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養生気功アドバイザー養成講座《四日目》2

【養生気功アドバイザー養成講座《四日目》2】

?、気の訓練/顔と頭からの洗い流し


2、頭からの洗い流し

?
 1と同じように〔気の泡〕を作ります。

?
 その〔気の泡〕を持ち上げ、額に押し当てます。
 額の皮膚から頭の中(前頭部)に染みこんでくる感覚を味わいましょう。

?
 前頭部の感覚が出てきたら、泡を手で揉むようにしながら、手の誘導で〔気の泡〕をゆっくりと側頭部から後頭部に回し、同じルートで前頭部に戻して来ます。

?
 次に、頭頂部から後頭部、ぼんのくぼと揉んで行き、、同じルートで戻して来ます。

?
 最後は、横と上の間を通るように、それぞれに斜めに上げていき、ぼんのくぼまで揉んでいって戻して来ます。

?
 あとは頭皮、頭髪をシャンプーでもするような感じで自由に揉みましょう。
 しばらくすると掌の向いた、頭の中(脳の中)に、ツーンとするような、チリチリするような別の感覚が出てきますので、その感覚を色んなところに動かしていくようにして、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉など脳全体を洗います。


?
 しばらく脳を洗った後、顔から洗い流した時と同じように、額の上の方で指先を向かい合わせにして肘を張り、掌を額に向けます。

?
 手を誘導に用いて、頭の中の感覚をぼんのくぼから後ろ首に降ろし、肩あたりで広がりながら、背中、腰、お尻と垂れ落としていき、後ろ側で外に流れ落ちるようにし、掌を上に向けて太ももの上に乗せます。
 後頭部、背中、腰などうしろがわの身体の中の感覚を体感しましょう。
 

?
 腕の外側から体の後ろ側の皮膚の感覚が薄れてきて、後ろ側の空気との一体感を体感してから両手を擦り合わせ、顔や頭をマッサージして終わりましょう。

養生気功アドバイザー養成講座《四日目》1

【養生気功アドバイザー養成講座《四日目》1】

練習内容

・養生気功フルヴァージョン(説明済み)

・顔と頭からの洗い流し/体内のデトックス/空の体幹

・気のボール遊び

・菩薩静功(説明済み)



?、気の訓練/顔と頭からの洗い流し


 この〔顔と頭からの洗い流し〕は、体内貫気の一種で、貫気法の練習は二点間の往復で練習する訳ですが、それを応用し、上から下への一方通行にすることによって、体内の緊張や不快感などを洗い流し、体内を空的な心地よさで満たしていくという具合に、この〔顔と頭からの洗い流し〕は実際的な癒やしや症状緩和の技として用いることが出来るんですね。


1、顔からの洗い流し

《準備》
 二つ折りにした座布団に坐を組んで座りましょう。
*坐が組めない人はイスに座って頂いても構いません。


《実習》

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 昇降開合や拉気(ラーチー)などで気のボールを作り、それを気の泡と見なします。
 

?
 その〔気の泡〕を持ち上げ、手根部を近づけ、指先を上に向けながら花が咲くように開き、その両手の中の気の泡に顎から頬を浸すようにします。
 掌の感覚が顎、口の周り、頬へと伝わって来て、その感覚を味わっていると、感覚が顔の中に染みこんできます。
 やがて、両手で持った気の泡の中に顔の下半分が溶けて無くなっているような感覚になってきます。


?
 気の泡の外側を撫でるようにしながら両手を前に回し、掌を正面から顎から口に向けます。


?
 そのまま手を目の前まで上げていき、掌が目の前に来たら、肘を広げ、指先を向かい合わせにしながら額の前まで上げていきます。
 感覚が顔に移ってきて、額の皮膚いっぱいの感覚からこめかみ、瞼と下に広がり、更に頬骨の下あたりまで降りて来て、顔の中に染みこんできます。


?
 次に、掌と指で泡を揉むようにしながら、掌から顔の中に染みこんだ気の泡全体を使って顔を洗います。
 本当に泡で洗っているようにして、皮膚表面から皮膚の奥まで自由に洗って下さい。

