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養生気功アドバイザー養成講座《一日目》・2

【養生気功アドバイザー養成講座《一日目》・2】

?、養生気功フルヴァージョン

2、鳥の舞

 1の〔昇降開合〕に引き続いて行ないます。

?
 昇降開合と同じように呼吸に併せた上体の上下の動きに併せ、昇降開合の?と同じような感じで両手を前から頭上に挙げていき、その手を左右に開きながら息を吐き、掌を外に向けた形で横から降ろし、数回続けます。

?
 ?の後、骨盤を左に捻りながら左手を前から挙げていき、後ろから降ろしながら骨盤を正面に戻し、左右交互に繰り返します。

?
 骨盤の動きはそのままに、両手を?の動きに替え(前後に開きながら降ろす感じで)左右交互に数回繰り返します。

?
 正面を向いたまま、両手を後ろ気味に横から挙げて前から降ろし、数回繰り返します。

3、気のボール遊び

(つづく)

養生気功アドバイザー養成講座《一日目》

【養生気功アドバイザー養成講座《一日目》】

練習内容
・養生気功フルヴァージョン(毎回)
・象の鼻呼吸(掌呼吸)
・ふぁんそんテクニックから〔すわり金魚〕
・菩薩静功(毎回)


?、養生気功フルヴァージョン

 養生気功フルヴァージョンは、次の六つの内容によって構成されています。

1、昇降開合
2、鳥の舞4種
3、気のボール遊び4種
4、馬歩雲手(マープーユィンショウ)
5、三円式タントウ功
6、採気法4種
の六つです。

《準備》

 両足を肩幅よりやや広めに開いて立ち、少し腰を落として肩の力を抜き、両腕を垂らして構えます。 

1、昇降開合

?
 ゆっくり息を吐きながら両手を前に回した後、息を吸いながら足の裏で床を舌に押し、上体が上がるのに合わせ、掌を下に向けて指を垂らした両手を軽く伸ばしたまま胸から首辺りまで挙げていきます。

?
 次に、息を吐きながら膝と肩の力を抜き、腰が降りるのに合わせて両手を下腹の高さ辺りまで降ろします。

?
 続いて、息を吸いながら足の裏で床を押し、掌が向かい合うようにしながら、胸板から広がるように両手を左右に広げて行きます。

?
 最後に、息を吐きながら膝と肩の力を抜いて、腰を降ろしながら両手を下腹の前に近づけてから?に戻って〔昇降開合〕を数回繰り返します。



2、鳥の舞

(つづく)

気は流れるもの

【体の動きは気を流すためのヘルパーだ】

(一)

 気は曲線的なしなやかさで流れ、滞りがない、滞らせてはいけないのだ。
 気功の動きは、この〔気の流れ〕を誘導するためのヘルパーである。
 気の流れが主役であって、体の動きはヘルパーなのだ。
 しかし、気功をしていると言われている人たちの気功の多くは、このヘルパーが主役になっているように感じる。
 気の流れは曲線的であるというのは直線がないという意味ではない。
 曲がり角がないという意味だ。
 高速道路や電車の線路には直角の角は無い。
 あれば渋滞するか脱線するかだ。
 従って、体の動きはヘルパーなのだから、角のない曲線的な気の流れをヘルプするようにしなければならないのだ。


(二)

 具体的な話をしよう。
 例えば、掌を下に向けた状態から前に向ける動きの場合、つまり、手首を90度反らせる動きの場合を考えてみる。
 例え手首だけをゆっくり反らせたとしても、それはヘルパーだけの動きで、気の流れをヘルプしては居ない。
 では、どうするのか。
 前腕(肘から先)を手根部からゆっくり前に押し出しながら、その動きに併せて手首が反っていくようにするのだ。
 手首が前に動く距離と、手首が反っていく速さが対応しているのだ。
 手首が前に進むから手首が反って掌が前を向いていき、手首が戻ってくるから手首がまっすぐになり掌が下を向いてくるのだ。
 この手首の前後の動きと、手首の角度をつけていく動きが完全に一体になり、何処にも角がない、つまり、速さの緩急がない状態にして行くことで、気の流れを助けるヘルパーとしての体の動きになるのだ。
 そして、それは、肘も肩も、胸鎖関節も大胸筋も、股関節も膝関節も、つまり、角になりやすいところの動きは、全てこの手首の動きと同様に考え練習しなければならないのだ。
 そこを疎かにしていては気功的な動きにはならないだろう。
 それが、気功の三要素である〔調身、調心、調息〕の中の〔調身〕の意味なのだ。

第四章 1、海亀呼吸(つづき)

第四章 1、海亀呼吸(つづき)


●呼吸について

 私たちは、呼吸と言うと、「鼻から吸って口から吐いて」のような呼吸を想像します。
 しかし、それは外呼吸と言って、外から血液中に酸素を採り入れ、血液中の炭酸ガスを外に追いだす作業のことを指しているのであって、本源的な生命活動の為の呼吸ではありません。
 血液中の酸素を採り入れ、命を燃やすエネルギーを作り、そこで出て来た廃棄物である炭酸ガスを血液中に捨てていく作業をしている全身の細胞たちの呼吸こそが本源的な呼吸であって、これを内呼吸と呼んでいます。
 酸素は細胞たちが何かを燃やすための触媒のようなものなのです。
 その燃やすものが何かと言えば、それは糖質です。
 酸素は糖と結びついて爆発を起こし、炭酸ガスと水に分解されます。
 その出て来た廃棄物である炭酸ガスと水を血液中に廃棄して、細胞による内呼吸は完成するんです。
 細胞内でこの呼吸を担当しているのがミトコンドリアで、細胞内に糖を取りいれる役割を果たしているのがインシュリンです。
 インシュリンの分泌はアドレナリンと拮抗的なので、自律神経が交感神経優位の時には分泌できません。
 自律神経を副交感神経優位にすることが必要なのです。
 そして、副交感神経優位になれば、全身の毛細血管までが広がりますから、酸素を含んだ血液が全身の細胞に行き渡るのです。
 その副交感神経優位に導く呼吸が息をゆっくり吐く腹式呼吸で、この〔海亀呼吸〕は、腹式呼吸を簡単に行なう呼吸法で、全身の細胞立ちに酸素を届け、糖代謝を促し、命の火を燃やし、基礎代謝量を上げることで免疫力を高めるという優れた役割を持っています。
 生命活動の本源的な呼吸である細胞たちの呼吸、即ち、内呼吸に特化した〔海亀呼吸〕は、副交感神経優位、インシュリンの分泌、糖代謝、基礎代謝、免疫力など、健康のバロメーターとも言えるキーワードを網羅した呼吸法なのです。

●〔海亀呼吸〕の特徴

(つづく)
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