SS。

捲簾&天蓬。


めずらしいこともあるもんだ。
夜中にシャワーを浴びて、浴室のドアを開けたら上司が居た。
何で居るんだとかどうしたとか尋ねる余裕もなく、元帥はふらついたまま、俺に倒れ込むように、首筋に唇を寄せた。
「まーたトリップ帰りですか?」
しょうがない。半ば夢の中のこいつを風呂に入れて、飯を作ってやろう。
「まってろよ」
俺は額に唇を寄せてやった。