先に書いた記事で百物語の話をチラッと書いたので、何と無く気になって調べてみた
Wikipediaって便利ね
では、やり方をば
壱、
新月の夜に数人以上のグループで行う。
場所はそのグループの誰かの家、3間の部屋を用いる(2間でもよい)。
3部屋の配置はL字型になっていると望ましい。
貳、
参加者が集まる部屋は無灯。
その隣の部屋も無灯。
いちばん奥まった部屋に100本の灯心を備えた行灯と、文机の上に鏡を置く。行灯には青い紙を張る。
参加者は青い衣をまとい、帯刀せず入室する。
その他の危険物も部屋からは除去する(魔よけのために刀を飾るという流儀もあったという)。
参、
怪談話を1話かたり終えたら、手探りで隣の部屋を通って行灯のある部屋に行く。
そこで灯心を1本引き抜いて消し、自分の顔を鏡で見、元の部屋にもどる。
その間もグループは話を続けてよい。
肆、
ここで語られる怪談は、現在でいう幽霊や妖怪が登場する怪談話ではなく、いわゆる不思議話・因縁話などでよい。
これを続け、100話目を語り終え、灯心がすべて引き抜かれて真の闇が訪れたときに、なんらかの本物の怪が現れるとされる。
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あれ、私が知ってるのと若干違う
百物語って暗くした部屋に火のついた蝋燭を百本立てて、怖い話を終える度に消すだけじゃなかったっけ?
因みにこれは肝試し・度胸試しの一つで、武家で行われたともいわれており、更に実行する際には九十九話で止めて、朝を待つらしい
これはどうやら「怖い話聞きたさ」故のレクリエーションであるらしく、本当に怪異が起こると困るかららしい
ちょっと面白い
で、これは初期のやり方のようで、江戸末期から私達が知っているようなやり方に変わったという
Wikipediaによると行灯(灯心)の代わりに蝋燭を用い、それを怪談会の行われる部屋の真ん中に設置し、実際に百話をかたる会などが催されるようになった
これが今でもよく知られているやり方だ
偖、本物の怪異があった例として青行燈が現れたというものがある
また百話を語り終えた後、または会の途中に実際に怪異が起こったという記録も書物には残されているとか
それにしても最初の百物語のやり方が想像すると怖すぎる('A`)
2014-1-25 01:04