もはやタイトルの数字がわけわかめ(笑)。
「バレンタイン2.5」の、続きです。
2.5の後の、お風呂いちゃいちゃ。
これでバレンタイン終わりです〜。
長々お付き合いくださいまして、ありがとうございました!
ホワイトデーは今のところノープランです。
ネタが降りてくるといいなあ。
※原作とは一切関係ない妄想文です。
【after ...】
キスをして、抱き合って、二人で絶頂を迎えたあと。
森永が、宗一と繋がったままで「大好き」と真っ赤な耳元で囁くと、潤んだ目で睨まれた。
あまりの可愛さに、感極まって達したばかりの宗一にもう一度挑んでさすがに抵抗され、渋々繋がりを解く。
「朝までくっついてたい……だめ?」
森永は、名残惜しく裸の背を引き寄せて、宗一に甘えてみた。
吐き出された残滓もそのままに、くったりと力を抜いた宗一の体は、 森永に寄り添って、息を整えている。
やがて重い体を引きずるように上半身を起こした。
「……風呂、入る」
「えっ、じゃあ一緒に……」
「い・や・だ」
条件反射のような、拒絶の言葉。森永がじとっと宗一を見る。
「好きにしていいって言ったくせに……」
「お、終わったんだからもういいだろっ」
「へー。先輩は、自分が満足したら相手のことなんかどうでもいいんですね。体だけなのは先輩の方じゃないか」
「なんだと!?」
「だってそうでしょっ。自分から誘ったくせに、終わったからもういいって、勝手すぎです!」
「うるさいっ、お前と風呂なんか入ったら、また疲れる羽目になるだろう!」
「分かりました、何もしなきゃいいんでしょ。先輩、今日結構感じてたし、多分つらいとおも……わ!」
よろけた宗一の体を支えようとして、森永は振り払われた。
「か、感じてなんかないっ!」
「……先輩、真っ赤ですよ。説得力ゼロ」
「さわんなっ……」
恥ずかしがって、こんな風に拒絶したり暴言を吐いたり。森永はそういう宗一も好きだけれど、いい加減に素直になって欲しかった。
さっきはあんなに素直だったのにな。正気に戻ったらいつもの先輩に逆戻りだ。
そう思って、森永は悲しくなる。
「……いいですよ。じゃあお風呂入って来てください。俺、自分の部屋で寝ますから」
何か言いたそうな宗一を置いて、森永は服を拾って宗一の部屋を出た。
「せっかく、甘かったのに……」
リビングの扉を開けようとして、宗一の部屋を振り返る。
宗一は、部屋の入り口で森永を見ていた。眉間にしわを寄せて、ぎゅっと唇と拳を結んで、頬を染めて。
照れて、気まずい時の彼の表情。
そのまま、しばらく見つめ合ったが、宗一は動かない。
ふと、森永は手を伸ばしてみた。
それをきっかけにしたのか、宗一が動いた。
恥ずかしくて仕方ない。でも、森永の悲しい顔は見たくない。
森永の腕に抱かれるようにして、宗一は浴室へ入った。
ぴちゃん。
滴が落ちる音だけがする。
森永の腕の中で宗一が微睡んでいる。宗一の指に自分の指を絡ませて、森永は満足そうに笑った。
「……何、笑ってんだ」
「あっ。俺、声出ちゃってた?」
「なんだ、これ」
絡んだ指を持ち上げて、宗一が不機嫌そうに森永を振り返る。
「恋人つなぎですよ〜」
「……ちっ、にやにやしやがって……。気持ち悪いんだよ」
ぷい、と前を向いた宗一は、それでも繋いだ指も森永にもたれた体もそのままだ。
森永の笑顔は止まらない。
「先輩、朝まで……ううん、ずっとくっついてようね。先輩が、いつでも満たされるように」
「わけわかんねえ。てか馬鹿なことばっか言ってんじゃねえよ」
「馬鹿ですよ。俺は先輩バカなの」
舌打ちの音がすると、指にぎりぎりと力が加わった。
「い、痛いですって〜」
「もう出る!」
「先輩、恥ずかしがらなくても〜」
脱衣所で暴れる宗一をバスタオルでくるんで拘束し、キスで黙らせた。
「ん、んっ……」
ちゅぅ、と吸い上げる音に頬を染めた宗一の、愛しい唇が「寝るか」と言って。
森永は、朝まで宗一とくっついたまま眠った。
end.
