【養生気功アドバイザー養成講座《四日目》1】
練習内容
・養生気功フルヴァージョン(説明済み)
・顔と頭からの洗い流し/体内のデトックス/空の体幹
・気のボール遊び
・菩薩静功(説明済み)
?、気の訓練/顔と頭からの洗い流し
この〔顔と頭からの洗い流し〕は、体内貫気の一種で、貫気法の練習は二点間の往復で練習する訳ですが、それを応用し、上から下への一方通行にすることによって、体内の緊張や不快感などを洗い流し、体内を空的な心地よさで満たしていくという具合に、この〔顔と頭からの洗い流し〕は実際的な癒やしや症状緩和の技として用いることが出来るんですね。
1、顔からの洗い流し
《準備》
二つ折りにした座布団に坐を組んで座りましょう。
*坐が組めない人はイスに座って頂いても構いません。
《実習》
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昇降開合や拉気(ラーチー)などで気のボールを作り、それを気の泡と見なします。
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その〔気の泡〕を持ち上げ、手根部を近づけ、指先を上に向けながら花が咲くように開き、その両手の中の気の泡に顎から頬を浸すようにします。
掌の感覚が顎、口の周り、頬へと伝わって来て、その感覚を味わっていると、感覚が顔の中に染みこんできます。
やがて、両手で持った気の泡の中に顔の下半分が溶けて無くなっているような感覚になってきます。
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気の泡の外側を撫でるようにしながら両手を前に回し、掌を正面から顎から口に向けます。
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そのまま手を目の前まで上げていき、掌が目の前に来たら、肘を広げ、指先を向かい合わせにしながら額の前まで上げていきます。
感覚が顔に移ってきて、額の皮膚いっぱいの感覚からこめかみ、瞼と下に広がり、更に頬骨の下あたりまで降りて来て、顔の中に染みこんできます。
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次に、掌と指で泡を揉むようにしながら、掌から顔の中に染みこんだ気の泡全体を使って顔を洗います。
本当に泡で洗っているようにして、皮膚表面から皮膚の奥まで自由に洗って下さい。
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しばらく顔を洗ったら、額の上あたりで指を向かい合わせ、肘を張ります。
掌は顔に(額)に向け、額の中の気の泡を感じておきましょう。
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手を誘導に用いながら、気の泡を目の中へ、頬の中へ、口元から顎へと降ろし、顎の下の空間を通って鎖骨から胸の中に入り、胸の中を洗いながら降ろして行きます。
両胸からみぞおち、上腹部と降ろし、手が臍のあたりに来たら、掌を下に向けながら降ろしていき、骨盤内まで降りてきた気の泡を前下に洗い流していくように、掌で押し出して行くように前に降ろしたら、掌を上に向け、坐を組んだ膝の上に乗せ、顔から胸を開くような感じで体内の感覚を体感しましょう。
*イスに座っている人は、なるべく股を開き、太ももの上に乗せて下さいね。
この〔顔からの洗い流し〕の最後の感覚が、〔癒〕という字の元の意味である「丸木舟を作る」という意味を体現かしたような感じになるんですね。
くり抜かれた体の中の前側の気の感覚と、体の前の外の大きな気の感覚とが溶け合っている心地よい感覚を充分に味わって下さいね。
*終わるときは、両手を擦り合わせ、顔や頭をマッサージして終わりましょう。
2、頭からの洗い流し
(つづく)
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