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純潔の恋人へ捧ぐ

マフィアのボスブルーと学生ジョミー♀







いつからか心を占めるのはあなただった――





純潔の恋人へ捧ぐ





「スウェナ!誕生日おめでと!」


ジョミーはピンクの包装紙に包まれた細長い箱を渡した


「ありがとう、ジョミー!開けてもいい?」

うんと頷くとスウェナは丁寧に包みを広げた。そして出て来たプレゼントにスウェナは驚きで目を見開く


「こ、これ…」

「この前欲しいなあって言ってたでしょ?だからプレゼントにって思って」


「だってこれ…カルティエの時計でしょ!?めちゃめちゃ高いじゃない!」


「気にしないで?これでも金持ちなんだから!」


へへっと笑った
スウェナは不安そうに見たがジョミーの笑顔を見るとそれを快く受け取った






放課後、ジョミーは友達に別れを告げるとそのまま繁華街へ向かった



【Shanglira】と金で装飾された如何にも高級そうな建物。この辺りでは有名な五つ星のホテルだ

制服であるにも気にせず当然のようにホテルの中に入っていく


「ジョミー・マーキス・シンです」

「シン様ですね。では3012号室です」


スタッフはカードを渡す。それをポケットに入れるとエレベーターで最上階まで上がって行った






到着のベルが鳴り扉が開くとそこには金髪の青年が立っていた


「お待ちしておりました。ソルジャーがお待ちですよ」


「ありがとう、リオさん」



リオに案内されたのはスイートルーム。そっと扉を開けリオに別れを告げると迷わずに進んで行く




「やあ、ジョミー。待ってたよ」


「こんばんはブルーさん…」


べットルームにあるキングサイズのベットの上にいる男は妖艶な笑みを浮かべた

すっと薔薇の瞳が自分の足下にいる人物に目線を落とす


「さぁお前はもう下がれ」


「え…ッ!?」


「お前では私を満足させられない」


「っでも…!」


「失せろ」


今まで以上に冷たい瞳を向けられブルーの自身を慰めていた女は震え裸であるにも関わらず部屋から出て行った
その一瞬キツい瞳がジョミーを睨み付けていた



ジョミーははぁと溜め息を付くと正面の男を見た



「いつか復讐されますよ」


「仕方ないよ。彼女は君のように上手くないのだから」



ブルーはふふと笑った






彼は自分にとって憎むべき存在でもあり愛する人でもあるのだ

ちょっちストップ


テスト期間に入りましたので更新は停止致します。もしかしたらDiaryだけは時折更新するかもしれませんが14日までは小説など更新致しません。
途中作品などありますがテスト終了次第完成させたいと思います!

ちなみに裏で書こうか表で連載しようか迷ってる作品







目の前にいるのは自分

同じ顔、声、瞳


一つ違うモノ それは色


馴染みの正装は黒いマントで襟には金の装飾


消えろ―――


するともう一人の自分は黒く笑った






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