ただ、己以上に衝撃を受けたであろう彼女を思った。




夢主は万事屋晋ちゃんを出てすぐの道に立っていた。

神威の言った通り春雨にとっては未だ用なしの身らしく、置き去りという形で解放されていたのだ。


暗闇の中高杉の姿を見つけた夢主は、支えを失ったように足から崩れ落ちた。

何のために生まれたの。
…そう聞こえた気がした。


ギリギリで抱き留めた高杉は、彼女が絶望の言葉達を紡ぐ前にと思わずかすれた声を絞り出していた。



「俺達は知っている」

「お前の生い立ちも先生との関係も」

「だが、それがどうした」

「それをずっと知っていたお前の馬鹿兄貴が、お前を見捨てようとしたことが一度でもあるか」

「何も変わらねェ」

「お前も俺達も、何ら変わりゃしねェんだ」




夢主を抱え上げ、万事屋晋ちゃんの階段を登る。

こんな屈辱的な光景、二度と見せねェぞ。と事務所の扉を開いた。


半壊した建物。
傷を負った残りの三人。

先程は暗がりでわからなかったが、高杉にも多くの傷があった。





「無事だったか…!」

「お〜よしよし。怖かったの〜」

「あーあーお前高杉なんかに触られてまァ。セクハラされたら言えよちゃんと。黙ってたらつけあがって何度でもやってくるからね?男って奴ァ」




高杉の言う通りだった。
何も変わらなかった。
優しいみんなの温かい台詞は、決して慰めのような安い言葉などではなかった。




「ごめんなさい…」

「ごめんなさいごめんなさい…!」

「一瞬でも疑ったりしてごめんなさい…!」

「私、生きるから」

「この、かぶき町とお父さんからもらった命を」

「みんなが守ってくれた私を」

「ちゃんと、生きるから…!」





泣き崩れる夢主を交互に撫でる四人はにっと笑む。

そして涙を拭った彼女も微笑んだ。




「みんなが、大好き…!」





















つづく(゜ω゜三゜ω゜)


おや?
続くんですねすみません長いですねー(てめ)



四人でかかっても阿伏兎にはかなわずボッコボコに。
まじでか。

しかしそこまでしてでも彼女を守りたかったということで。
先生との約束ではなく彼女自身を。


本当はそれぞれともっと交友を深める描写もあるんですが割愛しまくりです。

中でも一緒に住んでる高杉にしてみれば、先生の娘という印象から複雑な心の葛藤を繰り返し、より愛情深いものに変わっていった感じです。



春雨がなぜか夜兎のものになってるのはご容赦ください。
トップはもちろんあの方ですよ←


まだまだ問題だらけ。
でもそろそろ終わらせたい…