?
 しばらく顔を洗ったら、額の上あたりで指を向かい合わせ、肘を張ります。
 掌は顔に(額)に向け、額の中の気の泡を感じておきましょう。


?
 手を誘導に用いながら、気の泡を目の中へ、頬の中へ、口元から顎へと降ろし、顎の下の空間を通って鎖骨から胸の中に入り、胸の中を洗いながら降ろして行きます。
 両胸からみぞおち、上腹部と降ろし、手が臍のあたりに来たら、掌を下に向けながら降ろしていき、骨盤内まで降りてきた気の泡を前下に洗い流していくように、掌で押し出して行くように前に降ろしたら、掌を上に向け、坐を組んだ膝の上に乗せ、顔から胸を開くような感じで体内の感覚を体感しましょう。
*イスに座っている人は、なるべく股を開き、太ももの上に乗せて下さいね。


 この〔顔からの洗い流し〕の最後の感覚が、〔癒〕という字の元の意味である「丸木舟を作る」という意味を体現かしたような感じになるんですね。
 くり抜かれた体の中の前側の気の感覚と、体の前の外の大きな気の感覚とが溶け合っている心地よい感覚を充分に味わって下さいね。

*終わるときは、両手を擦り合わせ、顔や頭をマッサージして終わりましょう。


2、頭からの洗い流し

(つづく)


#健康 #自律神経 #免疫力 #癒やし #リラックス #脱力 #気功 #養生 #呼吸法

●気功の学校〜基礎から応用までを学ぶワークショップ
*第二第四土曜午後1時半〜3時半
*名古屋市市政資料館(市役所東、ウイル愛知の北隣)
*体験→二千円
*参加費(会員)→参加のたびに五枚五千円のチケット一枚
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養生気功アドバイザー養成講座《三日目》4

【養生気功アドバイザー養成講座《三日目》4】


?、気の訓練/胴体貫気、体幹貫気/小周天、胴体周天


6、小周天、胴体周天

 いよいよ最後の小周天、胴体周天の練習に入ります。

*エアーエレベーターの練習に引き続いて行なった方が練習し易いと思います。

?
 尾骨から後頭部に上げてきた気の感覚を頭頂部や脳を通して額側に回し、口のあたりまで垂れ落とすようにしてから下腹部に吐き降ろし、その降りてきた気の感覚を坐骨の間から肛門、尾骨と回し、最初に戻して何度も繰り返しましょう。

*細長い楕円形の時計があるとすれば(9時側が体の前、3時側が後ろとして)、長針の指す数字が5あたりから2、1あたりまで吸い上げ、11から10くらいまでは惰性で回し、10を越えたあたりから7くらいまで吐き降ろし、それを惰性で5あたりに回してから吸い上げていくという具合にして下さい。
 12や6のところで呼吸が替わるわけではありません。
 楕円形の山を越える時と谷を渡る時は惰性で回していくんですね。

*始めは気のボールを使うような感じで手を動かし、しばらくしたら呼吸と気の感覚だけで回してみましょう。


?
 ?の小周天に続いて、今度は背中まで吸い上げた気の感覚を、A(胸板の上の方)に回し、B、C、Dと吐き降ろし、それを尾骨に回して何度も繰り返します。

 これを胴体周天と呼びます。


 更に、練丹という取り組みがあるんですが、それはまたの機会にします。 

養生気功アドバイザー養成講座《三日目》3

【養生気功アドバイザー養成講座《三日目》3】


?、気の訓練/胴体貫気、体幹貫気/小周天、胴体周天


5、エアーエレベーター

 気功を学び深めていくための手順である緩感貫採練(かんかんかんさいれん)、即ち、放鬆、意守、貫気、採気、練丹の中で、これまで、放鬆であるふぁんそんテクニックと、意守である気功流手当てから体感ワープまでを練習してきましたが、ここからが本当の意味での気功(気の訓練)に入っていきます。

 その最初が貫気(二点間で気を巡らせる練習)であるエアーエレベーターです。
 何故にこんな名前を付けたかは、実習の中で体感して頂ければと思います。


《実習》

?
 まず、気のボールを作り、D(下腹部)に当て、皮膚から皮下の感覚、気のボールの半分程度が体内に染みこんでいる感覚を体感しましょう。

?
 次に、息を吸いながら気のボールをA(胸板の上の方)まで上げ、息を吐きながらDに降ろし、これを繰り返しましょう。

*気のボールが何処を通っているのか、何処を通しているのかが体感として判るように、気持ちを気のボール、特に体内に染みこんでいる気のボールから離さないようにして下さい。