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結局お風呂でいちゃいちゃさせてしまいました(笑)。
ほのぼの……か?
とりあえずデレ兄さん継続でした。
ところで、シェアハウスのお風呂は追い炊き機能付きかしら〜 ←どうでもいいことが気になります。
前回「バレンタイン2.5」をお読みくださった皆さま、コメントをお寄せくださった皆さま。
ありがとうございました。
自分じゃもう、目が滑ってちゃんと読めなくて、読んでいただけただけでありがたいです。
2011-2-26 00:23
素晴らしすぎます!!!描写がステキです。絵が浮かびますー!!
エロもただエロいんじゃなくて色気があって大人っぽいですね(●´∀`●)
最後にドアの前で何も言えずに見つめる兄さんにやられました。他の作品も読ませていただきます!ステキな作品を読ませていただいてありがとうございます!!!
兄さんが、兄さんが…!可愛すぎる!はぁ〜萌え補充♪続きも楽しみです!
なんて、なんて愛らしい兄さんなのでしょう・・・。
エチというより「戯れる」という感じが、なんだか奥ゆかしくて好きです。
部屋の入り口で差し出された森永君の手に反応する兄さんに、めちゃめちゃ萌えました〜。
ありがとうございました♪ほんとに素敵でした!!
いらっしゃいませ♪
一気に!わあ〜、こちらこそありがとうございました。計画性とかなくて書いたので、まとまりなくてすみません……。エロは難しいですね。
兄さんの意地っ張りもやり過ぎると森永くんがかわいそうになっちゃって(笑)、つい甘くしちゃいます。
また遊びに来てくださいませ♪ありがとうございました〜。
いらっしゃいませ♪
そんなに褒めてもなんにも出ませんっ(照)。兄さんは可愛いので、ぜひいっぱい叫んでください〜。
続きはホワイトデー近辺に書きますね〜。
ありがとうございました!
いらっしゃいませ♪
このくらい、ちょっとエロが香るくらいがいいかなあと思ってます(^^)
手を差し出したところは、兄さんが拒否したら森永くんが拗ねちゃう!と頑張ってもらいました。
ありがとうございました〜!
きゃあ〜(_≧Д≦)ノ彡☆バンバン
お風呂でいちゃいちゃ、たまらんです!
一緒にお風呂に入りながら恋人つなぎとか!ああ、萌え死ぬかと思った・・・。
そして、ホワイトデーに続編が!?
いやん、楽しみ〜。
これからもいちゃでえりょでラブなSS書いてくださいね♪
ありがとうございました。
続きもほのかにえりょいですね〜。
がっつりだけがえりょではないですねえ。
お風呂でいちゃもいいです。朝までくっついて森永君は我慢できたのだろうか。そこらへんもよんでみたいな〜と。(ひとりごとです)
いらっしゃいませ♪
べるさんのリクエスト(?)にお答えし?(笑)お風呂いちゃいちゃさせてみました〜。短くてすみません……
ホワイトデー、今のところえりょはないんですが、まあ兄さん次第ということで。
ありがとうございました!
いらっしゃいませ♪
ほのかに香りました〜?(^^)よかったです!
ウチの森永くんには我慢をしてもらうこと、多々です……(笑)。可哀想萌えなんですね、きっと。
かといって今の連載の可哀想は萌えと言い切れないのですが。兄さんの愛情があってこその可哀想萌えです。
コメントありがとうございました♪