*何度も繰り返していると、A、B(両胸の間)、C(上腹部)、Dのそれぞれの感覚が繋がってきて、掌から体内の感覚を合わせて一つの円柱のような感覚になってきます。
 その円柱、空気で出来た円柱の中を気の感覚がエレベーターのように上下しているんですね。
 これが〔エアーエレベーター〕です。

?
 AからDまでのエアーエレベーターの感覚が出てきたら、それに引き続いて、今度は息を吸い上げていく時、額辺りまで上げ、額と下腹部の間で気の感覚を上下させてみましょう。

*空気の円柱が伸びて、その円柱の中に顔が入っているということになります。

?
 ?の感覚が出てきたら、次は、Dまで吐き降ろした気の感覚をもう少し体の中(坐骨の間あたり)に入れ、そこから垂直に頭頂部の骨に突き当たるまで上げ、そこから坐骨の間に向かって垂直に降ろし、体の中心軸で気の感覚を上げ下げしてみて下さい。

*気の感覚にはバリアがありませんので、?の感覚と重なり合っても構いませんからね、というより、かなりの部分は重なり合っていますから、厳密に壁を作らないで下さいね。

?
 最後は、坐骨の間に降りてきた気の感覚を肛門から尾骨あたりに持って行って、後頭部まで吸い上げ、尾骨に吐き降ろし、これを繰り返しましょう。

*背中と後頭部の間、即ち、首の後ろの空間もそのまままっすぐに上げて行って下さいね。

*後ろ側には気のボールを当てていませんから、後ろの空気感覚は感じられないかも知れませんが、皮膚感覚、皮下の感覚を大事にしていけば良いと思います。

?
 三つのルートでのエアーエレベーターの練習をした後、最も感覚の弱かったルートを練習し、最後に下腹の中(坐骨の間の上)に気の感覚を留め、しばらく体感してから終わりましょう。

 いよいよ最後の小周天、胴体周天の練習に入ります。

(つづく)

養生気功アドバイザー養成講座《三日目》2

【養生気功アドバイザー養成講座《三日目》2】


?、気の訓練/胴体貫気、体幹貫気/小周天、胴体周天


3、気のボール当て


?
 気のボールを作ります。


?
 気のボールをAに当て、感覚を気のボールが当てられているところの皮膚から皮下に持って行きます。
*〔ふぁんそん流手当て〕と同じ要領です。
 皮下の感覚が出て来ると、当てた気のボールの三分の一から二分の一が体内に入った感覚になり、皮膚という外と中を隔てているバリアが消えていきますので、その感覚が出るまで待ちましょう。


?
 B〜Dまでも同じようにして感覚を味わって下さい。

 この〔気のボール当て〕では、外と中との一体感を体感することを大事にしましょう。
 皮膚のバリアが消えていくという感覚によって、〔ふぁんそんの広がり〕から〔空の体感〕へという気功的な心地よさが体感できるようになってきますからね。


4、体感ワープ


 これまでの〔気功流手当て〕から〔気のボール当て〕は、気持ち(意念)を1カ所に留めて体感していく練習でしたが、この〔体感ワープ〕は、気持ちを2カ所の間で行ったり来たりさせて、思ったところで感覚を再現させていく練習になります。


?
 どちらかの掌をAに当て、反対の掌をDに当て、それぞれに皮下の感覚を体感します。


?
 次に、息を吸い終わるあたりからAの感覚を味わい、息を吐き終わるあたりからDの感覚を味わいます。
 呼吸に合わせて気持ちをAとDでワープさせる訳です。
 気を動かす訳ではありませんので、AとDの間の感覚は必要ありませんからね。

?
 ?が味わえるようになったら、〔ふぁんそん流手当て〕のように、それぞれの掌を10?ほど離した状態で感覚をワープさせてみて下さい。


?
 ?が味わえたら、次は手を降ろし、呼吸に合わせて感覚だけをワープさせてみましょう。


*この体感ワープは、例えば、掌と胸板(皮下/胸の中)とか、足の裏と下腹など、自分で二点を決めれば練習できますので、体のどこに気持ちを持って行っても感覚が再現出来るように練習してみて下さい。
*手の届かない腰背部などは、誰かに手を当ててもらって練習すると良いですね。


5、エアーエレベーター

(つづく)
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